器考。

3月のお話ですが…倉敷マダムをしてきたときのこと。

お互い一日休暇を取って過ごした日のこと。
基本的に夜ご飯はちゃんと作るのを目標にしているのですが
この日は　なんとなくカレーが食べたくなり
帰り道にインド料理店へ立ち寄った。

おそらく　以前はインド料理のお店ではなかったと思われる造りのお店だったが
インド料理店って　意外にそういうお店が多いような気がする。
というより　もともと何のお店であっても
スパイシーな料理が出てきた瞬間　当然のごとくインド料理店になるからすごいと思う。

こちらのお店、ナンの種類が豊富で
チーズクルチャが好きなわたくしは　チーズナンが食べたい。
夫は普通のナンでよいというので
わたくしは　シンプルなナンがセットになったコースを
夫は　カバブも食べたいというので　チーズナンがセッティングされた
すこしグレードアップしたコースを注文。
ナンを交換すればよいということで。

お水はインディアなポットで。



ただしなぜかスープは　陶製のカップで（笑）



ちょっとイメージが…なんて言いながら
次に運ばれてきたのは　わたくしのターリー。



わたくし　ナンも好きだけれど　カレーにはライスも欲しい。
どちらも食べられるコースはとても嬉しい。

続いて　夫の少し豪華なディッシュが運ばれてくる。



なんだろう　この違和感は…。
ほぼ同じようなメニューなのに　なんだか違う食べ物のように見える。

わたくしのより豪華なはずの夫のオーダーが　なんとなく物足りないのはなぜか。
あとから運ばれてきたチーズナンの載ったお皿のせいではないだろうか。
よく見ると　喫茶店でサンドイッチかなんか載っていそうな
花模様のお皿なのだ…。

わたくしのほうは　ターリー皿なのに　なぜ？
もしかして　足りなくて？…いやお客はわたくしたちだけだ。
置いてあったメニューを確認してみる。
と　メニューの写真も　シンプルコースはターリープレートで
品数の多いほうは　サンドイッチ皿になっている。
もともとそういう設定なんだ…。

きっとチーズナンを載せる関係で
このお皿が具合よかったのだろうけれど
この違和感が最後までぬぐいきれなかった。
お料理は美味しかったから　何も不満はないけれど
そして　自分のオーダーは満足な器だったからいいのだけれど
花柄のサンドイッチ皿（と決めつけて申し訳ない）が　最後まで納得のいかない休日となりました。

器って　やっぱり気分に大きく影響するんです。




（といいつつ　場所が変われば和食器にカレーを　こよなく愛しているのですが）