朝早く、ならまちを散歩していると、元興寺の近くにある料理屋さん“旬彩 ひより”の店先で、こんな景色に出会いました。
お店の看板の横に置いてある大きな水鉢に浮かぶ水連の葉。
そして、鉢の中には白くて淡い小さな魚が数匹、元気に泳ぎ回っています。
何かの稚魚のようにも見えるこの魚、調べてみたらその名も白メダカ。
小さい頃からなじみのあるメダカの仲間に、こんな種類があったとはこれまで知りませんでした。
じっと眺めていると、体の中まで透き通って見えるほど白いその姿がすうっと泳ぐ様子は、なんだか幻想的。
儚(はかな)い印象を残して泳ぐ白メダカが、カラフルな3匹のパックマンに食べられてしまいそうにも見えるこの不思議な景色は、どこかシュールでもありポップでもあります。
町角の小さな発見でした。