何かに似ているようで、何にも似ていない。
敢えてどういうものかと言えば、実にアップルらしいデザイン、としか言いようのないプロダクト。
サムソンのGearも、LGのG Watch Rも、モトローラのMoto 360も、どこか、これじゃない…感があったのですが、Apple Watchの場合、まるでずっと前からそこにあったかのような、ごく自然な存在感。
円形有機ELディスプレイやフレキシブルディスプレイも使っていないApple Watchのデバイスですが、人との調和が最も意識されたデザインは、どのウェアラブルデバイスよりもエレガント。
3つのコレクション、2つのケースサイズ、コレクションごとに用意された複数のベルトのデザインにより、単なるカラバリに終わらない、多彩なデザインバリエーションが選べます。
最新のデジタルデバイスでありながら、最もファッションの要素が必要とされる、難しい立ち位置の端末ですが、ライフスタイルに合わせてこれほど多岐に選べる楽しさは、他にない重要なポイント。
デビュー予定の来年初頭にはすっかり飽きられてしまうという可能性もあるのは、ファッション時計の宿命ですが、とにかく新しいインターフェースに、早く触れてみたいのです。