池袋のサンシャイン水族館では、ペンギンたちはいつも元気。
一日に三回ほど行われているフィーディングタイムでは、いつも楽しい仕草をみんなに見せてくれます。
そのポイントは「動体視力」。
陸上をヨタヨタと歩く彼らからはちょっと想像がつかないほど、ペンギンの動体視力は優れていて、目標とする餌に対して、どれくらいの早さで視線がついてくるかという実験を見せてくれます。
飼育員のお姉さんが、ペンギンたちの大好物の小魚を手にしながら、その鼻先で素早く左右に手を動かすと、全員が揃って首を左右に振るのです。
小気味よい笛の音に合わせて、ピッ、ピッと手を振りながら徐々にスピードを上げるのですが、クイックな首の動きは一向に衰えません。
しかし、その動体視力に対してというよりも、餌を前にした全員のこの真剣な眼差しが、実は面白いのです。