紅露の写真日誌…北の大地・夢空間

小樽・札幌の風景、イベントが中心

立てば芍薬、座れば牡丹~旧青山別邸の牡丹・芍薬祭りに

2015-07-12 06:00:00 | 祭り・イベント
                <小樽貴賓館・旧青山別邸の玄関ホール、入った途端にその荘厳さに圧倒される>



小樽市祝津の旧青山別邸で行われている「牡丹・芍薬祭り」を見てきました。5月30日(土曜)から7月5日(日曜)までの開催ですが、今年の異常気象の影響もあって開花はかなり前寄りにずれたようです。この期間中に、小樽潮太鼓や、高島越後盆踊り等のイベントが開催されました。6月に入って二日と好天の続かない日が多く、機会をうかがっているうちに6月も下旬となり、やっと26日(金曜)に行ってきました。

案の定、牡丹はすっかり散ってしまい、芍薬もピークは1週間以上も過ぎて、ちらほら見かける程度になってしまっていました。しかし観光バスで訪れる観光客は後を絶たず、次から次とやって来ます。そのほとんどは花を見るよりは、食事を取りに来たようでした。


牡丹のシーズンであれば、右の垣根一杯に咲き並んでいて、観光客を出迎えるはずなんですが…。正面奥が貴賓館と呼ばれる建物、手前の垣根の横に2棟の建物がありますが(画面では見えていない)、旧青山別邸です。


<小樽貴賓館・旧青山別邸あれこれ…小樽貴賓館HPから抜粋>
青山家は明治・大正を通じ、鰊漁で巨万の富を築き上げました。
その三代目娘、政恵が十七歳の時、山形県酒田市にある本間邸に魅せられ大正六年から六年半余りの歳月をかけ建てた別荘が旧青山別邸です。
平成22年、国から登録有形文化財に指定されました。
約1500坪の敷地内に木造2階建てで建坪は190坪。家屋の中は6畳~15畳の部屋が18室、それぞれに趣が異なり、金に糸目をつけずに建てられた豪邸です。当初は鰊御殿とも呼ばれていました。
鰊御殿(旧青山別邸)は、建築費三十一万円、当時、新宿の有名デパートの建築費が五十万円ほどと言いますから、この別荘の豪邸ぶりがおわかりいただけると思います。現在価格で総工費が約35億円と言われる豪邸です。


白、ピンク、赤の花はほとんど芍薬です。


黄色い花もあります。


バッタが顔を出してました。すかさず、レンズ逆付の超マクロで撮りました。


同じく、レンズ逆付による撮影。バックのボケが独特です。


もう一枚、レンズ逆付のマクロ撮影。レンズ逆付にして望遠側で撮ると、ボケの大きい望遠レンズとなりますが…色収差が大きくなります。


これは通常のズームレンズに、センターフォーカスフィルターを使ったものです。


同じくセンターフォーカスフィルターで、モノクロで撮影してみました。


昼近くなると、訪れるお客も増えてきました。


では貴賓館の一部を覗いてみましょう。すでに標題の画像で玄関ホールを見ましたが、これより奥は、食事をする方のみとなり一般の方は入れません。また渡り廊下でつながる旧青山別邸の見学についても別途見学料が必要となります。


玄関ホールの天井部分です。羽目板一枚一枚に絵が描かれています。


正面奥の襖絵は、狩野派新藤尚郁の手にいるもので、江戸中期の画家です。木挽町狩野家二代常信の門人で、主に洛中洛外図の名勝図巻を描く(中央の解説プレートによる)。


玄関ホール横のレストランから庭園が、そのさらに左奥には石狩湾が望めます。


レストランとは反対側には売店があります。小樽貴賓館関連グッヅのほかに、小樽の海産物をはじめお菓子類が置いてあります。さらに売店の奥を見ると…


フォトギャラリーがありました。千住氏はモノクロ写真を主に撮る、道内在住の写真家です。


団体バスの客がかなりの人数で入ってきましたので、庭園に出ることにします。


これは紫陽花のようです。白い蝶が羽ばたいていました。


レンズ逆付で望遠側で撮ってみると…色収差がそのまま出てきてかえって面白い画像になったかな。


北原ミレイが歌ってヒットした「石狩挽歌」の碑が、庭園の一角にあります。


牡丹も芍薬もすでにピークを過ぎていましたが、北海道はこれから紫陽花の季節です。ここ貴賓館の庭園には紫陽花が植えられていてシーズンともなると一面青い花で埋め尽くされます。



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2 コメント

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Unknown (Unknown)
2015-07-12 07:50:15
小樽では白蝶が当たり前に見れるのですか?松本は、山に入らないと中々見れません。
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お名前がないので… (紅露)
2015-07-13 10:38:29
松本と言うと…FBの百瀬さんでしょうか?
北海道でも、昔は当たり前のように飛び交っていたモンシロチョウは、全く見かけなくなりました。今見かけるのは黒い筋の入った白い蝶々(エゾスジグロシロ蝶)だけですね。
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