先月末の、おふさ観音の風鈴まつり、境内の様子です。
本堂に向かう参道の上に、縦にも横にもズラッと並べられた風鈴の数々。
透明なガラスの鈴の外側には、様々な絵付けがされていて、ひとつひとつ見ているだけでも楽しいのです。
夏空の下で透き通る美しい姿。
それだけでなんだか涼しげな心地に感じさせてくれるのですが、これはみな風鈴。
本領を発揮してくれるのは、やはりその音色。
フワッと辺りに風が吹き抜ける時です。
風の行方に合わせて、頭上の風鈴が一斉に音を奏で始めます。
一輪だけで“チリン”と鳴る時とは違って、風情も余韻もありませんが、風鈴の音に全身が包まれる感覚は、なかなかどうして、心地いいものでした。