紅露の写真日誌…北の大地・夢空間

小樽・札幌の風景、イベントが中心

吹雪の中を、岩内、倶知安方面へ遠出を

2021-12-23 16:09:17 | 街中ウォッチング

               <倶知安町「小川原脩記念美術館」ホール 天然木と自然石を多用したシンプルな作りが好感持てる>

 

このところ小樽、後志管内では、コロナ禍もほぼ収まって、観光客もそこそこ戻ってきているようです。と言っても天候が極めて不順で、12月中旬以降つどつど大雪警報が出ています。晴れの予報でも、朝方は陽が出ていても急に雪が降り出し、吹雪になることも頻繁にあります。加えて気温が上がらない。最高気温が、マイナスの日もあるし、プラスでも、風が吹くと体感温度は氷点下(笑)。

そんななか、写友のF氏から誘いの電話。岩内町と倶知安町に所用があって、ついでに雪景色を撮るというもの。渡りに船と即OK、10時過ぎに快晴の小樽を出て、祝津方面に、それから国道5号線で、共和町から岩内町へ、最後に倶知安町の湧水池と小河原脩美術記念館によって戻るコースです。

 

☆まずは、祝津展望台と漁港へ

 


祝津パノラマ展望台から沖を眺めると、遠方の海面には雪雲が見えます。一見竜巻にも見えますが、これは雪雲。カラー画像ではよくわかりにくいですが、右手の日和山灯台方向を見ると…

 


OLYMPUSカメラ機能のラフモノクロで撮ると、石狩湾に雪雲が沸き上がっているのが、はっきりわかります。

 


さて、祝津の展望台から、漁港に戻ると、休漁日なのか、はたまた漁が終わったのか、漁師の影も船の動きも全くありません。冬期間は天候が急変するので、休漁中かもしれません。旗も、ブイも錨も陸揚げされています。
漁港の棟の中に、物置小屋があります。はて?

 


隣の区画を覗くと、さび色の猫が1匹にゃお~ん。日向ぼっこしていたのかな?この先の区画にはもっと多くネコがいるとか。漁の残り物の魚を食べているのか、あるいはこの棟の後ろ側は、漁師の住宅街なので、飼い猫かもしれません。

 

☆小樽から余市町へ、さらに仁木、共和町方向に向かうと…晴れていた空が、一転して曇り空に、そして吹雪の世界へ。

 


余市を出て仁木に差し掛かると、一面モノクロの世界になった。かろうじて住宅の横の灯油タンクの青色が目に付く程度です。さらに車は進んで、稲穂峠を越えると…雪はぴったりと止んでいる。

 


雪がやんで空は多少青みがかってきました。共和町に入ると、国道わきに柿の木がありました。柿は、元々北海道にはなかったのですが、明治の開拓期に、本州から持ち込まれました。この木も、樹齢100年を終えるとか。枝の下の方は、干し柿にするために、採ったとか。

 


共和町郊外のスープカレー店の駐車場から撮った立木。
参考までに、今年の4月2日に撮影した画像も上げておきます。

早春の畑です。ここは国道276号線沿いにあって、「スープカレーゆうじ」という店の駐車場と言うか空き地と言うか…なおこのみせは、グルメサイトでも高評価を得ているようです。入ったことはありませんが…

 

☆さて岩内町郊外の水産加工直売店で、年末用の食品を購入して所用の一つは済みました。次いで倶知安町富士見の湧水池(農家のそば屋)で、F氏が飲料水を補給。その間私は絵になる風景を求め、あちこちふらり。

 


店の駐車場前のこの看板と大八車が目印。丁度昼頃で、駐車中の車が5~6台。

 


湧水池は9割方雪と氷で埋まっていました。当然羊蹄山も雪雲に隠れてその雄姿は見られません。

 


池の周辺も雪山に覆われ、駐車場付近からしか撮れません。正面の樹木はシラカバの木。モノクロで撮影。

 


幾分青空が見えてきましたが、日が降り注ぐまでには至っていません。

 


そば屋の前の道道越しに見る景色も一面真っ白。

 

☆給水も終わって、最後の目的地「小河原修記念美術館」に向けて倶知安市内に向かいます。ニセコ町の「有島瓶岳記念館」には何度も訪れておりますが、この美術館は、入るのは初めて。

 


当日受付でいただいたパンフレットによれば、明治44年倶知安町で生まれ平成14年に没するまで地元で
活躍された画家です。名前は知っておりましたが、館内で作品を見るのは初めてです。う~ん、よく解りません。
当館内で、小河原脩を核として、後志在住の作家の作品展(第63回麓彩会展)が行われていて、その作品を見ることが本日の3番目の所用でした。

 


全作品29点を挙げることはできませんのでその一部を、パンフレットから転載しました。
会場に入ると最初に目に飛び込んできたのが、左上の墨書、壟(ろう)と言う文字でした。絵画展だと思ってましたが、要はアート展なんです。なので、中央下段の塑像(お尻の型かと)やその上の上の緑の作品を見てびっくり。緑の作品はまるで緑色の沼にきらめく波もように見えました。作品名は、手刺緞通(2m×1.4m)で、絨毯ですね。

 


管内の絵画展は撮影禁止ですが、ここホールは撮影可能エリア。窓から見る外の風景も絵画に劣らずいい。

 


庭一面積雪で埋め尽くされていますが、なんという樹木かわかりませんが、背の高い樹木が並んでいるのは壮観の一言。

 

午後4時ころ美術館を後にして、自宅に着いたのが5時半前でした。久しぶりに鑑賞した絵画展、気持ちのいい一日でした。

 

 


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