アラフォー世代といえば、デジアナ世代。
昭和から平成へと時代が映り変わる中で、様々なオーディオメディアがアナログからデジタルへと移行していく過程を体感してきました。
レコードからCDへ。
カセットテープからMDへ。
音楽を聴くために、盤上のホコリをきれいに取ってから針を落としたり、次の曲に飛ばすために早送りボタンをガチャっと押し続けたり。
ただカジュアルに音楽を楽しもうにも、そこには儀式と手順と時間が必要とされていました。
そんな時代において、リニアトラッキングアームやオートリバース機構がどれほど先進的な考え方で、音楽ファンをわくわくさせてくれたことか…。(20代の方にはなんのことやら分かりませんでしょうけれど)
原音記録のためのCDメディアだけが残り、その他は全てデジタルデータに集約された今、昔風の名前で言うところのラジカセは、よりコンパクトで賢く、スマートな使い勝手のオーディオコンポ(という言い方も古い!)に生まれ変わりました。
インテリジェントでキレのいい使い勝手のシステムオーディオに相応しく、このNAS-V7M/V5のデザインも見切りの良さが前面に溢れた、魅力的な存在です。