台北 永康街(ヨンカンチェ)を南に向かって歩いていると、大隠酒食(ターインチウシー)の少し手前のあるお店の前が、なぜか多くの人で賑わっています。
何だろうと思って中を覗いてみると、古びた店のカウンターにはこのおじさんが、実に楽しげにお客さんと談笑しています。
人ごみをかき分けながら中に入っていくと、店の奥に座っていたおばさんがお茶を注いで渡してくれました。
濃い茶色のお茶を飲んでみると、すっぱ甘い!
まるで甘茶を5倍にしたような甘味と独特のフルーティな香りが舌に残り、隣にいた別のおばさんに聞いてみると、これはお茶ではなくプルーンの飲み物だと教えてくれました。
なるほど、プルーンか。
そしてこのおじさんが勧めてくれるレーズンパンを口にすると、これまたうまい!
有機栽培にこだわったというプルーン茶とパンの組み合わせは、おじさんの人柄も合わさって、ちょっと心に染みました。