POWERFUL MOMが行く!
多忙な中でも,美味しい物を食べ歩き,料理を工夫し,旅行を楽しむ私の日常を綴ります。
 





きょう〈2009年3月30日、月曜日)は予定を変更して、「常滑(とこなめ)」にやって来ました。「常滑」は陶磁器で有名な地域で、日本六古窯の一つで、「招き猫」(右手を挙げている猫は「金運」を招き、左手を挙げている猫は「客」を招くとされる)の一大産地でもあります。瀬戸焼(愛知県瀬戸市)、常滑焼(愛知県常滑市)、越前焼(福井県丹生郡越前町) 、信楽焼(滋賀県甲賀市)、丹波立杭焼(兵庫県篠山市今田町立杭)、備前焼(岡山県備前市伊部)の6つの窯を「六古窯」と呼び、中世に始まった生産が現在まで続いています。

 常滑市陶磁器会館にて

(参考) 「名古屋へ」-窯を見に行くのは「瀬戸」なの? 「常滑」なの?

実は、前日(3月29日、日曜日)に同じ六古窯の一つ「瀬戸」に行って「愛知県立陶磁器会館」を見学する予定だったのですが、我が子「健人」が午前中のみの予定の「産業技術記念館」に夢中になってしまい、見学が午後に割り込んでしまいました。渋る健人をなんとか説得して、一応「リニモ 」(磁気浮上式の鉄道で、名古屋市の「藤が丘」駅から豊田市の「八草」駅までを結んでいます)に乗って「陶磁資料館南」駅で降り、徒歩で20分ほどかかる「愛知県陶磁資料館」本館の前までやっては来ました。



しかし、すでに閉館時間(入館終了時間は、午後4時)を過ぎていました。今回の「名古屋」への旅のテーマは、自動車産業と繊維産業と窯業(ようぎょう)。中学の「地理」で名古屋を含む中京地域の特色となる産業です。それを文字面でなく、体験させようというのです。「産業技術記念館」の「繊維機械館」で「繊維産業」(繊維機械がたくさん並んでいて、そこに健人が予想外に熱中していました)を、そして「自動車館」(自動車のオモチャの組み立てができるので、健人はトヨダAA型乗用車と初代プリウスを組み立てました)で「自動車産業」についてはクリアしたことになります。

残るは「窯業」。この3つを1日でこなしてしまって、後は、私のテーマ「食べ歩き」に時間を割きたいと考えていたのですが、見事に失敗。翌日は月曜日なので、多くの公共施設は休館。ここ陶磁資料館も月曜日は休館日。そこで、せっかく来たのだから、瀬戸の他の施設の見学をと考えたのですが、そもそも「愛知県陶磁資料館」は猿投窯(さなげよう)のあった地に建てられたもので、周辺には何もありません。「瀬戸焼」ならば、「名古屋」駅→(JR中央本線)→「大曽根」→(名鉄瀬戸線)→「尾張瀬戸」というアクセス(所要時間40~50分)をすべきでした。

そこで、代案の「常滑」が浮上。「常滑」にある「INAXライブミュージアム」は休日は第3水曜日の月1回のみ。翌日の月曜日でも入館できます。「常滑」は名鉄名古屋本線(「神宮前」駅からは「常滑線」という)で「名鉄名古屋」駅から「常滑」駅へ急行で40分ほどの距離にあります。「INAXライブミュージアム」は常滑駅からさらに徒歩で30分ほどかかるところにあります。



歩くのが嫌だったら、知多バスの常滑線「知多半田駅」行きに乗り(土・日・祝日なら観光循環「とことこバス」で)、「INAXライブミュージアム前」で下車するという方法もありますが、それはもったいない。常滑に行ったら、「やきもの散歩道」を辿らなくてはいけません。「INAXライブミュージアム」へ行くまでが「町ぐるみ美術館」なのです。

ポストの上で猫の郵便屋さんが笑っていたり、



塀の上で小人さんが「おっ、よく来たね。」と挨拶してくれたり、



(主に地中で生活する「ノーム(Gnome)」が私たちを迎えるために、塀に座っていてくれます。手先が器用で知性が高いので、ここ常滑でなにか素晴らしい細工品を作っているのでしょうか。)

川のそばで、河童さんが「沼が池と違うのは、河童がいるからだよ。」と冗談を言ったり、



蛙が銭をくわえて、飛び跳ねていたり、、、



この「三脚蟾蜍(さんきゃくせんじょ)」は、中国の古代神話の中に出てくる月に住むという三本足の蟇蛙(ヒキガエル)です。事務所や店舗の入口に置くと、財運や商売運が上向くと言われています。蛙をなでてあげると、喜んで財を集めてくるのだそうです。不気味な様子にたじろがずに撫でてくればよかったかな。

前振りが長くなってしまったので、「やきもの散歩道」と「INAXライブミュージアム」の詳しい話は、次回に持越しです。

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