紅露の写真日誌…北の大地・夢空間

小樽・札幌の風景、イベントが中心

写真展あれこれ

2021-11-04 04:06:20 | 写真展

                           <小樽市民会議「おたるカレンダー2022」>

 

コロナの新規感染者数も、このところ小樽、道内に限らず、全国的にも低水準で推移しています。まだまだ安心はできませんが…。小樽市内では、徐々に観光客も戻り、我が家の近くのメルヘン広場も、賑わいを取り戻しつつあります。

2年ぶりに再開された「小樽写真市展」の事務局の補助員として、先月は受付や展示作業に従事しました。その折に「初心者のための写真展」に触れる機会がありました。また10月7日には、道写協小樽支部の表彰式が北海道新聞小樽支社で、写真市展の展示が10月27~31日にありました。そして11月3日(水祝)には、おたるカレンダーの表彰式があります。これらの様子も紹介いたします。

 

☆「初心者のための写真展」は、写真市展の準備作業をしていた「生涯学習センターレピオ」の事務局の廊下に展示されています。展示期間は不明。10月2日、14日の準備作業中に、スマホで撮りましたが、何分展示場所が薄暗くて、スマホの操作に不慣れでもあり、ブレブレ写真が多くて…

 


この会の講師をされていた本郷氏の遺作、竹垣の塀の小道は北海道じゃないですね。黒猫が、何か用か?とばかり睨み返す所作、印象に残ります。なお、この会の2代目講師はM氏かな?

 


左の上下の写真は、中野物園のようですが…、以前同じサークルに所属していたH氏の作品。

 


左上のマネキンのボデーに光が当たった写真がとても印象的です。

 


下段右から2番目のサクラが、とても素敵です。地上に落ちた桜にピントを当て、後方のサクラをぼかして撮る、なかなかの技術と見ました。

 

☆10月7日(木)に道写協小樽支部写真コンテストの表彰式が道新小樽支社でありました。残念ながら、コロナ禍で、審査も非公開、写真展も中止。例年公開されていた審査も9月21日非公開で実施。写真道展審査会員の増田氏が審査担当でした。応募は11名、61点とコロナのためか例年に比べ、なり少なかったようです。

 


道写協フォトコンテスト2021入賞入選一覧。審査担当の増田氏から講評がありました(講評省略)。
従来は、推薦、特選、準特選、入選と言うランク分けでしたが、応募数の減少で、表のようなランク分けになったようです。

 


1席、宮尾さんの「お参り」、住吉神社の副道に立つ鳥居ですが、赤い鳥居が強烈な印象です。

 


2席、私の「今日はついてない」、花園町のパチンコ店の前です。カラーにすると、自販機や幟の色が煩わしいので、モノクロで撮影しました。

 


3席、森井さん「旅人」ですが…窓の様なポスターのような?女性の顔と裸足の部分が…???不思議な画像です。

 



上記6点は入選作品の一部です。
上段左から「朝日が灯る」(一条さん) 余市町のローソク岩の頂点に、朝日が来たのを狙ったもの
上段中 「みんなモデル」(小林さん) JR札幌駅南口のシャネルの看板と言うかパネル、ここはいつも素敵な写真が見られます
上段右 「みんなでラフティング」(田村さん) 尻別川のラフティングですが、犬も乗っていて楽しさが倍増
下段左 「雪上のバレリーナ達」(薬師さん) 6羽がそれぞれ対になって同じポーズ、丹頂の求愛ポーズ
下段中 「粒ぞろいのイモ拾い」(丸山さん) イモが前面に強調され、畑の広がりが北海道らしい
下段左 「心鏡」(根本さん) 水面の映り込みと赤い傘の和服の女性が印象的

 

☆第29回小樽写真市展(10月27~31日)、小樽市立美術館1Fギャラリーで展示されました。
第1部自由の部、応募者数28名、117点、入賞・入選33点
第2部ネイチャーの部、応募者数24名、70点、入賞・入選27点
今年は、コロナ禍のせいもあって、応募者数。応募点数もかなり減ったようです。

 


自由の部の入賞作品5点です。
上段右が、最高賞の推薦(市長賞)「雪の朝」堀野さんの作品 小雪舞うなか女学生が3人微笑みながら歩いてきます。日中シンクロで、小雪が写り込んでいます。
上段左が、特選「夢をのせて」小林(セ)さんの作品 子供たちが数人でシャボン玉を飛ばして遊んでいます。
下段右が、特選「窓辺に」宮尾さんの作品 ギャラリーのライトの加減で画像が潰れてしまいましたが、ポニーテイルの子供の影が床か壁に写り込んだのですが…
下段中が、準特選「異空間」森井さんの作品 わかりにくいですが、旧手宮線で開催されたガラス市で、直径30cmほどの風鈴の中に、下からカメラを入れて撮影したカットだそうです。
下段左が、準特選「オルファトグラム嗅覚」小林(好)さんの作品 標題はフランス語で、嗅覚の意味だとか…

 


第2部ネイチャーの部入賞作品5点です。
上段右が、最高種の推薦(市展賞)「水珠の詩」薬師さんの作品 苔と朝露をマクロレンズで切り取ったようです。水珠のボケが美しい。
上段左が、特選「朝日の中で」宮尾さんの作品 これもマクロレンズ撮影と思いますが、水滴の輝きがとてもきれいです。
下段右が、特選「プロテクション」根本さんの作品 蜘蛛もの巣を大写しにしてますが、普通の蜘蛛と種類が違うのか、巣がとても大きく緻密な網の目になっています。
下段中が、準特選「タンポポの綿毛」東さんの作品 逆光に照らされた綿毛がとてもきれい。
下段左が、準特選「晩秋」吉田さんの作品 赤い花をバックにリスが周囲を見ているポーズが可愛い。
(注)第1部、2部ともコメントは、私個人の感想ですので、ずご了解ください。

 


入選作品を見る来客

 


右側のギャラリーでは生け花展が行われていて、生け花展からこちらのギャラリーを覗く方も多い。

 


私自身の作品は、1部、2部、各1点が入選しています。左の作品が第1部の「朽ちゆくサイロ」(積丹町婦美)です。もう数十年も使われず放置されたサイロです。

 

☆「小樽カレンダーフォトコンテスト2022」の表彰式が、手宮の鉄道記念館でありました。都度重なる緊急事態宣言、外出自粛などコロナ禍の影響もあって、応募者数、応募点数も激減とか…

 


市民会議大渕会長の挨拶の中で、今回は応募者数9名、応募点数46作品にとどまり、前年より大幅減となったとのこと。次回は応募を増やす何らかの工夫が必要と。
続いて、審査された川原氏(道展審査員)から各写真についてコメントがありました。
全体としては冬景色の写真が少ない、黄昏時の写真が多い=斜陽小樽のイメージかな?中間の明るい、メリハリの利いた写真が欲しい。多少PCでのレタッチはOK。小樽運河の写真が多いが、同じパターンで、もう少し工夫してほしい。
1~2月頁「断崖雪景色」(祝津パノラマ展望台から)、画像中央の岩の黒い部分が目立つ、もう少し明るいイメージがあればもっと映える。
3~4月頁「春 出発進行」(小樽総合博物館にて)、光がフラットすぎるので全体がくすんで見える。太陽の光が欲しかった。
5~6月頁「小樽運河暮色」(小樽運河にて)、次回は横位置で応募してください。今話題の北海製缶の倉庫を取り込み、バランスがいい。
7~8月頁「祭りが通る」(駅前通り中央橋から)、メインの神輿に加え、その周辺にも目が行く、出来れば小樽駅方向の上方がもう少し欲しいところ。
9~10月頁「おたるの秋」(小樽運河浅草橋から)、左側のライト部分(臨港線)がもう少し欲しいところ。
11~12月頁「雪のメルヘン」(堺町メルヘン広場にて)、フラッシュで雪がよく出ているが幾分多すぎる、全体にもう少し明るめがいい。
下段は、表紙ページで、金久保平四郎氏の絵で「金融資料館(旧日銀小樽支店)」です。
(注)題名の後の撮影場所は、私の憶測で記述しました。

その後、博物館前庭の車両レストラン「トレノ」で懇親会。トレノは、今日が最終営業日で、廃業するとのことでした。

 


挨拶する大淵会長と、カレンダー入選者の皆さん。

 

 

 

 



 

 

 

 

 

 

 

 


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