2012年第10回開高健ノンフィクション賞受賞作品、
佐々涼子著『エンジェルフライト 国際霊柩送還士』(集英社)を読みました。
この本で初めてエアハース・インターナショナル株式会社の存在を知りました。
「忘れ去られるべき人」たちの人に接するときの限りない温かさ・優しさに、
心がふるえました。
その思いのこもった仕事ぶりに、とても感銘を受けました。
時折、死について触れた本を手に取ります。
メメント・モリというラテン語があります。
藤原新也さんの同名の著書やミスチルの歌で意味をご存知の方もいらっしゃるでしょう。
メメント・モリとは「死を想え」という言葉です。
死を想うことは、生を見つめること。
どう生きるかを問うことだと思います。
「死」は「生」と決してかけ離れたところにあるわけではなくて、
すぐ隣にある(生は死を内包している)ものだから―。
正解というものが決してない、どう生きるかという問い。
これからも問い続けながら、生きていきたいと思います。
【追記】
仕事内容は全く違うけれど、思いました。
どの仕事も、誰かと繋がっている―。
その誰かに喜んで頂けるような、働きができるようになりたいものです。
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