<新芸能集団「乱拍子」の獅子舞い>
今年のだいどんでんは、9月16日~17日の土日二日間にわたり、札幌駅前通の南1条から狸小路にかけて歩行者天国で行われました。「だいどんでん」とは聞き慣れない言葉ですが、「大(だい)道芸で、街をどん(どん)でん(でん)返しする」という意味です。いわば、街の文化祭です。ジャグリングやマジック、パントマイムなどの大道芸のほか、音楽に演劇、ダンス、伝統芸能など、多彩なジャンルのパフォーマンスが勢揃いします。
事前にだいどんでん事務局のホームページで、タイムスケジュールや、出演パフォーマーの情報を確認するのですが…今回はどこを探してもなかなか出てこない。やっとタイムスケジュールを探し出してプリントしてみて、唖然としました。今までに比べ、会場数が約半減、出演パーフォーマーも大幅減。撮影に行く予定日の17日(日)には、セ三味ストリート、乱拍子など名前を見つけて一安心。早速写友と撮影に行ってきました。
4丁目交差点会場で(1番会場)は、オープニングセレモニーの真っ最中、キッズダンスチームによる演舞中でした。大勢の観客がいるので、観客の少ない後方からカメラを向けると、係員から「後方からの撮影は不可」と言われ、立ち退くも、前方は立錐の余地がない。やむなく、隣の4番会場のシャワー通(なぜシャワー通りというのか不明)会場へ移動。
上下左右に飛び跳ね、回転する演技を披露中の若者達、なお3組がここで演舞披露中。
バスケットボールを自由自在に操る若者。この妙技で全道大会で優勝しているとか…
わお!目の前でミニスカートの女性ポリスが、足を高く上げて…何とも刺激的。目のやり場が…いえいえじっくり撮りました。
この会場横では、JRバスのコーナーがあって、幼児がバスのお絵かき中。
シャワー通り会場のプレーが終わったので、注目パフォーマーの一つである「セ三味ストリート」のパフォーマンスを見るために6番会場セントラル前にいきます。近づくと津軽三味線が大音量で響いてきます。
<セ三味ストリート…紹介記事によると肉体派津軽三味線とのこと>
「押忍!我々は、常識を覆し、前例を打破し、数々の記録を塗り替え、そして恥の上塗りを重ねる肉体派津軽三味線大道芸パフォーマンススーパーアイドルユニット『セ三味ストリート』でR! 萩原遼とピエール小野が驚異の三味線パフォーマンスを繰り広げる!おまえらの会いと勇気、そして拍手と声援、さらに花束と札束が我々のパワーの源だ!」(2011年チラシ、原文のまま)
三味線を奏でるのは何も「バチ」だけではない、三角定規、キューピー人形の指、卵焼き用フライ返しなどを使って演奏
落語なら二人羽織というところか、通行人も思わず目をとめる。
観客にアンコールを要求し、正調津軽三味線をまじめに弾く二人。周囲から大きな拍手がわき起こる。
さて次は、今日の北海道新聞朝刊に紹介されていたパフォーマーKANAさんのフラフープの演技を見に、狸小路付近の3番会場アルシュ前に行きます。演技が始まるのを待っていると、変なオジさんがやってきました、一瞬パフォーマーかと思い、声をかけると一般人だという。
どう見てもこのオジさん、一般人には見えない。胸に掲げた菱形のメダルを見ろという。六つ葉のクローバーだぞと自慢する、四つ葉はよく見るが六つ葉は…見たことないだろう、もっとよく見ろ、茎が二本ある、写真撮っておけよと行って遠ざかっていった。ん?茎が二本で葉が6枚、あれれ、一杯食わされたか?
KANAさんの鮮やかな手つきに、金の輪が空中に止まってるように見える…
あざやかなのは、輪を回すだけでなく、帽子を次から次と回転させて、頭にすっぽり、
両手両足で輪を回転させて…見事しか言い様がない。衣装も次から次と脱いで…一瞬下着一枚に、なんて思わせる。
輪と体の動きに目が釘付けになる。
最後に、にこっと笑顔で帽子を差し出されると、わたしも写友もつい千円札を入れてしまった。
さて最も期待している「乱拍子」の演舞の時間がやってきました。彼らの演舞を撮ったカットで色んなフォトコンで入賞させてもらいました。特に太鼓をたたくリーダーらしき二人の老人(といっては失礼かも)の表情がとてもユニークで素晴らしいんです。
<新芸能集団「乱拍子」…2014年パフォーマー紹介記事から>
乱拍子は和太鼓演奏を中心に、日本古来より伝わる芸能を土台として、現代に息づく「北海道芸能」を創造している団体です。子供から大人まだ縦につながり家族のように芸をしています。年間数回海外公演もこなしています。
この方が代表の村場辰彦さん(乱拍子HP団員紹介から)
顔が百面相のごとく、変わる。
舞台美術制作担当の亀田厚彦さん。この方の表情も絵になる。
オカメ・ヒョットコ踊りもユーモラスで、周囲の笑いを誘う。
3体の獅子がユーモラスに絡み合い、周囲の観客が大笑い。
跳んだり、跳ねたり、回転したり、まさに獅子奮迅。
アップで撮ると、ユーモラスな中にも、迫力ある獅子の顔
演舞の最後は、観客を回って、縁起がいいとされる獅子の一噛み、観客の頭をがぶり。
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