静聴雨読

歴史文化を読み解く

公営競技雑感・1

2010-11-01 07:32:31 | スポーツあれこれ
公営競技、または、公営ギャンブルについて書いてみたい。

「公営競技」とは、競技の名において、賭け事を楽しむものである。具体的には、競馬・競輪・ボートレース・オートレースの4競技を指す。なぜ、「公営」なのか? それは、国(の特殊法人)か地方自治体が主催しているからだ。「公営でギャンブルを主催するとはけしからん。」という意見は以前からある。

国(の特殊法人)や地方自治体がなぜ公営競技を主催するのか? それは、テラ銭が国(の特殊法人)や地方自治体の財政を潤すからであった。ところが、近年、その大前提が怪しくなってきた。

以下は、2010年10月28日付けのスポーツ紙に掲載された、27日の各公営競技の記録である。
入場者数と売上高を並べる。

 川崎競馬 : 6462人 : 7億7100万円
 門別競馬 :  365人 : 1億4100万円

 伊東競輪 : 1246人 : 2億6600万円
 弥彦競輪 :  631人 : 1億3100万円
 青森競輪 :  622人 : 1億6300万円
 一宮競輪 : 2597人 :    9400万円
 福井競輪 : 1007人 : 1億4600万円
 広島競輪 : 1503人 : 1億5000万円

 江戸川B : 16449人 : 1億0000万円(Bはボートレース。以下同じ。)
 多摩川B : 14462人 : 1億3200万円
 平和島B : 31969人 : 2億4000万円
 常滑B   : 71728人 : 5億8200万円
 唐津B   : 14316人 :    9000万円
 住之江B : 38542人 : 2億0600万円
 若松B   : 37104人 : 1億8900万円

 浜松A   : 2616人 :  1億0800万円(Aはオートレース。)

これらの数字から何が読み解けるか? (2010/11)