紅露の写真日誌…北の大地・夢空間

小樽・札幌の風景、イベントが中心

道東撮影旅行~3日目最終日

2010-02-26 07:00:00 | 旅行
道東撮影旅行最終日のこの日(2月11日)、朝5時にホテルを出て薄暗いなか、細岡展望台に向かいました。途中、展望台入り口の看板を見落としオーバーランするアクシデントもありましたが、何とか夜明け前の6時に到着しました。深深と足元から冷たさが伝ってきますが、-15度前後でしょうか。ケアラシや樹氷が出る条件としては、もの足りません。日が昇ると共に、湿原が赤く染まります。


(釧路川が大きく蛇行している 周囲の林に霧氷が付着していない)

今一気温が高いせいか霧氷が見られません。そこで来た道を引き返し、釧路川沿いに出ました。川の側のせいか、川沿いの樹木には霧氷がびっしり着いています。川面にも、ケアラシが立っています。朝日に照らされ川面がピンクに染まっております。


(川面がピンクに染まり、ケアラシが立つ)

川岸近くの木々には霧氷が付着し、所々朝日に反射して、ダイヤモンドのような輝きを放っております。周囲の樹木どこを見渡しても、このような宝石の輝きが見えるのですが、実際にカメラを通すと、半減されてしまいます。


(実際にはもっと多く輝いて見えるのですが、カメラで撮ると…)

釧路川の流域の樹木に付着した霧氷が、朝日を受けてピンク色になっております。いつしか上空にはまだら模様の雲が流れてきて、珍しい光景となりました。


(何雲と言うのでしょうか、とても珍しい形の雲でした)

予想よりも霧氷の付着が少ないと言うことで、細岡での撮影を切り上げ、次は塘路湖に向かいました。数十メートル先の湖上には番の鶴が一組と白鳥が数羽おりました。カメラを取り出して湖岸に近づくと、鶴は奥のほうへ移動してしまいました。鶴は鳥類の中でも極めて警戒心が強く、給餌場以外では人間を見るとすぐ隠れてしまいます。塘路湖畔の画像を二枚挙げておきます。


(風呂の湯気のように沸きあがるケアラシ)


(しばれたメロンではありません、小船のとも綱につていいる浮玉きです)

次に向かったのはコッタロ湿原です。去年もこの湿原で鹿の群に出会っております。湿原の中を進む道端には、鹿に表皮をかじり取られた細木がいくつも現れます。表皮をがじり取られた木は、やがて枯れて朽ちていきます。また湿原の中に、鹿の通り道も見られます。


(丘の頂上から人間の様子を見守っている雌鹿の集団)


(立派の角を持った雄鹿 逃げ足が速い)

この辺りには鹿が数多く生息しているらしく、幾組ものカメラマンが、撮影に来ているようで、空き地に5-6台の車が、また道の端にも数台の車が停車しています。川辺で撮影していると、誰かが、「ダイヤモンドダストだ」と叫びました。川面から流れてくるかすかな気流に乗って、七色に輝く微粒子が浮遊してきます。慌ててカメラに収めましたが、やはり人間の目とは違い、美しい姿を納め切れません。


(フケだなんていわないでください、これが手一杯)

釧路最期の撮影地、材木町で、鉄橋を渡るSL湿原号を撮影します。幸い空は雲ひとつ無い快晴です。釧路川も流れが静かで、川面にSLが映りこむ可能性もあります。11時9分、モクモクと白い煙を吐きながらSLがやってきました。


(最後の最後に、最高のショットが撮れて、満足、満足)

さ~、後は小樽へ帰るだけです。と言いつつも、豊頃で、ちょっと気になるところがあります。そうです、あの有名なハルニレの木を誰も見たことがないのです。途中寄ることにしましたが、光線具合が悪く、写真にはなりませんでした。同じ撮影ポイントから撮ったのが下のカットです。(道東撮影旅行記 終わり)


(十勝川の堤防を工事用のダンプが走る)
コメント (2)
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