静聴雨読

歴史文化を読み解く

菅氏への期待

2010-06-04 08:29:05 | 社会斜め読み
鳩山首相があっさり政権を投げ出して、民主党が代表を替えようとしている。
次期総理として菅直人氏が有力のようだ。菅氏への期待を述べたい。

当面の菅氏の役割は、7月の参議院議員選挙を乗り切ることと、「クリーンな政治」の実現だろう。

参議院議員選挙対策はここでは措いておいて、「クリーンな政治」の実現については、市民運動出身の菅氏が本領を発揮できるはずだ。

「クリーンな政治」の具体化は比較的容易で、企業・団体献金の廃止、官僚の天下りの廃止、行政改革の推進、などがすぐに浮かぶ。

すると、同じ政治理念を標榜している政党がほかにもあるではないか? そう、「みんなの党」だ。渡辺善実率いる「みんなの党」は、行財政改革一本を訴えて、いま人気上昇中だ。参議院議員選挙後には、「ミンミン連立」が現実味を帯びてくる。

その際には、行財政改革に真逆の政治信条を持つ国民新党(「郵政民営化」のより戻し、など)は、連立を解消することになろう。

さぞ、喧(かまびす)しい夏になるだろう。 (2009/5)