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ホンモノ

2013年04月07日 | 雑談
「学ぶ」と「真似る」は、語源が同じだそうです。「真に似せる」の意味から、「まね」「まねぶ」という言葉が派生したとも、「誠に習う」の意味から「まなぶ」になり「まね」や「まねぶ」になったとも言われます。『コピーキャット:模倣者こそがイノベーションを起こす』という本が世界十か国で翻訳されて人気です。ヒット商品やスーパーサービスの多くが模倣から生まれているといった事実が指摘されています。概して世に出る初めてのアイデアというものは、開発費も多くかかっている割には、粗削りで未熟な部分が残っているのに対し、それにヒントを得た改良版は、チョット改良が加わって洗練され、世の中を味方につける…という図式です。

「オリジナル」を証明し、かつその「権利」を守ることは、当たり前であって大切なことではありますが、厳密に守られているのかと言えば、どうもそうとは言えません。但し、それこそが「イノベーション(革新)だと、肯定されている事実が数多くあるわけです。「特許」や「実用新案」は、しばしば裁判の種にもなりますが、双方どちらにも(権利者と侵害者)相応の言い分があって落としどころをさぐるのは容易ではありません。

が、実際は、そのような特許などの形にすらならない数多くの場面で、大小の摩擦が常に起きています。裁判にもならない行き違いがそこここで起きています。そして何より、行き違いにすらできずに、多くの不満が消化不良のまま流されていきます。「盗作」と「改良」は、線引きがとても難しく、世の中に発表した途端、ある程度の事はむしろ勲章だと受け容れざるを得ないのが現状のようにも思えます。ですから、ホンモノは、常に「次」の提案をし続けられる器を指すのかも知れないと思います。



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