毎年9月の恒例、カメラの世界的祭典 CliQ2011(旧称PMA)が今年は中止と決まりましたが、その9月を目前に、カメラメーカー各社から続々と意欲的な製品が発表されています。
富士フィルムからはAPSコンパクトのX100に続くマイクロハイエンドの弟分、X10が発表されました。
X100同様、一見クラシカルなレンジファインダー機のようにも見える、渋いデザインですが、そのボディは実に小さい!
カメラの基本を忠実に抑えた構成のまま、グッとコンパクトにまとめたフォルムは、緻密な凝縮感と本物感が漂います。
中身が完全デジタル仕様であろうと、カメラは写す道具であることを、黒で統一されたX10のデザインが寡黙に主張しています。
“プロシューマー”コンパクトデジタルカメラと銘打っている訳ですから、おそらくその価格も“プロシューマー”値段。
本気で使い込んでみたいと思わせるその風貌は、なかなかいい顔しています。