長期間の旅行になると、小さな子を連れた旅は大変です。替えを多く持ち歩かなくてはなりません。大人だけの旅行と比べて、携行する荷物は人数比でみてかなり多くなります。頻繁に衣類を交換しなくてはならないので枚数が多くなるのと、子供の体調を良好な状態で維持するために、気候の変動に備え、暑いときの衣類、寒いときの衣類、雨が降ったときの衣類、、、などと持ちあるかなくてはなりません。
車で行ける旅行ならばこの問題も解決できるのですが、車で行けないときや海外旅行では厄介な問題となります。宿泊先や旅先にコインランドリーがあれば、替えを多く用意する必要はなくうれしいのですが、コインランドリーのないホテルが大多数です。ホテル滞在を連泊にして、ホテルのランドリーに出すことも考えられます。
多くのホテルを泊まり歩きたい私は、ホテルを決めるときに「コインランドリーの有無」は考慮に入れます。少なくても3日に1回は洗濯ができれば、持ち歩く衣類は格段に減らすことができます。しかし、なかなかそう理想的にはいきません。そこで、洗剤を持ち歩いて、浴室で洗濯をすることになります。
肌に触れる下着は衛生的でありたい。毎日新しい物に替えたい。下着でなくても汗の臭いを発するようになった物を着るのは他人に不快な思いをさせる。衣類は乾きやすく、自分で手洗いできる物を持って行きます。洗剤で洗った洗濯物をきつく絞り(私の力ではそれほどきつくは絞れないので、この場面は夫の登場です。多く荷物を持ち歩きたくない夫は協力的です)、バスタオルの上に重ならないように並べ、海苔巻きを作る要領で巻いていきます。
それを足で踏んで、衣類の水分をタオルの方に移します。これでかなり乾燥までの時間を短縮できます。そして、持ち歩いている「折りたたみ式の洗濯ハンガー」に掛け、乾燥しやすいところを見つけて吊るします。例えば、換気口の下など空気の動きのあるところに吊るします。ホテルのクローゼットにあるハンガーで取り外せるものはそれも使います(クローゼットの中に洗濯物を吊るしても乾きません。空気の動きがないからです)。
洗濯物の厚さや素材、ホテルの空調によって乾き方がかなり違いますが、場所を選べば、前夜に干した洗濯物が翌朝には、乾いていることが多いですよ。連泊なら、早朝に干して観光に出かけ、夕刻帰ると乾いていることが多いですね。厚手のものは持ち歩かないか、ホテルで「クリーニング」に出すしかないないでしょう。私は持ち歩きません。
大人は旅行グッズを扱うお店で購入した紙でできた「使い捨て下着」を持って行ったり、耐用年数の切れる直前の下着を捨てずに取っておいてそれを持って行って、捨てる(足りなくなれば新しいのを旅先で買う)などいろいろと工夫しましたが、海外では下着や靴下が日本に比べて質が良くなく高いこともあります。
「使い捨て下着」は着心地がよくなく、1回分試しただけでアイデアとして却下(試しに購入したのが1回分でした)。「耐用年数の切れる直前の下着」というのはそれほど集まらないものです。下着や靴下は毎日の洗濯にも関わらず(といっても、同じものが毎日洗濯物にまわるわけではなく、多くて週に1回でしょう)、けっこう長期間持ちます。年に2回程度の長期間の海外旅行にこのアイデアは、向きませんでした。
1回の旅行にかける費用を極力抑えて、なるべく数多く旅行に出かけたい私は、夫の協力を得て、移動日以外は毎日ホテルの浴室で洗濯です。それに慣れたのか、最近では自主的に夫がひとりで洗濯を始めることもあります。乾きが悪いときで、部屋にアイロンがあればアイロンがけをしてくれるときもあります。助かります。「洗濯が君の仕事というわけではないからね。2人の仕事だからね」と言って、黙々とやっています。
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