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 英語の辞書を引こうとするとき、a,b,c,...のアルファベット順を知らないと非常に効率が悪くなります。目的の語を見つけるまでが一苦労です。同じようにタイ語の辞書で、目的の語を見つけようとすると、同様にタイ語の並び順を覚えておく必要があります。

 日本語の辞書は、あ、い、う、え、お、か、き、、、の順に項目が並びます。これは音韻学に基づいています。同じように、タイ語の辞書もほぼ音韻学に基づいて語が並びます。

 まずは「軟口蓋音」です。日本語でも「あ」行の次に音節を構成する子音が軟口蓋音の「か」行が来るのと同じですね。無気音→有気音の順に並び、同じ音価であれば、中子音字→高子音字→低子音字の順に並びます。表は、中子音字を黒字に、高子音字を赤字に、低子音字を青字にしてあります。()内は前の文字と子音字の類別は同じなのですが、古代インド語を音写するときに使われる外来語用文字ということで緑字にしてあります。



 1番めから5番めまでは、軟口蓋音の“ก,ข,ค,ฆ,ง”(コー カイ、コー カイ、コー クワーイ、コー ラカン、ゴー グー)です。復習していきます。

 “”(コー カイ)は、「コーヒー(カーフェー)、“กาแฟ”」で覚えました。第1音節は中子音字+声調無符号+平音節で「中平調」、第2音節は低子音字+声調無符号+平音節で「中平調」です。



 “”(コー カイ)は、タイ版チキンライスの「カオマンガイ、“ข้าวมันไก่”)」で覚えました。第1音節は中子音字+声調符号「マイトー」+平音節で「下降調」、第2音節は低子音字+声調無符号+平音節で「中平調」、第3音節は中子音字+声調符号「マイエーク」+平音節で「低平調」です。







 「カノム、“ขนม“”、お菓子」でも出てきました。



 低子音字の“”(コー クワーイ)はまだだったようなので、「コンドミニアム、“คอนโดมิเนียม”、khoendoominiam」で覚えることにします。長ければ、「コンドー、“คอนโด”、khoendoo」とも言うので、それで覚えるのもいいでしょう。



 「コンドミニアム」とは、日本語で言うところの「マンション」です。英語の“mansion”は「大邸宅」を意味し、分譲形式の中高層の集合住宅を指しません。どこで入れ替わってしまったのでしょうね。

 “”(コー ラカン)は一旦とばしておいて、次は“”(ゴー グー)です。 この子音は、日本語では語の第1音節の子音に使われることは稀で、比較的年齢の高い人が「学校」と言うときに現れます。タイ語など多くの東南アジアの言語では、普通に第1音節の子音に使われます。「欧米人」を意味する「ファラン(ng)、“ฝรั่ง”、farang」の第2音節の末子音で出てきています。



 この話、退屈でしょうが、まだ続きます。次回は、タイ語のアルファベット(「コーカイ」と言います)6番めから11番めまでです。





           (この項 健人のパパ)

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