映画の感想をざっくばらんに、パラパラ読めるよう綴っています。最近は映画だけでなく音楽などなど、心に印象に残ったことも。
パラパラ映画手帖
No1224『トム・アット・ザ・ファーム』~冒頭に流れたある曲について~
2014-11-02 / 映画
11月1日は映画の日、ということで、
久しぶりに、頑張って、雨の中、ひとり映画館のはしごをした。
レイトショーで、帰りはかなり遅くなるけれど、
100円2割引きのおにぎりを二つ頬張って挑んだのが、
テアトル梅田で公開中の
フランスのグザビエ・ドラン監督の新作。
映画の冒頭で流れるのが、
ミシェル・ルグランの
「風のささやき」(The Windmills Of Your Mind)。
スティーヴ・マックイーン主演『華麗なる賭け』(1968年)の主題歌。
とても切ないメロディで(コード分析したい!できないけど(>_<))
聴いただけで、哀しくなるけれど、
この歌詞が、またなんともすてき。
くるくる回る風車のような、愛する君の心が、
時計や、回転木馬や、いろんな物にたとえられつつ、
失恋した思い出が、次々とよみがえり、
ときの流れと、深い哀しみが、しみとおってくるようで、
スクリーンの字幕で歌詞を読んでいるだけで、心奪われた。
映画の冒頭のつかみとしては、抜群。
それで、映画の方は、というと、
うーん…。
ツイッターで、誰かが、
すごくよかったとほめながらも
「観る人を選ぶ」と書いていたのが、わかるような感じ。
私には、ちょっとわかりませんでしたが、
この曲をバックに、
ケベック州の田園地帯を俯瞰でみながら、
一本道を走っていく車をとらえたショットの美しさは、
忘れません。
祖母を演じるおばあさんがすてきでした。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« DTM(を)ヤロ... | No1125『虎の... » |
コメント |
コメントはありません。 |
![]() |
コメントを投稿する |