紅露の写真日誌…北の大地・夢空間

小樽・札幌の風景、イベントが中心

札幌の街、写真展あれこれ…

2023-05-30 13:48:38 | 写真展

 

5月20日(土)に、札幌ライラック祭りを撮影した際に、写真展等も見た事は、すでに述べた通りです。最初に訪れたのは、南1条の丸井今井百貨店、「ゴールデンカムイ展」です。次いで隣のSONYビルで行われている「8名のフォト・ビデオグラファーによる合同展」、そして大通西6丁目の富士フォトサロンで開催中の「蓑口ヒロミ写真展・桜の旋律」です。くわえて、小樽市民ギャラリーで開催された「小樽カメラクラブ全紙作品展」(5月17日)も取り上げます。

 

☆ゴールデンカムイ展、正確には写真展ではありませんが…
漫画家野田サトル氏作品で、舞台が北海道なので、本州の方にはなじみが薄いかもしれませんが、週刊ヤングジャンプで2014~22年まで全31巻、2400万部を突破。アニメながら、作中に土方歳三や永倉新八等実在した人物も登場。アイヌが貯めた砂金をめぐってバトルが繰り返される。アイヌ民族の風習が事細かに描写され、高い評価を得ています。詳しくは、下の「あらすじ」参照のこと。

 


5月20日(土)展示会に訪れた際には、会場入り口は見学客で長蛇の列。係員に聞くと、45分~1時間待ちとのこと。入場を断念し、パンフレットのみを頂くことにしましたが、在庫切れとのこと。入り口近くの大きなポスターを撮影して、次のSONYビルへ。
なお、カムイ展は小樽でも2016年に開催されており、一部を紹介します。詳しくは、2016.8.21日付当ブログ「小樽の夏はまだまだ暑い…」を参照。

 


主要登場人物。箱館で戦死したはずの土方歳三や、新選組二番隊長・永倉新八の名前が出てきます。
永倉新八は、松前藩に帰還し、のちに北海道に渡り、小樽で婿入りし、杉村義衛と改名、大正5年、77歳で亡くなるまで小樽に居住しました。
<参考>
H26年11月30日小樽アニメパーティーで、永倉新八について語るひ孫の杉村和紀氏(画像左下、TVディレクター)

詳しくは、2014.12.13付け当ブログ「小樽アニメパーティーで街輿を…」を参照のこと。

 

 


あらすじです。

 


当時の小樽の街が忠実に描かれています。アシㇼパの右のカットは、現在の観光街堺町通りです。右の石造りの建物は当時のまま現存しています。

 


入船陸橋ですが、上段は明治末期の写真です。下は野田サトル氏の作画です。なおこの鉄道は明治13年、日本で3番目に敷かれた鉄道、幌内鉄道で、手宮~札幌~幌内を石炭を積んで走っておりました。
なお、もうひとつ、画中に「うだつ」がありますが、「うだつが上がらない…」の語源となった火災類焼防止の「うだつ」を探してみてください(笑)。

 

☆SONYビルギャラリーで行われている「8名のフォト・ビデオグラファーによる合同展」を見てきました。8名全員が道内を拠点に活動しています。

 


2Fの展示場前ではがきサイズの案内状を頂いて、真っ先に目に飛び込んできたのが、下段のキタキツネが棒を支えているカットです。このポーズ見たことありませんか?

 


そうです、明治44年オーストリア・ハンガリー帝国の軍人、レルヒ少佐が北陸で初めて日本人にスキーを教えた時のポーズが、これでした(笑)。このキツネ、そのことを承知しているのかな?

 


作品と一緒にポーズをとってくれた作者、お名前忘れてしまった。ごめんなさい。白い馬が目を惹き、場所を、放牧馬の多い霧多布ですか?と尋ねると、函館ですとのことでした。

 


かりんちゃちゃ(写真家名)さんの作品は、余市郊外のワッカケ岬に入る横道で撮影したもの。根元の細いエビス岩と手前の大黒岩は良く撮られています。よく見ると大黒岩の鳥居の上に、カモメが一羽、お宮参りの図ですね(笑)。なお、白い点々は、室内の蛍光灯の灯りです。

 


こちらの作品も女性でしたが、お名前を失念。中央下段は美瑛の青い池ですが、道央の浦幌町郊外に、「黒い池」があるのをご存じですか?などと情報交換しました。なお、通称黒い池は常室ダムの少し上流で、この道路を奥まで進むと、今は廃墟となった旧浦幌炭住に至ります。詳しくは、2011.10.27付け当ブログ「道東紅葉撮影のたび…」参照してください。

 


ビデオグラファーによる放映もありましたが…、時間の制約もあって、じっくり観賞できませんでした。この後は、大通公園西5~7丁目のライラック祭り会場へ向かいました。

 

☆大通西6丁目の富士フィルムフォトサロンでは、蓑口ヒロミ写真展「桜の旋律Ⅱ」がおこなわれています。展示写真の個々の撮影は不可ですが、全体としての撮影は可ですとのこと。

 


先ずは、受付でいただいたポストカードです。ご本人の言葉(次の画像)にもあるとおり、ソフトフォーカスレンズやフィルターを駆使し、時には多重加工した作品が殆どです。ふんわりした感じを強く受けました。

 


写真家蓑口氏ご本人の言葉です。

 


やわらかい色調に見惚れるご婦人


右手のコーナーには幾分メリハリの利いた作品も…

 


全体としては、ソフトフォーカス機能を駆使した作品が多い。

 

☆最後は、5月17日(水)、小樽市民ギャラリーで開催された「小樽カメラクラブ第54回全紙写真作品展」です。会員8名による作品で、テーマに決まりはないようです。なお個別の撮影、SNSへのアップは自由ですとのこと。
なお、写真で言う全紙とは560mm×457㎜です。新聞紙1頁が縦545㎜×横406㎜ですので、新聞1頁よりやや大きい位です。

 


大判の写真はやはり、迫力があります。

 


展示作品の中で、最も目を惹いたのがこの作品でした。宮尾一美さんの作品で、題名は…虹色の罠だったかな?蜂がへばりついているとか…


滝野邦保さんのモノクロ作品で、この2点が目を惹きました。

 


森井透さんの作品もモノクロで、両作品とも人物(女性)は貼付による加工かと…

 


川原静雄さんの晴れ姿三姉妹がとても面白いと思いました。

 

 

 

 

 

 

 


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