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No1224『トム・アット・ザ・ファーム』~冒頭に流れたある曲について~

11月1日は映画の日、ということで、
久しぶりに、頑張って、雨の中、ひとり映画館のはしごをした。
レイトショーで、帰りはかなり遅くなるけれど、
100円2割引きのおにぎりを二つ頬張って挑んだのが、
テアトル梅田で公開中の
フランスのグザビエ・ドラン監督の新作。

映画の冒頭で流れるのが、
ミシェル・ルグランの
「風のささやき」(The Windmills Of Your Mind)。
スティーヴ・マックイーン主演『華麗なる賭け』(1968年)の主題歌。

とても切ないメロディで(コード分析したい!できないけど(>_<))
聴いただけで、哀しくなるけれど、
この歌詞が、またなんともすてき。

くるくる回る風車のような、愛する君の心が、
時計や、回転木馬や、いろんな物にたとえられつつ、
失恋した思い出が、次々とよみがえり、
ときの流れと、深い哀しみが、しみとおってくるようで、
スクリーンの字幕で歌詞を読んでいるだけで、心奪われた。
映画の冒頭のつかみとしては、抜群。

それで、映画の方は、というと、
うーん…。
ツイッターで、誰かが、
すごくよかったとほめながらも
「観る人を選ぶ」と書いていたのが、わかるような感じ。

私には、ちょっとわかりませんでしたが、
この曲をバックに、
ケベック州の田園地帯を俯瞰でみながら、
一本道を走っていく車をとらえたショットの美しさは、
忘れません。

祖母を演じるおばあさんがすてきでした。


 

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