金糸と銀糸が交互に織り合わされたような、精緻なファザード。
去年の7月にオープンしたPRADA 大阪心斎橋店は、PRADA 青山に次いで日本で2番目の広さを誇るPRADAの大型旗艦店。
建築を担当したのは、Roberto Baciocchi(ロベルト・バチョッキ)氏。
近くでその外観を見上げてみると、シルバーとゴールドの隣り合う縦板が、ほんの僅かな角度で交差し合い、絶妙なグラデーションのリズムを刻んでいます。
その緻密な重なりを見ていると、高額紙幣が何枚も入っているような、高級水引の豪華な細工を思わせます。
シンプルかつゴージャス。
そんな相反する要素が見事に融合した、プラダのフラッグシップショップのデザインに、思わず感心してしまいました。