紅露の写真日誌…北の大地・夢空間

小樽・札幌の風景、イベントが中心

積丹の荒波を撮りに

2010-12-05 06:00:00 | 旅行
11月の29日に積丹に行ってきました。例によって写友S氏、Y氏とです。前日から天候が荒れて、29日には6mの荒波になるとTVでの予報があったので、その荒波を撮りに行ってきたのです。途中塩谷の海岸に出てみると、6mはありませんが結構波が荒れています。早速その状況を撮る両氏。


(砂浜の浸食を防ぐ護岸にそって波が切り立って押し寄せる 後ろはTVドラマにも使われたレストラン「北ホテル」)

石狩湾内の塩谷でこのくらいであれば、積丹はもっと荒れているとおもわれます。なんせ積丹の荒波は歌に歌われるくらいですから。それは江差追分の一節にあります。「(小樽の)忍路高島及びもないが、せめて(積丹手前の)歌棄磯谷まで…♪」北前船の頃は、積丹沖は日本海三大難所の一つに上げられておりました。


(遠方に見えるのは、余市豊浜のローソク岩 ここも思ったほど波がない)

美国港に立ち寄ると、この悪天候の中、スルメ干の側で火にあたっている漁師がおります。ここは「もう来ないでケレや」と言っていた、魚の干物を売っている例のオヤジさんのところです。留守番らしき漁師に聞くと、今魚を倉庫に取りに行ったとのこと。こんな荒れた天候の日でも、買いに来るお客がいるとのことでした。


(あの陽気なオヤジさんが不在では…と次の目的地に向かう)

婦美から積丹岬に向かいますが、島武意海岸の展望台の入り口のトンネルが現在補強工事中、工事終了が12月10日とのことでした。そこで入舸(イリカ)、日司方面に向かいます。この頃になると海からの風と雪が一段と強くなってきました。波も相当あります。日司漁港の出入り口に位置する赤灯台が荒波でかき消されています。


(時おり6-7mにも及ぶ波が押し寄せてきます)


(漁港の消波ブロックや防波堤を乗り越えて波が押し寄せてきます)


(赤灯台の前で荒れ狂う波)

猛烈な横殴りの強風と雪で、三脚を立てるどころではありません。レンズに波飛沫や雪が入り込んで、画像の半分近くはボツでした。更にいいロケーションを求めて野塚、神岬に向かいます。神岬漁港では、防波堤や消波ブロックを越える大波が押し寄せていました。


(鉛色の空と波飛沫の色の区別がつかない)


(浜辺の漁師小屋)

朝の8時に小樽を出て、ここ積丹町の西の端での撮影終了が丁度昼でした。美国に戻って例の美味しいラーメン屋「やまとみ」で昼食ということになりました。その引き返す途中の野塚あたりで見かけたのが下の画像です。周辺一面鉛色のモノトーンの中で、赤いブイと黄色の旗がとても印象的でした。


(これぞ冬の積丹を代表する風景)


(地元の方も勧めるやまとみのラーメン ミソラーメン650円 う~ん美味かった)

コメント (4)
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