in my room

静かなパラダイス

For Your Love…

2016年06月04日 | Weblog

グレアム・グールドマンの有名な曲をもう1曲。



https://www.youtube.com/watch?v=FuffpX3JEyw

「For Your Love」(1965年・英3位/米6位)

イギリスのヤードバーズ。
僕は昔からこのグループはどうもピンとこない…
というかあまり好きではない。
理由は…彼らが指向していたのは主にブルーズやR&Bの黒人音楽ですが、
逆立ちしたって本場の黒人には敵わない。
白人なりの味付け=プラスα=オリジナリティが希薄なように感じますね。
アニマルズやストーンズはそのあたりが一味違うように思います。



というわけで、通好みの地味なグループですが、
後に有名になる3大ギタリストが在籍したことで知られています。
初代ギタリストがトニー・トプハム
2代目:エリック・クラプトン
3代目:ジェフ・ベック
4代目:ジミー・ペイジ

地道なライブ活動で着実に人気を得ていきますが、
ブルーズのカヴァー曲が多く、ヒット曲がない。
一般受けするヒット狙いで人気拡大を図ったのがこの曲…という経緯です。
リリース直後に“ブルーズ命”のエリック・クラプトンが脱退。
ですからプロモーションビデオのギターは3代目のジェフ・ベックですね。



グレアム・グールドマンのソロ・アルバム「THING」(1968年)
自分が作った曲を自ら歌っている。
お馴染みの曲が入っていますが、どうも地味だよなぁ。
素朴な味は出ていますが、アレンジが野暮ったいのかな?
ちょっぴり物足りない内容ですね。
洗練されたサウンドの“10cc”に加入するのはもう少し後ですね。