POWERFUL MOMが行く!
多忙な中でも,美味しい物を食べ歩き,料理を工夫し,旅行を楽しむ私の日常を綴ります。
 





「名古屋めし」という言葉があります。名古屋で特徴的な食べ物を総称してこう呼ぶようです。例えば、味噌味の「味噌煮込みうどん」、「味噌おでん」、「味噌カツ」、うな重の変形といえる「ひつまぶし」、うどんの麺が平たい「きしめん」、おむすびの具がてんぷらの「天むす」、餡を塗った(挟んだ)トーストの「小倉トースト」、スープスパゲッティがあるのだからこれもあってよい「あんかけスパゲッティ」などです。

名古屋市の東南方向30~40kmほどのところに岡崎市があります。この岡崎市の八丁村(現在の岡崎市八帖町)で作られている赤褐色の辛口味噌が「八丁味噌」です。米麹を用いず大豆のみから作られる(豆麹を使い、2夏以上という長い期間をかけて醸造させる)ので、甘みは少ないが、旨味が多いのだそうです。牛のスジ肉や大根などを「八丁味噌」で煮込んだものを「どて煮」と言うそうです。鍋の周囲に八丁味噌で「どて」を作って焦がしながら煮込むことから、そう呼ばれるようになったと言われています。

名古屋は味噌(八丁味噌)が食文化の中心にあるようですね。名古屋市西区則武新町2-2-19の「安部製菓」では「味噌キャラメル」という商品を作っています。「このキャラメルは、良質の丸大豆を主原料とし、足掛け3年もの間天然熟成させた八丁味噌に、特別仕込の米味噌を加えて調味したカクキューの赤出し八丁味噌を使用しております。また、身体によいと言われる「ごま」が入っておりますので、たいへん香ばしく、コクのある味噌の風味を楽しんでいただけ」るんだそうです。ここまでいくと、????かな。夫は欲しがりそうです。たしかに「変わった土産」ということで面白そうですけどね。



さらに、名古屋人は「餡(あん)」も好みのようです。「豆つながり」ですね。味噌は「大豆(だいず)」で、餡は「小豆(あずき)」で作ります。小倉トーストは、トーストした厚めの食パンに、バターを塗って「小倉餡」を乗せたもののようです。餡は、小豆を煮て砂糖を加えた物ですが、小豆の皮の残り具合で食感も違い、いろいろな名を持っています。漉し餡、潰し餡、粒餡、小倉餡です。

「トーストにバターを塗って、、、」と聞くと、シンガポールの「カヤトースト」を思い出します。カヤトーストは、トーストにバターを塗ったうえに、卵とココナツミルクを暖めて砂糖を加えて作った「カヤ・ペースト」が塗ってあります。妙にこの「小倉トースト」に関心があります。ぜひ食べてみなくっちゃ。



(参考) 「旅の空」-Tiong Bahruの亜坤
(参考) 『私の「美味しい!」』-カヤのお話

小豆といえば、「ぜんざい」があります。ぜんざいは、小豆を砂糖で煮て、その中に餅、白玉団子、栗などを入れたものです。名古屋市中区松原1-4-8にある「加藤珈琲店」にはコーヒーの中に、小豆と白玉団子と栗が入っている「コーヒーぜんざい」というメニューがあるようです。これって、コーヒーなのぜんざいなの? 名古屋の食文化を理解するにはまず食べてみなくちゃね。

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