中国人のお嫁さんをもらいたくなる?ブログ

中国人女性との日常を日記にしたものです。
強い。何しろ強い。世界最強という説も納得。

日中友好貧乏試合 その1

2006-09-05 19:01:51 | Weblog
 昔のことですが、結婚する事になったので、上海に居る彼女の両親に挨拶に行ったことがあります。
その時のことです。
結婚の手続きを確かめるため、日本領事館に出かけました。
パスポートを見せ、領事館に入り、中国人の職員にあれこれ質問しました。
するとその職員さんは、日本人と結婚することになっている中国人女性のパスポートを見せてくれました。
 パスポートには、写真が貼ってあります。
その写真を見たワタシの眼は飛び出しそうになりました。
写真の女性がどれもみな、凄い美人さんばかりだったからです。
女優さんみたいです。
それも、個性派女優ではなく、いわゆる正当派の美人女優です。
日本人はお金持ち、ということになっているので、こんな美人さんと結婚できるのでしょう。
写真でこれだけ美人さん、ということは・・・・。
結婚が愛情に基づくなんて絶対にウソです。

 来日直後、彼女は、ワタシ以外の日本人は全員がお金持ちである、と信じていました。
「日本人にも、貧乏人とお金持ちがいるんだ。そしてお金持ちには大きいお金持ちと、小さいお金持ちがいるんだぞ」
「大きいお金持ちは何を持っているんですか?」
「そうだね・・・別荘、愛人、馬・・・なんかだな」
「馬? 馬がなんでお金持ちの証拠なんですか? 中国人の農民は、中国を代表する貧乏人ですが、馬ぐらい皆持っていますヨ」
「・・・う~ん、どう説明したもんだか・・・・」

 それはとにかく、日本人は皆美人さんと結婚しているのに、何で俺だけ・・?
いくら嘆いても後の祭り。
後悔につける薬は無い、です。
もう結婚する、って約束してしまったのですから。

 約束と言えば、私たちは結婚してから生活の分担について、約束を交わしました。
まず、メシは小江が造る。
掃除、洗濯も小江が。
その代わり、家賃、ガス、水道、電気、電話、新聞代はよ~ちゃんが払う。
そのほかに、食事代としてよ~ちゃんが小江に 一月 ¥2万円 を払う。
その他、必要なお金もよ~ちゃんが支払う。

「給料は全部、奥さんがもらう、って日本の映画でやっていたヨ」
又、つまらない知識を仕入れやがって・・・。
「映画なんかウソに決まっているでしょ。必要な分だけ奥さんに渡すの。これが日本の習慣です」
「そ~お?」
これには理由があります。
つまり、彼女は中国人です。
日本の金融制度についてはまるで無知です。
それに、少しでも余計なお金を渡すと、全額中国へ送金しかねません。
「中国人は貧乏だから、助け合わないと生きていけないのヨ」
経済体制が未発達の国では親戚知人が助け合って生活していく必要があります。
かつては日本もそうでした。
 現代は独りでも、多少のお金さえあれば生活していけます。
だから先進国では孤独な人が増えるのでしょう。
 私たちは結婚する必要がありました。
彼女は、結婚しないとビザが採れず、日本に居ることができなくなります。
これに対し、ワタシは料理などの家事が全くダメです。
誰がなんと言おうと、できないものはできないし、そもそもやる気がありません。
だから独りのときは、ろくな食事を採っていませんでしたが、結婚してからは、だいぶ体調が良くなりました。
 結婚は人間が必要性の故に創り出した制度でしょう。
だから結婚の必要性が無くなれば、結婚制度も無くなるかもしれません。

 話がそれました。
婚姻のときの約束の話でした。
彼女の実家の生活レベルは、ワタシよりもはるかに上です。
150㎡のマンション、豊富な衣服、山ほどのごちそう、衣食住総ての分野でワタシを上待っております。
ワタシが上回っているのは、収入の数字だけです。
彼女の実家を援助する必要は全くありません。

「本当だ。俺は何年も日本人やっているんだ。信用しろ」
「そ~お?」
その時は、半信半疑ながらも、これで納得しましたが、アルバイト先などで日本人の奥さんとお話をして、ワタシの話が少し違うことに気が付いたようです。
事あるごとに
「公務員の奥さんは、給料全部もらうヨ」
とか
「ソニーの奥さんもお金は全部奥さんがもうら、って言っていたヨ」
と、突っ込んでくるようになりました。
「それはその人だけの例外です」

食事代が月¥2万円では少ないと思う人もいるかもしれません。
しかし、彼女が実際に使うのは¥1万円ちょっとぐらいです。
彼女の節約ぶりはすごいのです。


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裁判がやってきた その3

2006-09-05 06:56:03 | Weblog
 裁判が終わって、さすがにホッとしました。
 あれほどの準備は全く役に立たなかったけれど、一仕事終えたという満足感が、ワタシの心をいっぱいにしていました。

 一ヶ月ほどして、判決書が郵送されてきました。
結果はワタシの予想通りの全面勝訴でした。
しばらくして、社長さんから、¥1400円 プラス訴訟費用、郵送代、交通費、訴状作成費用などを合計したものが送られてきました。
計算は裁判所がやってくれました。
どうせなら、強制執行までやってみたかったのですが、残念なことをしました。

 これが最初の裁判でした。
その後似たような事件が発生して、最後であるとの約束にも関わらず、再度裁判をやらされました。
そして、更にもう一回。
三つの裁判の訴訟額は金額にして、合計¥4000円 ぐらい。
あまりのアホらしさに、温厚なワタシも反乱、いやレジスタンスを起こして、一計を案じることにしました。

 彼女は、口頭での約束では守ろうとしないのです。
「そんな約束は消します」
「よ~ちゃん、夢でも見たんじゃないの」
ヒドイのになると
「あんた、何年私とつきあっているんですか? 中国人が約束なんか守る訳ないでしょ」
それで三回目の裁判の時に、彼女に「誓約書」を書かせることにしました。
彼女は、書かない、と言い張ります。
つまり初めから、約束など守るつもりはないのです。
それは結婚前からです。
「中国人女性の性格はきついらしいからな~」
「一般的にはね。でも私は優しいですヨ」
結婚後に、それを指摘すると
「証拠、ありますか?」

誓約書は次のようなものです。







                    誓  約  書
 
 私こと小江は、今後、裁判に関し、よ~ちゃんに頼み事は一切しないことを誓います。
また、上記に関し、ご飯や、お弁当を作らない、とかタコタコしない、とかよ~ちゃんの不利益になることをしたり、又、しようとしたり、脅かしたりして、よ~ちゃんをいじめたりしません。

 以上、ここに誓うものであります。

 この誓いは絶対かつ永久であり、後になって、無効だと言ったり、取り消したり、例外を設けたりはいたしません。
又、時効にかからないことも確約します。


                        平成○○年 ○○月 ○○日
                             中国人 「小江」
(署名捺印)



絶対とか、時効だとかをしつこく書いてあるのは、彼女がこういうことを簡単に主張するからです。
「昨日約束したばかりなのに、もう時効かよ?」
「そうですヨ」
「裁判はあれで最後、って約束したでしょう」
「そんな約束は無効です」

他人からみれはアホらしいと思うでしょうが、こちらは真剣です。
これ以上裁判やらされたのではたまりません。

誓約書作成に成功したワタシは、早速 ¥7500円 を出費して耐火金庫を購入しました。
そして誓約書の原紙を金庫に納め、コピーを冷蔵庫の扉に張り付けておきます。
金庫に納めるのは、そうしないと誓約書が彼女に破られてしまうからです。
もちろん金庫の番号は秘密です。
冷蔵庫にこれ見よがしに張り付けておくのは、いちいち金庫を開けて、示すのが面倒だからです。出した途端に破られる危険性もありますし。

この懸命な、いや賢明な処置のおかげで、あれ依頼裁判をしないで済んでおります。

 彼女が
「裁判」
と言おうものなら、黙ってこのお札を指し示します。
すると彼女は、悔しそうな顔をして、口をつぐんでしまいます。
その効果たるや、葵の御紋がついた印籠みたいです。
ワタシにとっては ありがたい魔よけのお札です。
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