10万坪とも言われている広大な敷地を有する、京都 妙心寺。
巨大な禅寺の中には48もの塔頭(たっちゅう)があり、その中の一つが退蔵院(たいぞういん)。
昨日は京の町に雪が舞い、本日、日曜の朝から退蔵院へと足を運びました。
山門をくぐり、方丈へ、そして余香苑へと向かうと、陽の庭、陰の庭が向かう合うように佇んでいます。
南側の木立のおかげで日が陰る側にある陽の庭には、昨日の雪がまだ残っていました。
砂紋に沿って残る雪のライン。
大河の流れが白い渦となって、はっきりと目の前に現れ、いつもとは違う冬の枯山水に出会えました。