静聴雨読

歴史文化を読み解く

近況報告・1

2013-01-05 07:20:00 | 身辺雑録

 

「あけましておめでとうございます。」

「おめでとうございます。今年もどうぞよろしく。」

「はい、これ。ノンアルコールビール。あなた、最近太っているから。」

「ビールもノンアルコールビールもいただきます。でも、ノンアルコールはノンカロリーなのかな?」

「ほら、エネルギーは11kcalでしょ。ビールは、42kcalもあるのよ。」

「はいはい、せいぜい、ノンアルコールビールを飲むことにしましょう。」

 

「今日は晴れて、空がきれいね。」

「遠くの、左右の丘が切れたところに、海が見えるでしょ。あれが金沢八景。」

「ほんとだ。海が上・下二段になって見えるわね。」

「なぜ、二段になって見えるか不思議なのですが。」

「左側に観覧車が見えるわね。あれが、『八景島シーパラダイス』ね。」

「そう、夏の週末には、あそこで花火が上がる。規模が小さく、高さも低いので、あまり迫力を感じないがね。」

「でも、素晴らしいじゃない。」

 

「あなた、以前、金沢八景に住みたいといっていたわね。」

「はい、真剣に物件を探しました。でも、なかなか、これはという物件が見つからなくて。そのうちに、東日本大震災が起こりました。」

「金沢八景は海辺に近いから、津波が心配ね。」

「役所に行って、『津波からの避難に関するガイドライン』というのをもらって来ました。それによると、『慶長型地震』を想定した『予測される最大津波高』が4.0mとなっています。金沢八景近辺でも、1m-2mの津波は覚悟しないといけないらしい。」

「それは、考え込まざるをえないわね。」

「最近、売りに出ている中古マンションのほとんどは1階か2階なのさ。」

 

「なるほど。それだったら、ここは高台で、津波の心配もないし、遠くに金沢八景も見えるし、ここに落ち着いたら。」

「私もそういう考えになってきました。」  (2013/1)