Xperia arc(エクスぺリア アーク)と同時期に発売された、おサイフ、ワンセグ、赤外線通信搭載のフルスペックAndroidスマホ“MEDIAS”を横目に、「やっぱりarcの方がスマートなデザインだから…」とarcを決断・購入した人にとっては、「ちょっと、先に言ってよー!」と嘆きたくなるのが、このXperia acro(エクスぺリア アクロ)の発表。
数あるXperiaシリーズの中で、ここまで日本市場に特化してローカライズした端末は、これまでありませんでした。
ここ一年間におけるAndroidスマートフォンの急激な進化は、かつて世界市場から揶揄されたガラパゴスケータイの様々なフィーチャーさえも飲み込んで、更なるイノベーションを続けています。
考えてみれば、TVも、カメラも、ポータブルミュージックプレーヤーも、ゲーム機も、電子マネーも、そしてもちろん電話/メールも、あらゆる機能を小さな躯体に詰め込んでポケットの中に収め、ひとりひとりが自由に持ち歩くことのできるデバイスなんて、僕が小さい頃、手塚治虫の漫画の中で見た、遥か未来の通信機器でした。
そんな凄い未来が今ここに、普通にあるということに対する実感が、どうしても伴わないのです。