紅露の写真日誌…北の大地・夢空間

小樽・札幌の風景、イベントが中心

再び長橋なえぼ公園へ

2018-04-18 06:00:00 | 写真

                                           <これは水芭蕉ではありません バイケイソウという毒草です>

 

前々回のブログで、「北国にも春が来た」(2018.4.6付ブログ)と題して、なえぼ公園の春の状況を取り上げました。その時に、訪れるのが、まだ1~2週間ほど早すぎたとコメントしました。そこで13日後の4月13日再び訪れてみました。さらに帰りにもう一つの水芭蕉群生地である、塩屋町の通称五助沢にも寄ってみました。

長橋なえぼ公園(市のHPではこの表記が正式公園名)は、前回3月31日に来たときには公園内の中央園路の両側に30~50cmほどの残雪がありましたが、今回は両側の雪は全て溶けてなくなり、人の入り込まない樹木間に雪が残っている程度でした。

 


公園を南北に貫く「中央園路」の両側には殆ど雪がない。左右の樹木間に僅かに残っている程度です。
<小樽長橋なえぼ公園>
小樽市の「長橋なえぼ公園」は道内で最も古い森林公園です。桜のお花見スポットとして有名な公園で、毎年5月上旬~中旬には約5000本のエゾヤマザクラを目当てに毎年たくさんの方が訪れます。また、野鳥や小動物などを観察できる「自然生態観察公園」として整備されているので、天然記念物のクマゲラなど野鳥に出会うこともあります。公園内の動植物の資料、学習室や図書コーナー、工作室、展示室を備えた「森の自然館」という施設もあります。 広さは31.1ヘクタールで、東京ドーム球場(4.7ヘクタール)の6~7倍程あります。

 


公園内の山桜は老木が多く、洞(うろ)にはきのこが生えている。詳しい名前はわかりませんが、サルノコシカケ科の一つ「カワラタケ」でしょうか?食用には適さないそうです。

 


中央園路に沿ってせせらぎがありますが、このせせらぎの中や小さな土手に、フキノトウや水芭蕉が点々とみられます。それにしても春先のせせらぎの両側は、枯れ草や朽ちた葉や小枝が多くて、決して美しい光景とは言えません。公園入り口の「森の自然観」から7-8分もせせらぎに添って歩くと、水芭蕉の群生地に着きます。

 


水芭蕉も葉の先端が朽ちかけていたりして、決して美しいものばかりではありませんが…なので、いっそうのこと、モノクロで撮ってみました。

 


アンダー目で撮ると、周囲の腐敗土や枯れ枝も目立たなくなります。

 


周囲のゴミを水芭蕉の大きな葉で隠してみましたが、斜めに、1本葉が入ってしまった。

 


「水芭蕉の湿地」と呼ばれる群生地です。

 


前回は、ザゼンソウがこちら向きで、花心が見えるカットがなかなか見つかりませんでしたが、今回やっと、1個見付けました。殆どのザゼンソウが中央園路の向こう側、つまり日の射す東側を向いているのです。ああ、群生地は、通路の右側(東側)にしかありません。通路はロープによる柵が巡らされ、立ち入り禁止区域です。

 

さて、中央園路の北の出口をさらにすすむと、周辺に数件の農家があって、山肌に添って農地が切り開かれています。100mほど進むとT字路になっていて、周辺の道路から排雪された雪山を越えると、沢があって、ここも水芭蕉の群生地となっています。沢の手前には投げ捨てられた家電や車の残骸もありますが…

 


農家の石垣には、古い木の切り株があちこちにあって、一見なんだか分からない。よく見ると、古い切り株で、新しい枝が出てたり、キノコが生えていたり…生命力の強さに驚きます。

 


沢には水芭蕉が至る所に見られます。

 


カラーで撮った画像、ここでお気づきでしょうか。外側の葉が本当の緑ではなく、かなり黄色っぽいのが…これから時間がたち光合成が本格化すれば、緑色になっていきます。なお、花は、白い外側の葉に包まれたまん中の部分です。白いのは仏炎苞(仏の後の炎に似ているので)と呼ばれる葉です。

 


モノクロの方が、枯れ葉や朽ちた汚れが目立ちませんね。

 


帰り際に、またみつけた「かお」に似ている切り株。

 

もう1か所、塩谷町の五助沢に寄っていきます。小樽からですと、長橋町の二つ目のトンネルを出て、すぐの信号を左折して道なりに進みます。町名改正で、塩谷3丁目と言うらしいのですが…、ゴルフ場入り口にはいらず道なりに進むと、人家がぽつり、ぽつりとあります。やがて左側に沢が見えてきて、水芭蕉やバイケイソウの群落が見えてきます。

 


沢の反対側には、枯れた草木の間から、フキノトウが一面に見えます。道産子にはフキノトウを食べる習慣がありません。やがて、この辺一面に蕗が出て来るのでしょう。

 


沢の中にはバイケイソウが群落をなしています。この花の根元にはアルカロイド系の毒が含まれているので要注意です。 

 


モノクロで撮るともっとアーティスティックになります。

 


見た目は綺麗なんですが…

 


肝心の水芭蕉ですが、ここまで来ると、少し食傷気味になるかも…

 

最後に我が家の花壇を再び見てみます。

 


我が家の花壇は、建物際に幅30~40cm×2mほどしかありません。ここは小路になっていて、緊急用通路として市に指定されたために、自分の敷地にあっても、花壇として広げられないのです。クロッカスが咲き、水仙もつぼみを伸ばしてきました。左側の芽は、菖蒲です。

 


裏の空き地は、雪が溶けて、フキノトウだらけ。やがてフキノトウが消えて蕗が出てくると、京蕗と呼ばれる美味しい蕗になります。

 


我が家の上隣(坂道になっているので)Mさんところのクロッカスも満開。

コメント (2)
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