映画の感想をざっくばらんに、パラパラ読めるよう綴っています。最近は映画だけでなく音楽などなど、心に印象に残ったことも。
パラパラ映画手帖
No128「ヒナゴン」渡邊孝好監督
2005-09-02 / 映画
淡路恵子はじめ、おばあちゃんたちが劇に初挑戦する様子を
生き生きと描いた「ぷりてぃ・うーまん」の渡邊監督。
昭和45年に、広島県比婆郡で、類人猿のような怪物の目撃証言が相次いだ。
この「ヒバゴン」騒動をベースに、
重松清が、井川遥主演映画の原作ということで書き下ろした小説「愛しのヒナゴン」を映画化。。
「信じる」というテーマがしっかりと描かれている。
昔の幼なじみを信じること、
他人がどういおうと、自分が確かにこの目で見たもの(ヒナゴン)を信じること、
教師が子どもを信じること
自分の力、決断を信じること、
いろんな「信じる」が、キーワードになっている。
子どもって、何を言っても、信じてくれる教師がいるから
安心して、嘘を言える、という言葉があった。
今の子どもたちにも、信じるものが、いっぱいあればいい・・。
そういえば、小さな頃、現実でないものといっぱい仲良しだった。
ただの想像の世界。空想・・。
でも、それが、まぎれもなく、そのときの私の心を支えていた。
心の一角に、何かがちゃんとあって、樹の根っこのように
力強く支えてくれたのだ。
この映画では、それが「ヒナゴン」になるのだろう。
村長は、村民に夢、誇りを持ってもらおうとヒナゴン探しに力を入れた。
松岡俊介が、まじめでまっすぐな教師役を好演。脇では、佐藤允がよかった。
村長がバイブルにしていた、矢沢永吉の「成り上がり」の言葉が劇中、何度も引用され、読んでみたくなった。
舞台となった比婆郡西城町が、今年4月1日に合併したこともあって
市町村合併、村長選挙のてんまつが描かれている。
しかし、普通の村民の誰かにスポットをあてたほうが、人間ドラマになったのではないか。村民が、本当にはどう感じているのか。そこを伝えてほしかった。
村長候補の若者の演説、頑張っていたけど、どこか上滑りな気がした。
運動場や田んぼで、子どもたちが駆けていくシーンは、元気があってとてもいい。
井川遥が自転車を漕ぐシーンもすてき。
惜しむらくは、井川のナレーションが語りすぎ。
そんなに説明しなくても、観客は想像できるはず。
お薦め度 ★★★★★(星10個で満点)
生き生きと描いた「ぷりてぃ・うーまん」の渡邊監督。
昭和45年に、広島県比婆郡で、類人猿のような怪物の目撃証言が相次いだ。
この「ヒバゴン」騒動をベースに、
重松清が、井川遥主演映画の原作ということで書き下ろした小説「愛しのヒナゴン」を映画化。。
「信じる」というテーマがしっかりと描かれている。
昔の幼なじみを信じること、
他人がどういおうと、自分が確かにこの目で見たもの(ヒナゴン)を信じること、
教師が子どもを信じること
自分の力、決断を信じること、
いろんな「信じる」が、キーワードになっている。
子どもって、何を言っても、信じてくれる教師がいるから
安心して、嘘を言える、という言葉があった。
今の子どもたちにも、信じるものが、いっぱいあればいい・・。
そういえば、小さな頃、現実でないものといっぱい仲良しだった。
ただの想像の世界。空想・・。
でも、それが、まぎれもなく、そのときの私の心を支えていた。
心の一角に、何かがちゃんとあって、樹の根っこのように
力強く支えてくれたのだ。
この映画では、それが「ヒナゴン」になるのだろう。
村長は、村民に夢、誇りを持ってもらおうとヒナゴン探しに力を入れた。
松岡俊介が、まじめでまっすぐな教師役を好演。脇では、佐藤允がよかった。
村長がバイブルにしていた、矢沢永吉の「成り上がり」の言葉が劇中、何度も引用され、読んでみたくなった。
舞台となった比婆郡西城町が、今年4月1日に合併したこともあって
市町村合併、村長選挙のてんまつが描かれている。
しかし、普通の村民の誰かにスポットをあてたほうが、人間ドラマになったのではないか。村民が、本当にはどう感じているのか。そこを伝えてほしかった。
村長候補の若者の演説、頑張っていたけど、どこか上滑りな気がした。
運動場や田んぼで、子どもたちが駆けていくシーンは、元気があってとてもいい。
井川遥が自転車を漕ぐシーンもすてき。
惜しむらくは、井川のナレーションが語りすぎ。
そんなに説明しなくても、観客は想像できるはず。
お薦め度 ★★★★★(星10個で満点)
コメント ( 8 ) | Trackback ( 0 )
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みたいでしたね。
ルポライターとしての活動と、小説家としての執筆活動を両立する重松清らしい、といえば、それまでですが、ちょっと見え見えちゃうという感じもしました。
もう少しうまく作れば
すばらしい映画になったでしょうに。
「ヒナゴン」は好きです。
ご指摘のとおり、テーマがいいのに、もりこみすぎでしたね。
もったいない気がしました。
本当は、
自分の町を見つめなおして、大切にしたい、
というメッセージなんですね。
です。
自分も、ずいぶんと歳とったのかもなあ・・
残念っ!!
ところですみません。是非お願いがあります。応援サイトのご紹介ページというのがあるのですが、そちらに管理人さんのブログをご紹介させていただけないでしょうか。現在8ページ目に入っております。大阪で鑑賞されて感想を入れておられる方はまだ若干名です。とても嬉しく思います。どうかリンクを貼らせて下さい。目的はヒナゴンは名古屋で10月上映ですが、それ以降が決まっておりません。全国ではないのです。1ヶ所でも多くの人にヒナゴンを観ていただくために声を集めて応援しております。まだ7月にスタートさせたばかりですが、どうかよろしくお願いいたします。返信はこちらでもよろしいですし、もしよろしかったらHPのBBSかメールでお願いできればと思います。お手数をおかけいたしますがよろしくお願いいたします。
不安でした。嬉しいです。今後ともよろしくお願いいたします。頑張ります。
熱意があふれんばかりですね。
こんな立派なHPでご紹介いただけるなんて
感激です!
ありがとうございます。
ぜひ名古屋での上映に向けて、がんばってください。
口コミの力は大きいです。
すごく嬉しいです。ありがとうございます。
今度
10月11日火曜に渡邊孝好監督が異国で監督されたドラマが読売テレビ系であります。詳しくはヒナゴン応援HPのお知らせのページをご覧下さい。反町隆史さん、飯島直子さん他の出演です。
今後ともよろしくお願いいたします。
ブログもやっておりまして、本日のブログからトラックバックさせていただこうと試みたのですが、失敗に終わりました。またチャレンジしてみますね。
新聞でも大きくとりあげられていましたね。
ぜひ観てみたいと思います。
トラックバックは、結構、馴れないと難しいです。
私もよく失敗しました。
もしよろしければ、またTBしてください。