紅露の写真日誌…北の大地・夢空間

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JAZZの季節がやってきた~北海道ジャズ2013 in 小樽

2013-08-14 06:00:00 | 祭り・イベント
8月の9日(金曜)~11日(日曜)の3日間、恒例のジャズフェスティバルが行われました。正式名称は、下記の看板にもありますが「北海道JAZZ 2013 in 小樽」と言います。毎年お盆前半の金曜から日曜日にかけて3日間行われます。昨年までは、小樽運河浅草橋を会場に行われていました。過日7月13日から15日にかけて行われた「浅草橋オールディーズナイト」もそうですが、会場が第3埠頭の旧合同庁舎跡地に変更になりました。観光客が集中する運河付近から、やや離れた場所に移転したこともあって、観客動員数では盛り上がりに欠けたように思われます。

さて、このジャズフェスティバルは10年以上前から続いています。いや正確には、運河埋め立てか、保存か揉めた頃の昭和53年の「小樽運河ポートフェスティバル」が第一回目ということのようです。運河保存運動の一環として生まれたこのフェスティバルは、当時8万人もの観客を呼び込んだと言います(注)。その後、サマーフェスタとか浅草橋ジャズフェスティバルと名称を変え、2009年(平成21年)から現在の「北海道ジャズin小樽」が正式名称になりました。
(注) 藪半店主小川原氏ブログ「もう一人の蕎麦屋親爺の独り言」(1995年1月1日)

今回は初日と二日目に見てきました。普段ジャズはあまり聴きませんが、「Take Five」とか「死刑台のエレベーター」程度は知っています。グレンミラー物語は何度か見たことがありますし、映画でヒットした「スィングガールズ」では、見ていて、聴いていてつい体が動いてしまいます。初日は、小樽商大のメッセンジャーがオープニングを飾ります。


雨の天気予報のせいと、平日の午後4時過ぎということもあって、観客はまばら。


そのうち小雨がぱらついてきました。


最後の曲目演奏時は、かなり強い雨。傘を持っていかなかったため、ずぶぬれ状態になりました。


ご覧のとおり観客は全員引き揚げて、スタッフが懸命に椅子やテーブルを拭いている。

やがて雨も小雨になり、次の出番は…と思っていても、次の奏者が現れない。入り口の門に掲げられている案内板を見ると、本日2番目と3番目の奏者の欄が空白になっている。ん?と思ってスタッフに尋ねると、19時まで休憩ですとのこと。2時間以上も小雨降る中待っていられませんので、引き上げることにしました。会場の周囲に目をやると、アジサイとエゾユリがとてもきれいに咲いております。


2番目と3番目が空欄。う~ん、初日から時間割の不手際が…


雨の中隣家のアジサイがとても綺麗に見えました。


品種はわかりませんが、雨に濡れて一段と綺麗に見えました。


さて二日目は、13時開始ですが、16時頃会場に行ってみました。この日も小雨のぱらつきそうな、あいにくの天気模様です。出入り口に立てかけられている案内板によれば、今日は空欄の時間帯はないようです。16時20分からKBA、17時からKBBと似たような名前が…


案内板の中で☆印の付いたアーティストは、「Audience」という音楽ライブ情報誌(今回聴衆に無料配布されたフリーペーパー)に詳細が載っています。


楽器4名+ヴォーカル1名で構成されたKBA。


あいにくの天候もあって、椅子席の6-7割が空いている。3軒の露店も閑古鳥。


続いて登場したのはKBB、KBとは有名なジャズギタリスト名の頭文字を取ったとの解説がありました。


この方がバンドリーダーで、ジャズ喫茶・ライブハウスの店主とか。


天候に恵まれず、ビールの売れ雪も、消費も進まないようでした。


こちらの女性の飲み物も、一向に減らない。


ショーンコネリー風のいかした中年紳士、黒い帽子の孫?を気遣っていました。


次いで登場したのは、なっき&ブライト札幌というゴスペルを専門とするシンガーたちです。

ゴスペルというと真っ先に思い出すのが、1992年のアメリカ映画「天使にラブソングを」です。主演のウーピーゴールドバーグ率いる聖歌隊が、それまでの厳粛なミサを、一転派手な歌と踊りに変え、町中の人気者になってしまう。ついにはローマ法王の前でコンサートを開くというものでした。


聴衆も手拍子。


年配のご夫婦も高々と両手をあげて…


本日7番目のアーティストは、ヴォーカリーズ2です。午後6時半にもなると、熱い雲のせいでもあるのでしょうが暗くなってきました。気温も下がり、肌寒く、ジャケットを着こむ聴衆が目立ちます。


ミキサー担当者は一人、大忙しで弁当片手で調整中。


大柄なロシア人でしょうか、最前列で撮影に熱中。


サイドに回って、モニターで確認してパチリ。いい写真が撮れたかな?


この曲を最後に、本日の撮影を終わりました。空腹を覚え自宅の戻りました。

この日二日目、市会議員の安斉氏がスタッフボランティアとして、チラシの配布、飲み物の後片付け等に精を出しておられました。市議会活動のレポートにとどまらず、各種ボランティア活動に従事し、小樽市活性化関係の各種団体に顔を出し活動している様子に接する都度、頭の下がる思いです。

三日目は割と好天に恵まれたようですが、この日は孫たちと海水浴を楽しみ、ジャズフェスティバルには行きませんでした。今年のフェスティバルは、天候に恵まれなかったこと、会場が観光客の多い運河から、幾分離れた海側に移転したことなどから、今一つ盛り上がりに欠けたような気がしました。最後に数年前の浅草橋で行われた時の様子を紹介して終わります。


通りがかりの観光客も聴き入り、立錐の余地がないほどの会場。





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2 コメント

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ジャズ2013 in 小樽… (yotuti)
2013-08-14 11:58:39
じっくりと拝見いたしました。
撮り方等、参考になりジャズの世界は老若男女皆さん楽しんでいる様子が伝わって来ます。
方々駆けずり撮り集めた貴重なフォトをタダで見れるブログは他にありません。ありがとうございます…。
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あいにくの天候で… (紅露)
2013-08-15 08:25:14
聴衆も演奏者にも気の毒でした。去年とは場所が変わったために、運河に来た観光客が少なかったようで、淋しいフェスティバルでした。運河観光+ジャズフェスタというチェーンが断ち切られたようで、来年度は一考する必要があるかも…
狭いながら浅草橋会場の方が活気が出るんじゃないでしょうかね。写真撮影にも運河のほうがマッチするし…
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