京都 奥嵯峨。
化野念仏寺(あだしのねんぶつじ)を過ぎ、更に先へ。
このあたりまで来ると、嵯峨野を観光に来た人達の姿もグッとまばら。
この時は京都の紅葉真っ盛りの時期でしたが、観光シーズン真っ只中とは思えないほど、静かな京都がここにありました。
境内へと向かうと、出迎えてくれたのが千二百羅漢。
一般の参拝者の手によって彫られたという羅漢の表情はみな朗らか。
プロの仏師の手による緊張感漂う仏様とは異なり、どのお顔をみても親しみやすい愛嬌があります。
そして山間に広がるゆったりとした時間と静寂が、化野念仏寺独特の空気を醸し出していました。