再び、奈良のあじさい寺 矢田寺から、カタツムリの赤ちゃんです。
この全長7㎜ほどの小さな存在に気が付くまで、カタツムリの一生に思いを馳せるということなど、考えたこともなかったのですが、私たちが自然の中でふと目にするカタツムリの大きさになるまでには、こんなにあどけない姿もあったのです。
透き通るような貝殻を背負って、いかにも生まれたてという雰囲気ですが、ピンと突き出た目だけは大人並みの存在感。
カタツムリ(片つぶり)の名の通り、前方の枝や葉に触れると、片方づつすうっと目が引っ込むところも大人と同じ。
懸命に生きる小さな姿に、見ている僕自身の気持ちを乗せて眺めていました。