先週、元興寺塔跡の路地を過ぎようとした時のこと。
トタンの塀沿いに、ホトトギスが咲いていました。
そういえば、ホトトギスを見かけるのは久しぶりだなぁ…、とゆっくり観察していると、やっぱりこの野草はユニークです。
花一面に散りばめられた独特の斑点模様が、杜鵑(ほととぎす)のお腹の模様に似ているところからその名が付けられたとか。
タムロンのマクロレンズ、SP AF90mmF/2.8 Diでじっくりと花を見ていると、めしべの周囲には、今まで気が付かなかった腺毛状の突起が見られます。
半透明のつぶつぶがめしべを覆うように密集している様子は、ちょっと苦手なビジュアル。
しかし、花びら、めしべ、おしべが6、3、3と幾何学的に配置された構成美は、改めて見入らされてしまうのです。