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 外務省が「海外安全ホームページ」というサイトを開設しています。海外渡航者に向けて、渡航先の情報を提供しています。その提供している情報の一つに危険情報」があります。

 「危険情報」は、渡航・滞在にあたって特に注意が必要と考えられる国・地域に発出される情報で、その国の治安情勢やその他の危険要因を総合的に判断し、それぞれの国・地域に応じた安全対策の目安をお知らせするものです。危険情報では、対象地域ごとに4つのカテゴリーによる安全対策の目安が冒頭に示されます。また、本文中には危険情報を出している地域ごとの詳細な治安情勢や具体的な安全対策などのきめ細かい情報を掲載しています。(同サイトから)

 危険情報の4つのカテゴリーとは、「十分注意してください。」、「渡航の是非を検討してください。」、「渡航の延期をお勧めします。」、「退避を勧告します。渡航は延期してください。」で、後者に行くに従って危険度が高くなっていきます。タイの首都バンコクの危険情報のカテゴリーは、首都バンコク:「十分注意してください。」(継続)(カテゴリー1)でした。タイのほかの地域では、ソンクラー県(ジャナ郡、テーパー郡及びサバヨーイ郡を除く):「渡航の是非を検討してください。」(継続)で、ナラティワート県、ヤラー県、パッタニー県及びソンクラー県の一部(ジャナ郡、テーパー郡及びサバヨーイ郡):「渡航の延期をお勧めします。」(継続)(カテゴリー3)で、タイは安全な国(特に国境付近)とは言えないのです。

 さらにこのサイトは、「スポット情報」も提供しています。

 「スポット情報」とは、特定の国や地域において日本人の安全に関わる重要な事案が生じた際、あるいは生じる可能性がある場合に速報的に出される情報です。その内容は、テロや紛争に関する情報のように日本人の生命に深刻な影響を及ぼすものから、財産的な損害を被る恐れのあるものまで多種多様ですが、いずれも渡航・滞在時の安全対策やトラブル回避の観点から、知っておく必要があると思われる事案について、個々に情報提供することを目的としています。また、情報自体は速報的な性質であっても、対象とする事案は一過性のものは少なく、中には危険情報の内容更新(場合によっては、危険情報のレベルの引き上げ)に繋がるものもあります。(同サイトから)

 「注意喚起」が「渡航情報(スポット)」で出されます。2008年11月28日に「タイのバンコク」について出されました。

タイ:スワンナプーム国際空港及びドンムアン空港並びに同空港周辺地域における「非常事態宣言」発令に伴う注意喚起 (2008/11/28)

1.バンコクのスワンナプーム国際空港では、11月25日以降、市民民主化同盟(PAD)等反政府グループによる大規模集会が行われており、同26日から同空港は航空機の離発着を停止、閉鎖されている状況です。また、ドンムアン空港もPADによる包囲により空港が閉鎖されている状況です。

2.上記の事態を受け、27日午後9時(日本時間午後11時)、ソムチャイ首相はスワンナプーム国際空港及びドンムアン空港並びに同空港周辺地域に限定して「非常事態宣言」を発令しました。これにより同地域では、「外出の禁止」、「集会の禁止」、「報道の検閲」、「交通の規制」、「指定場所への立ち入り禁止」等の措置がとられます。

3.つきましては、タイに渡航・滞在予定の方は、最新の関連情報の入手に努め、十分な安全対策を講じてください。また、滞在中の方は非常事態宣言の内容に留意しつつ、スワンナプーム国際空港及びドンムアン空港並びに同空港周辺地域には近づかず、また、親政府グループの反独裁民主化同盟(UDD)とPADとの衝突の可能性も排除されないことから、首相府等の政府機関や集会、デモ等にも近づかず、不測の事態に巻き込まれないよう引き続き十分注意してください。


 安全な国、日本に暮らしていると、安全が当然のように感じられてしまい、リスクを管理して行動するということを忘れがちになってしまいます。世界を知るために、リスクを管理しながら世界に出て行く、というスタンスで行動していますが、情報に溺れてしまうと家に籠もっているしかありません。情報の取捨選択が難しいところです。個人旅行をしていると、団体旅行と異なり、リスクはすべて自分で負わなくてはなりません。自己責任です。「自由さ」の背後には、「危険」が迫っている?

             (この項 健人のパパ)

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