ガンプラ秘密工場(仮)

ガンプラ他、プラモデルを限られた環境下(ノンシンナー)で楽しもうというブログ
 

HGUC量産型ザクでスジ彫りの特訓その他…(その3)

2006年11月15日 | 機動戦士ガンダム(1st)
 なんか昨日の記事から最後の部分に「スポンサーリンク」というのが付くようになったんですが、何のことだかよく分かりません(汗)。しかもプラモに全然関係のないエステ関係とか「やずや」とかの広告が…(?)。
 一応、ブログの内容と関連のある広告が出るらしいのですが、謎です。ひょっとして記事の中に「プロポーション改修」とか「整形」とかの言葉が入ってるからかも(笑)。
 でも、「やずや」みたいなメジャーな会社が自分の記事にスポンサーとして出ているのがちょっと(いや、スゴく)うれしいオッサンです。

 さて、今回は太もも(これでまたエステの広告が…:汗)パーツのヒザ関節部にスジ彫りを入れます。俗に言う「マルイチモールド」にするわけです。

 普段なら適当に定規を当ててスジ彫りするのですが、4ヶ所あるヒザ関節の丸いパーツに同じ角度でスジ彫りをするのは難しいので、筆者にしては珍しくプラ板でゲージを作ることにしました。

 1.2ミリプラ板に、ヒザ関節丸パーツの頭が入るぐらいの穴を開けます(直径約7.5ミリ)。大きな板のままでは太ももの装甲にぶつかってしまうので、太ももの装甲を避けられるように穴の周辺を丸く切り取ります。
 写真のプラ板で赤く塗っている部分は「こっちが前側」の目印です。
 スジ彫りのための定規となる板を0.5ミリプラ板で切り出し、1.2ミリプラ板の穴に接着するのですが、角度が重要です。
 今回は1/144HGグフカスタムに合わせて、後ろの方に向かってスジ彫りが上がっていく角度にしました。
 4ヶ所とも同じ角度にするため、写真の2本の赤い線で示した部分が平行になるように設定してから0.5ミリプラ板を好みの角度(45度よりちょっと浅め)にして接着しました。ゲージの両面を同じように使えるように、1.2ミリプラ板の厚みに対して0.5ミリプラ板を貼る場所を慎重に決めます。

 これでゲージは完成です。プラ板に大きな穴を開けたり角度を合わせたりする作業が難しく、ちょっと時間はかかりましたが、大事に使うと今後もずっとイケますので、作っておいて良かった~! これで「ジオンはあと10年は戦える…」です。←オッサン、ザクばっかり作る気かいな!?
 これを太もものパーツにマスキングテープで固定します。

 スジ彫りの角度を一定に保てるように、ゲージの目印の直線部分と太もも装甲の直線部分を平行に合わせてマスキングテープを貼ります。


 エプロンさんオススメのデザインナイフの刃の「背の部分」を使ってスジを彫っていきます。
 デザインナイフの刃の背の部分は、「超シャープなPカッター」といった感じの切れ味で筆者もオススメです。「切る」というより「引っ掻く」感じでスジが彫れます。
 スジ彫りを太くしたい場合は、ナイフの刃先を少し折ってやると良いそうです。この辺はエプロンさんの模型製作日記に詳しく書いてあります。プラ板を使ったゲージもよく出てきますので、ぜひ参考にしてみて下さい!


 ナイフで何度かケガキ線を入れたら、ゲージを外して様子を見ます。線の角度は良いですが、細いですねぇ。
 このケガキ線を基準に線を太くしていくのですが、今回はデザインナイフでパーツの面に対してV字型に切り込みを入れました(図参照)。


 スジ彫りがある程度太くなったら、今度は目立てヤスリでさらにスジ彫りを太くし、二つ折りにした耐水ペーパーでスジ彫りを仕上げました。

 この作業を他の3ヶ所にも同様にして行います。ゲージのおかげで角度や位置がすぐに決まるので、ストレスなく出来ました。


 スジ彫りが完了したので、太ももを組み立てました。股関節の可動範囲拡大のため、脚の付け根の接続穴を上と後ろに向かってすり鉢状に広げてあります。写真では分かりにくいですねぇ…(汗)。

 今回作ったゲージは、ヒジ関節の丸い部分にも使えることが分かりました。うわ、まだ4ヶ所あるやん!(汗)
 それでは今日はこの辺で…。
 

HGUC量産型ザクでスジ彫りの特訓その他…(その2)

2006年11月14日 | 機動戦士ガンダム(1st)
 HGUCザクの2回目です。
前回、小型化した頭部を仮組みした上半身に取り付けてみました。

 頭部を小型化した効果で肩の位置が高く見えるかなぁと期待しましたが、やっぱり肩の四角いブロックの位置が低い気がします。胸の上面よりも肩ブロックが上に突き出してるぐらいの方が力強くなりますし、頭部がさらに小さく見えるはずです。
 
 今回は肩の関節軸を上に上げようとしたところ…

 肩の付け根関節部は前方にスイングするギミックがある関係で手を加えにくくなっています(汗)。強度と可動範囲を確保したまま肩関節軸を2ミリほど上に移すのはかなり難しそうです。
 いくつか方法を考えてみましたが、どれも決め手に欠けるので、もうしばらく考えることにしました。

 考えながら左肩アーマーにスジ彫りを彫ります。
 プラ板にエッチングノコを両面テープで貼り付ける方法でスジ彫りを行います。今回は1.2ミリプラ板を2枚重ねで使用し、両面テープとエッチングノコの厚みを合計して約2.55ミリの高さでスジ彫りをしました。

 ノコギリの刃先は、1方向だけでなく左右どちらの向きの回転にも対応できるように工夫してプラ板に貼りました。
 ゲージに使うプラ板は、肩アーマーのフチに干渉しないように削ってあります。船のへさきのような形にすると肩アーマーに干渉しませんよ!
 肩アーマーを回すようにスライドしながらスジを彫っていきます。

 線の角度が変わる部分は難しいです。肩アーマーを置く角度を変えて彫るのですが、別の角度の線と接する部分の近くになると、どうしてもスジを彫るのが恐くなります。少しずつ両方の線を彫ってつながるようにしていきます。
 真っ直ぐな部分とスジ彫りの深さや太さが違ってきますので、デザインナイフの刃先を使ってスジ彫りの深さや太さを調整し、2本の線が接する部分をスムーズにつなぎます。
 
 とりあえずケガキ程度ですが、スジ彫りで肩アーマーを1周できました。この段階でも写真用に「コピックモデラースミ入れ用」でスミ入れしましたが、スジ彫りの状態が分かりやすくなるのでオススメです。

 スジ彫りを太くするために、エッチングノコを貼ったプラ板の下にコピー用紙を1枚敷いて、紙の厚み分だけ高い位置でスジ彫りを彫ります。

 すでに一度スジを彫っているので、最初に比べると楽にできます。一通り彫れたら、今度はもう1枚コピー用紙を下に敷いてさらに彫りました。
 これでエッチングノコの刃の厚み+2枚の紙の厚さの分の太さでスジ彫りができました。


 ある程度スジ彫りが太くなったので、いよいよ「目立てヤスリ」の登場です。目立てヤスリは本来はノコギリの刃を研ぐものらしいですが、目の細かさとか形状がプラモ向きです。スジ彫りにも使えます。筆者は長年愛用していて、現在のものは3代目です。

 目立てヤスリの刃の鋭いエッジでスジ彫りを太く深くしていきます。最初のエッチングノコでのスジ彫りの段階で、ある程度の太さのスジにしておかないと、ヤスリがズレて失敗してしまいます。重要ポイントです。


 スジ彫りの太さと深さを均一にできたら、スジ彫り周辺を細かい耐水ペーパーでならしてスジ彫り完了です。

 もし、スジ彫りがちょっとだけヨレてしまった場合は、デザインナイフの刃先で軽くカンナ掛けして修正したり、スミ入れのやり具合でごまかすことができます。
 もっとスジ彫りがズレてしまった場合は、瞬間接着剤などで埋めて彫りなおす必要がありますが、後日の記事で取り上げます。


 グフ系のキットなどの肩アーマーに付いている小さな丸い凹モールドを彫ってみました。1ミリピンバイスで軽く穴を掘り(貫通しません)、細い棒ヤスリの先で穴をすり鉢状に広げただけです。市販のディテールアップパーツのマイナスモールドを貼り付けても良いかもしれませんねぇ…。

 こうなってくるとスパイクの根元の一段太くなっている部分を再現したくなりますが、アレは難しいのでやめときました(汗)。

 とりあえず肩アーマーの完成です。スジ彫りに向かってヤスリで削り込んでF2ザクみたいなカッチリした形の肩アーマーにすることも考えましたが、パテで裏打ちしないとヤバそう(削っているうちにパーツに穴が開くかも)なので、やめました。そのうちHGUCでF2ザクも出るでしょうと期待しながら…。

 今回はここまでです。やっぱりスジ彫りは神経使うわぁ…
 スジ彫りといえば、エプロンさんがプラ板でゲージを作って等間隔のスジ彫りを彫っていますので、ぜひ見に行ってくださいね!

HGUC量産型ザクでスジ彫りの特訓その他…(その1)

2006年11月13日 | 機動戦士ガンダム(1st)
 なぜか今回からHGUC量産型ザクです。「現在製作中」のコーナーでは、これまで最新のキットを扱い、キットレビュー的な内容も含んでいましたが、今回は「特別編」として、すでにおなじみのキットを扱うことにしました。

 本来なら1/100セイバーガンダムあたりを取り扱うべきなのですが、1/100セイバーガンダムは出来が良さそうなので、改修する部分が無さそうなんです…(汗)。ホンマはちょっと作ってみたいんですけどね…。

 あと、予定している次回のネタが発売されるまでに微妙な間がありますので、スケジュールの調整が必要です。
 そこで、次回のネタ(リクエストのあったスジ彫り講座も兼ねます)までに自分の技術を磨いておこうということにしました(スジ彫りは苦手なんですよ…:汗)。
 
 HGUC量産型ザクはご存知のようにデザインアレンジによる追加ディテールがほとんどない、スッピンに近いザクです。HGUCガンダムと並べると実に良い感じなのですが、HGUCの初期(まだ芸風の確立していない頃)のアイテムであるHGUCグフと並べると「(プロポーションもディテールも)あ、合わへん…(汗)」という困った事態が生じます。
 ならば、HGUCグフと並べても違和感のないHGUCザクを作ってみよう、と…。

 作業に入る前に、説明書の写真を画像加工して改修プランを練りました。

 「キットの頭の分割ラインで上下高さを詰め、肩の取り付け軸を2~3ミリ上に移動するとこんな感じかな~」というように画像を加工しました。スジ彫りなど、HGUCグフと同じぐらいの密度のディテールも追加しています。

 「これなら大改修をしなくてもグフと並べられるかなぁ?」という感触をつかみ、モチベーションを高めたところで作業に入ります。

 頭部の高さを詰めます。

 頭蓋のパーツ(B36)の下側を約0.5ミリ短縮するのですが、その前にパーツB36・B17の、写真ではオレンジ色に塗った部分の高さを0.5ミリ強削って低くします。これを先にやらないと後の作業に支障をきたしますので…。


 次にB36の後頭部、動力パイプ基部をエッチングノコで切り離しました。デザインナイフでも出来ないことはないのですが、刃の厚みの分だけすき間があいてしまいます(困)。
 これでB36の高さを詰めるための下準備が出来ました。

 B36の下側をスライスして高さを詰めるのですが、以前記事に書いた「かめっチ式モノアイの作り方」のスジ彫りの方法と同じやり方でパーツを切断しました。写真の銀色の矢印みたいなヤツがエッチングノコ(コトブキヤ製)です。
 0.5ミリ厚のプラ板に両面テープでエッチングノコを貼り付け、作業台にそのプラ板を両面テープで貼り付けます。これでパーツの底面と平行に、プラ板の厚みだけスライスすることが出来ます(厳密にはノコギリの刃の厚みや両面テープの厚みもプラスされますが)。手の力を抜いて少しずつパーツを滑らせて切ります。

 この作業、パーツの切断する部分全体をまんべんなく切り進めていく必要があります。モノアイの支柱部分を先に切ってしまうと、パーツがコケて上手く切ることが出来なくなりますよ(笑)。筆者は途中で気が付いたので難を逃れることが出来ました(汗)。
 
 B36が切れたら、モノアイブロック(A22)も同様にスライスします。


 B36・A22ともに約0.5ミリ強薄くなったところで、頭部の下半分と組み合わせると、なぜかB36がはまりきらない…(汗)。
 原因は、A22の裏側の筒状部分でした。

 写真の赤く塗った筒の部分も高さを0.5ミリ強だけ低くしないとパーツがはまらないのでした(汗)。HGUCシャア専用ザクが発売された当時も頭の高さを詰めたはずなのに、なぜか今回気付きませんでした…(大汗)。




 横から頭を見た写真の方が分かりやすいと思いますが、写真の右側が加工後です。
 実はB36のスライス以外にも、頭頂部やひさしの部分、頭の底面をヤスリで削って小型化しています。
 これらの加工で、頭の高さは約1ミリ低くできました。

 あと、モノアイレールの下、人間でいうと鼻や頬骨の辺りの面をデザインナイフのカンナ削りでシャープに削ったり、クチバシの上面の動力パイプ基部を筒の一部に見えるように修正してやると、顔の印象が引き締まりますよ!


 うわ、頭だけで記事1回分使ってしもうた…(汗) このネタのメインはスジ彫りの練習やのに…OTL 
 

HGUC シャア専用ゲルググ(最終回)

2006年11月12日 | 機動戦士ガンダム(1st)

 筆者の中では「シャア専用ゲルググ」といえばこのシーンです。昔、劇中の名シーンの大判シール(7センチ×10センチぐらいだったかな?)が付属したガムが発売されていましたが、筆者が買ったのはこのシーンでした(図柄が選べるようになっていました。ホンマはグフの絵が欲しかったんですが、スーパーの売り場にはありませんでした)。

 さて、シャア専用ゲルググも今回で最終回! 残りの作業もあとわずかです。

 前腕の外側に付く追加ユニットは、ノーマルのゲルググでは増速用の推進器らしいです。手首側とヒジ側、どちらが噴射口なのかは不明です。他にも3連ロケットランチャー&重量バランス補正用の小型シールド、110ミリ機関砲、ビームガン、グレネードランチャーなどが各派生型には装備されていますねぇ。
 ゲルググはザクタイプのバリエーションと違って、パーツの交換(プラモ的にはランナー1枚追加)で派生型が何体も出来るというお得な構成です。機体構造のユニット化が進んで、完成度が高くなっているからでしょうねぇ。
 何も考えずにそのまま組みました。


 前スカートアーマーは、可動式になっていますが、元のポジションではすき間が目立たないようになっています。MGは固定式でも段差が目立ちましたからねぇ…。MGからはもう10年ぐらい経っていますけど、こういう部分にも技術の進歩が感じられますね!
 スカートのスリット(こう書くと別のモノを想像してしまいますねぇ:笑)は、ガンダムマーカースミ入れ用ブラックでスミ入れしました。黒でスミ入れするのは何となくタブーになっているような風潮ですが、ゲルググのようなノッペリ感のある機体にはメリハリを付ける効果があると思います。

 
 ようやく完成しました。気が付けば第1回から最終回まで、MGキット並みの期間が経っていました(汗)。まあ、「かめっチ式モノアイ」を確立できたから、収穫は大きかったですわ…。
 このHGUCゲルググ、精悍さとブサイクさが程よくブレンドされていて良いですねぇ。昭和の悪役俳優みたいな感じです。可動機構にはちょっと疑問点はありますが、実に良いキットで、組んでいて楽しかったです。

 このキットにも例によってアッシマーやガブスレイやガザCのスタンドが使えます。近いうちに別売りのスタンドが発売されるそうで、良かった、良かった。








 なんか、同じポーズばっかりですが、手元にHGUCガンダムがいないので、仕方なくこうなってしまいました。他にゲルググといえば…

 こういうシーンしか頭に浮かんでこないもので…(汗)。

 最後にアムロに一言! マ・クベ大佐の、ギャンの機体特性を活かした頭脳プレーにブチ切れ寸前で「卑怯なヤツ」とか言ってたけど、ホンマに卑怯なのは対ギャン戦で消耗したガンダムを背後から狙い撃ちしたシャアやと思いますよ…(笑)。

 次回からはスジ彫りの実験に入ります。それではまた…。

HGUC シャア専用ゲルググ(その9)

2006年11月11日 | 機動戦士ガンダム(1st)
 HGUCゲルググもようやく完成に近づいてきました。なんか長かった…。では製作に入ります。


 シールド表面のパーツは、豪快にもグレー成型のABS樹脂パーツです。ゲルググのシールドの色って、確か紺色だったような気もしますが、気にせずグレーのまま行きます。さすがにシールド表面が筆ムラ状態というのは気まずいですから…(笑)。
 このABS樹脂製のシールドは表面のヒケがスゴいので、耐水ペーパーでならしました。ヤスリ傷が目立ちやすいABS樹脂なので、仕上げは念入りに…。

 ビームライフルは以前の状態に銃口を取り付けただけです。合わせ目は消していません。トリガーガードとかセンサーの加工をした割に、合わせ目を消さないなんて、意味不明のオッサン・かめっチです(汗)。



 ビームナギナタ(「アルバート社製ツインビームソード」という名前がMSVの頃に付けられたんですけどね:笑)は、シールド裏にも取り付けられますが、設定通り背中に真っ直ぐ取り付けました。
 このビームナギナタの柄、色といい形といい、竹で出来ているように見えるのは筆者だけでしょうか? 竹竿のようなものが背中に真っ直ぐ取り付けられているので、筆者が子どもの頃に、母に姿勢矯正のために竹定規を背中に突っ込まれた事を思い出します…(小さい頃から姿勢が悪かった筆者です)。

 以前実験したヒジ関節隠しパーツは、取り付けようかどうか悩んだのですが、せっかく作ったので取り付けることにしました。
 前腕のパーツ(B20・B21)にヒジ関節を組み込んで、ヒジを真っ直ぐ伸ばした状態にしてからヒジ関節隠しパーツをゼリー状瞬間接着剤で取り付けると…
 前腕のパーツと干渉してヒジが動かなくなってしまいました…OTL


 前腕のパーツ、ヒジ関節の可動範囲を確保するための切り欠きの裏側のエッジがヒジ関節隠しパーツに引っ掛かっています。実験の時は隠しパーツが固定されていなかったので気付かなかったようです(汗)。
 写真の水色の線で示したエッジをデザインナイフのカンナ削りで落としていきました。外観にはあまり影響はありません。

 さて、これでパーツの干渉がなくなったかなぁと思って前腕を組み立ててみると、今度はヒジを深く曲げようとした時に何やら違和感が…OTL

 前腕を分解して調べてみると、ヒジ関節に接着したヒジ関節隠しパーツとD8・D9のパーツが干渉していました。ちょうどD8・D9のシールド取り付け部の裏側が隠しパーツとぶつかっていたのです。
 実験の時は…(以下、同文:汗)。


 えらくボヤケた画像でゴメンなさい(汗)。パーツD8・D9のシールド取り付け用のジョイント部の裏側をパーツ同士の干渉がなくなるよう削ります(穴の反対側です。写真の赤く塗った部分)。
 これでようやくヒジ関節がスムーズに曲がるようになりました。
 しかし、この作業の時に何度もヒジ関節を組んだりバラしたりしたので、ヒジ関節がユルんでくる恐れが出てきました。あ~あ。
 ABS樹脂製の可動部は、一度組み立てて動かしてから分解すると、動かした時にすり減ったパーツのカスが可動部から逃げていってしまい、再び組んだ時にはユルくなってしまう場合が多いです。カスが外に出ないように、一度組み立てたら分解しないようにするのが良いでしょう。


 これで前腕が完成です(←腕の外側に付く増加ユニットは?)。ヒジ関節隠しパーツの効果はなかなかで、ひじ関節の動きに連動した引き込み式のギミックが仕込んであるかのように見えます。これはオススメです。
 ヒジ関節がユルんでくる恐れがあるので、メンテナンスが可能になるよう、前腕の合わせ目消しは、パーツを接着せずに行いました。合わせ目の部分にデザインナイフでカンナをかけて面をならし、メラミンスポンジでこすって仕上げただけですが、「瞬間接着剤で接着→ヤスリとペーパーで仕上げ」よりも合わせ目が目立たないかも!

 あと、このHGUCゲルググは前腕の手首の付け根、袖口辺りがきちんと造形されていますので、HGUCパワード・ジムでやったような加工は必要ありませんでした。良かった、良かった。

 さて次回はいよいよゲルググ最終回です。ホンマ、長かったぁ~!  

チョロQ ファミリアS-ワゴン改造 「スポルト20中期型」

2006年11月10日 | 昔作ったモノ&第2秘密工場

 以前、ゴンの乳母車の記事でチラッと書きましたが、筆者は車については筋金入りの「マツダ派」です。父が昔乗っていた車がマツダの「カペラ」とか「ルーチェ」だったこともありますが、ル・マンでの活躍やバブル期の5チャンネル体制時代(「ユーノス」とか「アンフィニ」という名前の販売店があった頃です)の美しい車体デザインにあこがれてファンになりました。
 免許を取る前の教習所の車がカペラだったことも影響しているかも…。
 日本ではマツダは「安売りの3流メーカー」という先入観を持っている人が多いでしょうが、そんなことはありません。世界一のスポーツカー量産メーカーであり、他のメーカーがあきらめたロータリーエンジン技術を40年も地道に熟成している世界唯一のメーカーなのです。「プロジェクトX」にもやたら出てきました!(笑)

 さて、筆者の現在の愛車は「ファミリアS-ワゴン スポルト20(にいまる)」です。この車、小柄なファミリアに2リッターのエンジンをブチ込んで、そのパワーに対応するために車体を補強し、足回りを固めたというマニアックな車で、非常に気に入っています。現在の「マツダスピード アクセラ」の先祖といえる車です。ボロボロになるまで乗りますよ!
 
 この車が発売された時期のマツダは、バブル期の5チャンネル体制の失敗により会社がヤバくなっていた頃でして、先進的な技術は採用されていません。でも既存の技術の集大成といえる熟成したメカニズムと、上級車種から流用された骨太の車体、多彩なシートのレイアウト変更により大型ステーションワゴンに匹敵する使い勝手など、筆者の好きなモビルスーツ、ゼク・アインに通ずるものがあると勝手に思い込んでいます。

 実はこの世代のファミリアはデビュー当時、前バンパーの部分がニヒルな笑みを浮かべたような形になっていまして(下の写真を参照)、ちょっと残念だったのですが、しばらくして追加されたスポーツモデルの「スポルト20(初期型)」では改善され、マイナーチェンジ後(中期型)は現在のアテンザ以降のモデルのプロトタイプと呼べるような精悍なデザインの顔つきになりました。後期型スポルト20は灯火関連が変更され、「スポルト20スペシャル」と呼ばれていたかと…。
 発売時期は「ZEHI!」(個性派かぶり物系俳優・唐沢寿明氏の「是非!」コマーシャルです。覚えてますかぁ?)の頃の車ですが、心は「ZOOM-ZOOM!!」です!

 濃い話が長くなりました。ファミリアS-ワゴンはプラモデルもミニカーも発売されておらず、唯一発売されていたのがタカラ(現・タカラトミー)のチョロQでした。しかもノベルティーグッズとしてマツダが配るために作られたものの一般販売版らしいです。
 このチョロQは発売された時期もあって、前期型(ノーマル機種)です。筆者が欲しいのは自分の愛車であるスポルト20(中期型)ですが、発売されることはありませんでした。そこで改造です。

 比較的顔つきの似ている「マツダ・プレマシー(初代)」の顔面を移植し、「似てると思ったら、全然違うやん!」と泣きながらエポキシパテで修正しました。
 車体の各部にはプラ板で地味目のエアロパーツを追加して実車のスタイリングを忠実に(?)再現、自分の愛車の色に近い色で塗りました。この色、「イノセントブルーマイカ」という色で、3代目RX-7が280馬力になった時のイメージカラーでした。

 無改造、リペイントをしたノーマル(赤)との比較です。







 プレマシーのパーツのおかげで、マツダの「カモメマーク」もしっかり入っています。

 実は、塗装後にプレマシーから移植したボンネットの接合部分と、屋根の穴を埋めた部分がヒケてきて恥ずかしい仕上がりになっているんですが、幸いにして写真では分かりませんねぇ(ほっ)。

 チョロQのホイールはギンギンのメッキなのですが、ツヤ消しクリアーを吹いたら、程よい感じのアルミっぽい色ツヤになりました。これはオススメです。筆者は今は缶スプレー使用不可なので使えない方法ですけどねぇ。
 あと、最近のチョロQは中のゼンマイが丸見えなので、窓を裏側から濃いグレーで塗っています。これもオススメです。

 トヨタとか日産とかホンダとかはいろんな車種がミニカーで出たりしていますが、マツダの場合、ロータリー車種かロードスターぐらいしか出ていないのが非常に寂しいです(最近はマシになってきていますが)。いつかコイツのミニカーが発売されないかなぁ…と思っているオッサンでした。

HGUC シャア専用ゲルググ(その8)

2006年11月09日 | 機動戦士ガンダム(1st)
 シャア専用ゲルググって意外と活躍時期は短かったんですねぇ。ガンダムに何回も腕を斬られていたという記憶があるんですが、斬られたのは2回だけだったとは…。しかもシールド使ってるシーンは無いし…。ガルバルディαみたいな顔に描かれているシーンはあるし…。思い出って美化されるんですねぇ。
 「ガンダム」本編を久しぶりにビデオで観てゲルググの印象が以前より薄まってしまったところで作業再開です(笑)。


 スネの内部に収まる3連エンジンは思いっきり肉抜き穴が開いています。しかも普通に立たせた状態でもスネの開口部から見える位置に(汗)。
 仕方が無いので埋めます。埋めるといってもパテなどは使用せず、ランナーを適当に切ってはめ込むだけです。写真の手前のエンジンがランナーを埋め込んだ状態です。3基のエンジンのうち、真ん中はやらなくてもバレないと思います(笑)。 これだけの作業ですが、筆者はめんどくさくなってやめました(←おい!!)。

 できれば肉抜き穴は反対側の面に開けてほしかったですよ、バンダイさん。


 ひざ関節は外装もABS樹脂製のパーツになっています。可動部のパーツとポリキャップを挟み込む構造になっていますが、合わせ目を消す必要がありますので、瞬間接着剤を使用してパーツを貼り合わせました。
 接着する場合は、ポリキャップの入れ忘れや可動部のABS樹脂製パーツの向きに気を付けないと、「僕は、取り返しの付かないことをしてしまった…!(泣)」ということになってしまいますねぇ。

 接着剤が完全に硬化してからヤスリで合わせ目を消していきます。ジャバラの谷の部分が難しいですが、目立てヤスリを使えばなんとかなります。
 ABS樹脂はヤスリの傷が残りやすいので、根気良く耐水ペーパーで仕上げました。
 以前、HGエルガイムを組み立てている時に、ABS樹脂製のフレームを瞬間接着剤で接着したら、はみ出した接着剤がパーツの成型色の茶色に染まっていました。もしかしてバンダイのABS樹脂は瞬間接着剤で溶けるのでしょうか? それなら強力に接着できるので非常にありがたいですねぇ。

 ひざ関節の合わせ目処理が終わったら、太ももとスネを組み立てることが出来ます。今回は太ももとスネも合わせ目を消すことにしました。合わせ目を消さずにパネルラインにすることが出来るようなパーツ分割ですが、なぜかアニメのイメージでシンプルにまとめたくなったもので…。
 太もものパーツに取り付ける股関節用ポリキャップは、なぜか取り付けの正しいポジションが決まりにくいので、慎重に取り付けます。ひょっとしたら完成後にズレるかもしれません(大汗)。この不安定さはテッカマン・ブレードの腹部ボールジョイントとかF91シリーズみたいです(汗)。特に対策は施さずに太ももパーツを接着してしまったので、今ごろになって心配に…。


 
 スネのフレアースカート内側には、不自然な出っ張り(写真の水色の線で囲った部分)がありますので削りました。見栄えが良くなる上に、可動範囲もごくわずかですが広がります。

 とりあえず太ももとスネの接着剤が完全に硬化するのを待っているうちにシールドの裏を塗ってしまいました。ちょっとずつ塗るつもりが、気が付けば全部…。

 最初に塗ったノゾキ窓の部分と同じく、アサヒペンのカラーパレットマーカー「カントリーブルー」のインクを皿に出して平筆で塗りました。
 気温が下がってきているせいか、非常に塗りやすかったです。何も考えなくても2度塗り(2度目は1度目の塗料が完全に乾いてから塗りましょう!)でキレイに色が乗りましたし、筆ムラもほとんど気にならないといえば大げさですが、「まあ、こんなもんかなぁ」と納得できるレベルに収まりました。
 黄色い下地に濃いグレーを塗ろうとしたら、意外と下地の黄色が透けたりしますが、そういうことも無く、モールドがつぶれるような厚塗りにもなりませんでした。
 しかも、ニオイがほとんど無いので安心してゆっくり作業が出来ます。
 爪で引っかくと塗料がハゲるという弱点がありますが、それを逆手にとってシールドのフチにはみ出した塗料をツマヨウジでこすって落としたので塗り分けもキレイです。
 なんだ、この手軽さは! こんな大面積を、筆塗りの苦手な筆者が何も考えずにそこそこ納得のいく仕上がりで塗れてしまったではありませんか!
 とにかくこの「カラーパレットマーカー」の筆塗りはオススメです。筆者はアサヒペンの回し者ではありませんが、強力にオススメしますよ! 
 ここでひっそりとアサヒペンさんにお願い! 塗膜が強力な「プラモデル用カラーパレット」を開発してください! ビン入り塗料でも良いですよ!(あ、そっちの方がありがたいかも:笑)

 カラーパレットは大きなホームセンターなどで取り扱っていると思いますが、店頭に並んでいる色数は少ないです。ネット通販では発売されている色のほとんどを取り扱っていると思いますので、一度参考にしてみてください。普通のプラモデル用塗料に比べるとちょっと高価ですけどね(汗)。 

隠れキャラ、ガンプラ(?)に初挑戦!

2006年11月08日 | 臨時ニュース・その他
 筆者が帰宅すると、姉が興奮した様子で出迎えてくれました(あれ?この感じはデジャヴュ?)。


 姉も、ゴンくんがいない寂しさから立ち直るためにプラモを作っていたのでした(!)。今回の姉のネタは「ちびケロ(ケロロ軍曹幼年期)」です。



 すでに「ケロロロボ」と「アフロ軍曹」を経験している姉にとって、この「ちびケロ」は楽勝だったようで、ついでにアフロ軍曹のライブチケットやステージ奥のPOPをハサミで切って遊んでいました。

 姉が「ちびケロ」に付属のミニガンプラの箱に説明書とランナーを収めていると、「あっ!」と何かに気付いた様子です。

 「このガンダム、作れるんとちゃうん!?」

 そうです、このミニガンプラはランナーにつながったままなのが説明書での完成状態ですが、どうやら組み立てられるらしいことに気付いたのです。
 「この箱に説明書とランナーを入れようとしたら、作れるんやないかと気が付いてん!」

 それから姉のガンプラ(?)初挑戦が始まったのでした(すでに付属のミニザクは作っていましたが…:笑)。
 写真は姉が「ちびケロが楽しそうにガンプラを作っている」という感じで撮っています。姉は目を細めている方のちびケロの顔がお気に入りのようです。







 「出来た! いけるやん、これ! バンダイのプラモって、スゴいなぁ!!」
 姉は興奮してほっぺたをぷりぷりしながら喜んでいます。
 
 姉は筆者の工場(というか作業台)のところに完成したちびケロを持ってくると、ちびケロが持っているミニザクと、筆者がスジ彫りの練習台にしようと用意していたHGUCザクの箱を見比べて、
 「一緒やん、これザクやん!」
 最近は姉も初代「機動戦士ガンダム」を全話観たおかげで、モビルスーツの名前を覚え始めました(姉も昔に何話かは観たことがあって、歌とかアイキャッチとか永井一郎の次回予告は覚えていました。姉の友達にも何人かガンダマーがいるそうです)。なんかうれしいです。

 「それ、色塗ったり接着剤使ったりせんでも作れるん?」
 HGUCザクの箱を見ながら、姉の目がキラーン*と光りました。

 筆者は驚きました。一般人をガンプラに巻き込むのに、こんな方法があったとは…!!
 ケロプラに付属のミニガンプラから、ガンプラに入門するのを狙っていたとすれば、バンダイのスタッフの企画力は恐るべきものです。
 「お前は『これも計算のうちか!? バンダイ!!』と言う!」
 「これも計算のうちか!? バンダイ!! ――はっ!!」
 「そうだよ、何から何まで計算ずくだぜ、このバンダイはよぉ!!」
 なんか「ジョジョの奇妙な冒険」みたいになりましたが、驚きの結果です。しかもこのミニガンプラ、出来良いんですねぇ(笑)。

 家族にもガンプラを作らせたいと思っている方は、ぜひお試しください(まず「ケロロ軍曹」を浸透させる必要がありますけどね~ ドラマの方の「電車男」を先に観せてから、とか…)。Kさん、どうでしょう?

統一感、なのに違和感…

2006年11月07日 | プラモやってて思うこと&ガンプラの歴史
 マスターグレード(MG)F2ザクの動力パイプの修復作業でチラッと出てきた話ですが、以前、MGグフカスタムをベースにコッテリ味のランバ・ラル乗機グフを作ってしまおうという計画を練っていました。

 話はそれ以前にさかのぼります…。


 グフは小学生の頃、「機動戦士ガンダム」という作品を初めて知った時から一目惚れでして、いつか納得のいく形の決着を付けたい(プラモで)と思ったまま時は過ぎてしまいました。

 「第08MS小隊」に登場するといわれるリファインデザインのグフの設定画を初めて見た時は衝撃が走りました。「これや!これこそカッコエエグフや!」と。
 「ガンダムセンチネル0079」・「ガンダム0083」のザクの流れをくむデザイン、グフ好きなわりにミミズのようなヒートロッドが苦手な筆者にはうれしいアレンジのワイヤー状ヒートロッド、左手のマシンガンは外付け式の大型のものが普通の手の上にかぶさっているというナイスなアレンジ、とどめはガトリングシールド!!
 すっかりこの08小隊版グフが気に入った筆者は1/144グフカスタムをウヒャウヒャいいながら組んだものでした。

 グフカスタムは意外と早くMG化されました。しかし、初代MGザクとの整合性を図るためか、頭は大きく、肩アーマーは小さく造形されたものになっていました。ちょっと残念。1/144のプロポーションのまま拡大してほしかったですわ。出来は良いんですけどね…。

 
 MGのF2ザクが発売された時、筆者の中では初代MGザクやMGグフ/グフカスタムのプロポーションが一気に古く思えました。MGF2ザクの、頭が小さく意外と胴長で足首が小さいプロポーションは、初代MGザクを見慣れた目には「アレンジしすぎかなぁ、特に頭の小ささが…」という感じでしたが、よく見てみれば「セイラ出撃!」以降のラル隊のザクのイメージに近いように思えてきたのです。
 思わずグフと並べたくなりますが、並べてみるとグフの頭が大きすぎる…OTL

 そうです。MGやHGUCのシリーズは、いろんな機体を並べた時の整合性を意識して造形されているそうですが、長期にわたるシリーズであるために、開発された時期によってプロポーションの解釈が違ってきているのですねぇ(汗)。まあ、同系統のモビルスーツでも、デザインのアレンジによって大幅にプロポーションが違っているから仕方ないんですけどね。
 
 
 久しぶりにビデオで「ガンダム」を観て、グフを作りたい気持ちが再発した筆者は、前の記事に書いた理由でMGグフカスをベースにしようと思いました。
 とりあえずラルグフのイメージに近付けるために、頭の動力パイプと肩アーマーの長いスパイクはMGグフのモノに交換して、シールドのガトリング取り付け穴は埋めて…と考えていると、アコースとコズンのザクも欲しいよなぁ(F2ベースで)と思うようになってきました。しかし――
 後ろにザクを2体従えたグフの顔がデカい……これはどう考えてもやっぱりツラい!! と思いました(大汗)。

 ならば仕方がない、グフカスにF2ザクのパーツを移植して、並べた時に違和感がないようにしよう! と考えて、パチ組みのグフカスとF2ザクをバラしてパーツの組み換えをやろうとすると、ぜんぜん構造が違う!(汗) ポリキャップのサイズも軸の付き方も、似たデザインの期待とは思えないほどの別物っぷりです。 
 ホンマは肩アーマーと肩内部ブロックをF2のモノに交換しようかと思いましたが、無理でした…。グフ系のABS樹脂製肩関節はABS製関節の初期のもので、信頼性が今のものほど高くないのが難点なので、無難なポリキャップ関節のF2のモノを流用しようと思ったのに、残念。

 ならばいつ折れるかヘタるか分からない時限爆弾であるヒザ関節を、F2ザクの丈夫なひざ関節に交換して…と思ったら、太もものフレームにグフカスの装甲のサイズがぜんぜん合わない(汗)。

 いろいろ頭の中のプランを実際にパーツの組み合わせで検証してみると、どんどんプランがボツになっていく……。

 結局、現実感のあるプランは最終的にこうなりました。
 1.F2ザクの頭にMGグフの動力パイプを組み合わせ、小さめの頭にする。
 2.ヒザ関節には「1/144ガンダムウイング」シリーズ(テレビ版)のひざ関節用ポリキャップを流用して丈夫にする(サイズが合うかどうかは未確認ですが…)。
 3.両手首をF2ザクのものに交換する(ボールジョイントはグフカスのものを移植)。
 4.3連35ミリガトリング砲は、砲身を細いモノに交換して4連装マシンガン(親指?はスコープのまま)に変更。腕と同色の青に塗る。
 5.肩アーマーの長いスパイクとヒートサーベルはMGグフのものを使用。

 …とか考えていたんですが、これなら1/144のグフカスとHGUCグフをミックスした案に規模縮小した方が楽なのではと思うように……。
 そうなると、後ろに従えるザクが頭の大きなHGUCザクか、これまたグフと並べるには違和感のあるFGザクとか08小隊版ザクになってしまう……。

 筆者はそこまで考えた時に、「いかん、このままでは堂々巡りや。もうこの件はしばらく考えないでおこう…」と思ったのでした。

 いつかは、いつかは納得のいく形で決着をつけたいなぁ…。UCハードグラフのリアル版ランバ・ラルが乗りそうな濃い味付けのグフを…。

 機体の個性を出すのと整合性のバランスを取るのとはホンマに難しいもんですねぇ、バンダイさん。
 なんか、どうでもいい独り言になってしまいましたが、こういうのもたまには…(汗)。
 

切れた動力パイプの修復実験

2006年11月06日 | オッサンの秘伝公開&実験コーナー
 今回は先日の記事で登場したF2ザクの切れてしまった動力パイプの修復です。だいぶ前に方法を考えていたのですが、ようやく作業に取り掛かることになりました。

 以前、久しぶりに初代「機動戦士ガンダム」を観ていたら、筆者のグフ好きが再燃し、「いつかラルグフ(ランバ・ラルのグフ)に決着をつけてやるからなー!!」と思ったのでした。
 筆者はわりと濃い目のデザインが好きなので、アニメそのままのグフよりもリファインデザインのグフカスタム(以下、「グフカス」)の方が好きなんですが、「ラルグフも実はグフカスと似たようなものだったことにしよう!」という結論に至りました(まあ、HGUCやMGのグフはグフカスと似たようなもんですが:汗)。
 ランバ・ラルのグフが「ランバ・ラル特攻!」の回でサーベルを抜き、シールドを捨てると、マシンガン指のはずの左手が普通の手に描かれていたり、ガンダムに斬られた上腕の断面が丸かったりすることにグフカスのデザインが当てはまるんですねぇ!
 で、MGグフカスをベースに頭部動力パイプや肩アーマーのスパイクなどをMGグフから流用して濃い青に塗ってラルグフにしようかなと考えていたわけです。
 しかし、MGグフ系の弱点として、ヒザ関節の強度不足という問題が浮上してきます。「ならばF2ザクのヒザ関節を流用してやるか! ついでにF2ザクの頭をベースにして小顔化や!」とか考えてパチ組みのグフカスとF2ザクとのパーツをいろいろと組み合わせていたんです(この話はまた別の機会に詳しくお送りします。結局、F2ザクのヒザ関節はグフカスにはサイズが合わないことが分かりました)。
 すると、動力パイプの芯のパーツが切れてしまいました…OTL

 動力パイプの修復には、PGザクの構造を参考にしました。ウェーブの「Aスプリング」太さ2.5ミリを使用します。F2ザクを3体分も交換できるだけの長さが入っていますよ!


 キットのパイプの穴は小さくてスプリングが通りません。細い棒ヤスリで穴を広げていきます。

 ヤスリに巻いているマスキングテープは、その部分の太さ(スプリングよりちょっと太め、約2.8ミリ)まで穴を広げるための目印です。
 この作業を片側10個のパーツにやるわけですが、指が痛くなりますので、何日かに分けてやった方が良いです。両脚ともやってしまうと指がボロボロになってしまいますよ!

 スプリングをペンチで切りました。約42.5ミリが適当かと思われます。間違ってもニッパーで切ることのないように! 刃が欠けてしまいますからねぇ。

 スプリングの下にあるのは動力パイプの芯のパーツの両端を切ったものです。


 芯のパーツの両端をスプリングに差し込んで瞬間接着剤で接着します。スプリングは瞬間接着剤ではくっつかないかも知れませんが、瞬間接着剤がネジ山のように固まるので、一応は固定できるようです(PGザクではスプリングの先にビスをねじ込むようになっています)。
 両端のパーツは、芯のパーツの元の状態と同じ向きに合わせます。


 パイプのパーツを通します。パイプの数や種類はキットのままです。これを脚に取り付けます。太もも側に取り付ける部分は鍵穴式で、差し込んだ後に回転させるようになっているのですが、回しにくいのでラジオペンチを使うと良いでしょう。


 写真の左側がキットのまま、右側がスプリングに交換したものです。パイプの上の方のカーブがちょっと不自然になっているのが残念ですが、ポジションを調節したらマシになりました。


 ヒザを曲げたところです。キットの芯のパーツは、アサフレックス製といってもかなり硬いので、力がもっともかかる一ヶ所だけで曲がる感じになります。右側のスプリングは非常に柔らかいので、ヒザを深く曲げてもキレイなカーブになっています。

 反対側は後日交換するとして、とりあえず切れた方のパイプの修復に成功しました。ああ、指が痛い…。


 この「MG ザクⅡF2型」は、現時点でのベスト・ザクキットだと筆者は思っています。ザクマシンガンが付属しないとか、肩付け根の前後スイングが出来ないとか、前腕が太すぎるとか問題点もありますが、とても気に入っています。
 「セイラ出撃!」の回あたりの作画のプロポーションのような雰囲気があります。かの名作トイ「可動戦士ザク」にもっとも近いプロポーションのキットでもあります。
 カトキ氏のシャキッとしたアニメ用設定画(オリジナルは「ガンダムセンチネル0079」版ザクですね)とは雰囲気が違い、やや「もっさり」した感じですが、そこが好きなんですよ。


 個人的には、さっき書いた問題点が改良されれば、タミヤの1/35ミリタリーミニチュアシリーズの同価格帯の戦車キットと同じくらいの魅力があるキットだと思うんですが、どうでしょう?(せめてザクマシンガンだけでもなんとかなりませんか、バンダイさん!) 

 それではまた…。

HGUC シャア専用ゲルググ(その7)

2006年11月04日 | 機動戦士ガンダム(1st)
 ゲルググの続きです。チビチビ進行しています。では早速…


 股関節パーツ(D32)のボール部分には豪快に切れ味鋭そうなパーティングラインが入っています。このままだと脚の付け根のポリキャップがこのパーティングラインに削られてしまうので、ナイフと耐水ペーパーでキレイに仕上げました(右側が処理後です)。
 可動部がユルくなるかもしれませんが、瞬間接着剤をボールにコーティングすれば解決します。今のところ、やっていませんけどね…。


 HGUCゲルググの股関節も、「HGスターゲイザー」シリーズと同様の回転ギミックが設けられています。効果のほどは脚を組み立てて取り付けてみないと分かりませんが、MGのF2ザクも同様の可動部分がある(デザイン上、腰が回転できないのをこの部分で補っている)ので、「あんな感じかなぁ?」と…。


 腰の両サイドのアーマー以外の腰が完成しました。完成後はあまり見えない部分にまでキッチリとモールドが入っています。ちょっと前ならMGクラスのキットでもツルペタだった部分です。ガンプラの進歩はスゴいですねぇ!


 なぜかここでビームライフルの続きです。センサーの部分は、最初ガンダムマーカーの「ガンダム蛍光ピンク」で塗っていましたが、ドギツイ感じがしたので消しペンで落とし、中央部分には「Hアイズミニ」の2.8ミリをはめ込みました(サイズがピッタリなので、接着はしていません)。そのままでは入らないので、ライフル本体側の軸を短く削り、Hアイズも薄く削りました。
 モノアイよりも目立ってしまうとマズいので、Hアイズの裏側にはラピーテープを貼りませんでした。
 レンズの周囲の部分には、「ガンダム蛍光ピンク」と「メッキシルバー」を混ぜたメタリックピンクな色を軽く塗ってありますが、写真では分かりにくいですねぇ(汗)。 

 今日はこの辺で…。

ガンプラお達者クラブ2(メンテナンスをしましょうね)

2006年11月03日 | オッサンの秘伝公開&実験コーナー
 今回はガンプラお達者クラブの第2弾! 昔組み立てたガンプラをメンテナンスしましょうというお話です。

 モノアイ製作法の記事の参考用に格納庫(MGジム改の箱)から引っ張り出してきたF2ザクですが、もう5年近くも前に組んだものなので、そろそろお疲れかなぁと思って点検してみました。
 ガンプラって、多くの可動ギミックを持つ、ある種のメカだと思っています。メカが正常に作動するにはメンテナンスが必要です。
 ガンプラに使用されているポリキャップやABS樹脂の可動部は、長年のノウハウが蓄積されていて磨耗などによるユルみが来にくいようになっていますが、完全とは言い切れません。
 完成してから時間が経つと、可動軸の凹凸によるポリキャップの削れや、ポリキャップが広がってくること、ABS樹脂の磨耗などによりユルみが来る部分が出てきます。
 せっかく作った大事なガンプラ、少しでも長持ちさせたいものですよねぇ。

 筆者はガンプラについては模型としての観点よりもアクションフィギュアとしての観点を重視(6:4ぐらいの割合ですが)していますので、関節部がユルんだ際のメンテナンスを後でやりやすいように、「ここは後で絶対ユルみが来るやろうなぁ…」と予想される部分は接着しないで、分解しやすいようにしています。
 最近のキットはパーツの分割ラインが工夫されているので、合わせ目を消す必要がある部分は少ないので助かりますが、合わせ目を消さなければ目立ってしまう部分は、接着しなくても耐水ペーパーでならしてやると目立たなくなります。その場合、どうしてもパーツとパーツの間に削りカスの粉が入って白くなってしまいますが、パーツを分解して粉を掃除してやればOKです。

 さてF2ザクですが、組み立て時に入念に可動部の調整をしていたおかげで、主な関節部分は大丈夫でした。ただ、指の可動部はかなりユルんでいたので分解してみました。

 MG初期から1年ほど前までのほとんどのキットでは、可動指の人差し指と親指のパーツは「アサフレックス」という名前の軟質樹脂で成型されています。ポリキャップの素材であるポリエチレンと違い、塗装と接着が可能な軟質樹脂なので助かりますが、ポリキャップと同様、広がったり破損したりすることが多く、ユルみが来やすいです。
 指の可動部の全てのピンや穴にごく少量の瞬間接着剤を塗り、完全に硬化させてから組み立てると、しっかりした保持力が復活しました。


 ちなみに、F2ザクのキットの小指の部分は、成型の都合で写真の赤く囲った部分が欠けているので、ランナーの板状部分を削り出して接着し、補ってあります。懐かしい…。

 モノアイ周辺には細かいホコリがかなり溜まっていましたので、綿棒で掃除しました。



 余談ですが、MGのF2ザクのモノアイは径が大きすぎる気がします。モノアイのスリットの高さとほぼ同じぐらいの径に削るか、市販のディテールアップパーツに交換すれば、精悍な顔つきになると思います。


 昔は基本塗装をしなくても、仕上げにはMr.カラー缶スプレーの30番、「つや消しクリアー」でツヤ消し仕上げにしていました。30番のツヤ消しクリアーは「スーパークリアーつや消し」のツヤ消し具合よりもマイルドな仕上がりになるのでお気に入りでした。
 写真の赤く囲った部分は、そのクリアーコーティングが腰スカートアーマーとこすれてハゲた部分です。
 これはメンテナンスではなく組み立て時の話になりますが、スカートアーマーなど、他の部分とこすれてしまう部分は、前もってこすれやすい部分のエッジを削っておくとマシになります。

 図はスカートアーマーを横から見た断面です。太ももとこすれると思われる部分のエッジをナイフのカンナ削りで落とします。外見にはほとんど影響はありませんよ! こうすると太ももとの間隔が0.1ミリほどでも広がり、こすれにくくなる上に、こすれてもエッジが取れているので塗装面に傷が付きにくくなります。

 メンテナンスの記事を書きましたが、症状が軽かったので、あまりたいしたネタにはなりませんでしたねぇ…(汗)。でも、こんな風にしてメンテナンスをしてやると、作品がスクラップになる日までの日にちが確実に伸びますので、ぜひやってみて下さいね。分解する際は、くれぐれも破損には気を付けましょう!

 蛇足ですが…。

 MGのF2ザク・ジオンカラーには、不人気と思われる連邦カラーが売れるようにという戦略的理由により(あくまで想像ですが…)、ザクマシンガンが付属していません(連邦カラーには付属しています。しかもご丁寧に対空砲弾用マガジンまで付属:汗)。
 仕方がないので、MGキャンペーン用景品のザクマシンガンを持たせていました。PG用デザインのマシンガンで、砲身が取り外し可能なスグレモノです。ドラムマガジンの裏側にも繊細なモールドが…! ちょっとサイズが小さいのが難点ですが(汗)。

 このパーツ、ガンダムのビームライフルとセットでも良いので売ってほしいなぁと思うのですが、どうでしょう、バンダイさん!

 さて、実は今回メンテしたザク、脚の動力パイプが切れています。そのうち修理して記事に書こうと思っていますが、はたして…


 

HGUC シャア専用ゲルググ(その6)

2006年11月02日 | 機動戦士ガンダム(1st)
 昔、モーニング娘。の辻ちゃんと加護ちゃんの区別が付かないという人の話を聞いて、「そんなことあるかい!」と思っていましたが、まさか自分がそうなってしまうとは…(汗)。モデルの押切もえと香里奈の区別が時々怪しくなるオッサン・かめっちです(押切もえの方が目と目の間が離れてるぐらいしか分からない…:汗)。

 前回、ヒジ関節のカバーとしてランナーの板状の部分を切り出し、試しにヒジ関節に両面テープで仮止めしたところ、予想はしていましたがやっぱり可動の邪魔になりました(汗)。
 カバーとしての効果は低くなりますが、1ミリほど短く切ってみると可動の邪魔にはならなくなりました。





 可動範囲はキットのままと同等、ひじ関節は半分ぐらい隠すことが出来ました。出来れば前腕の装甲とツライチになっていればもっと良かったのですが、それをやろうとすると引き込み式の可動ギミックを設けなければならなくなりそうです。

 一応はうまくいったかなぁと思いましたが、この状態で前腕の組み立ては一時中断、ヒジ関節カバーは保留にしました(←あれっ?)。
 なんでかといいますと、一年戦争のモビルスーツにそんな引き込み式の装甲が似合うかなぁという気がしてきたからです。う~ん(汗)。ムーバブルフレーム方式の第2世代モビルスーツなら、スライド式の装甲も不自然じゃないんですけどねぇ。
 初代MGガンダムの説明書には「関節部の露出を避けるために引き込み式の装甲が…」というニュアンスの解説が載っていたような記憶もあるんですけど、もう少し考えてみようと思いました。

 さて、別の部分に移ります。

 シールドはイヤな予感がしていたのですが、やっぱり裏面は黄色でした(大汗)。ガンダムのシールドの裏面が白いのは個人的にOKですが、ゲルググのシールドの裏が黄色いのはちょっとツラいなぁ…。
 マーカーでこの大面積をムラなく塗るのは至難の業です。でも、細かくモールドされているのをいいことに、少しずつ分けて塗っていくことにしました。
 どの塗料でもそうでしょうけど、生乾きの時点で触ってしまうのが一番危険ですから、少し塗っては時間を掛けて乾燥という作戦で行きます。
 とりあえずノゾキ窓とポリキャップ取り付け部分の周辺をカラーパレット「カントリーブルー」のインクを筆塗りで…。今後、徐々に塗装部分を増やしていきます。

 ビームナギナタのビーム刃は、劇場版の黄色で成型されていますが、個人的にはビームナギナタというとTV版の水色のビーム刃というイメージですので、ガンダムマーカー「ガンダムメタブルー」で塗っています。塗る前に耐水ペーパーの400番でビームの表面を荒らしておきました。
 水色が入っているほうが全体的な色のバランスが良くなると思うんですけどねぇ。

 部分的に色が透けてますねぇ(汗)。ビームの発射口のパーツはビーム刃を差し込むとヒビが入りました。ビーム刃の差し込みピンを少し細く削った方が安全かもしれませんね(差し込みがユルくなりますけど)。

 腰のベースになるパーツの片方(D27)には腹部のパーツとつなぐための可動軸が付いていますが、パーツの片側だけに付いているために強度的な不安があります。なんせ腹部と胸部をつなぐボールジョイントは屈強ですので、その部分を動かす時にこっちの可動軸を折ってしまう危険性があるんですねぇ。
 ランナーの板状部分を適当に切ってパーツの内側に瞬間接着剤で貼り付け、補強しておきました。

 写真の赤い線で示したのがランナーの板です。この後反対側のパーツ(D28)を取り付けるときに、反対側のパーツにもこの板を接着して強度を増します。
 昔のF91シリーズあたりの頃は、このような補強をよくやったものです。懐かしい…。

 接着剤の硬化を待つために今回はここまでにします。
 ところでエプロンさんが模型製作日記にて「かめっチ式モノアイ」の応用版の製作をやってます。レール状のモールドがイカす仕上がりですので、ぜひ見に行ってくださいね!

 それではまた…。

隠れキャラ、再び…

2006年11月01日 | 臨時ニュース・その他
 ある日筆者が帰宅すると、姉が何やら興奮した感じで出迎えてくれました(イラストはイメージ映像です)。

 わ~い!

 姉「部屋のどこかに変わったところがあるんで、後で見てな~」
 か「へ?」

 で、見てみると変化はすぐに分かりました。先日姉が組み立てたケロロロボの隣に珍妙な物体が――!! ケロロロボの後に筆者がさりげなく姉に渡した「アフロ軍曹」でした(笑)。


 ここから先は、姉が組み立てながら撮った写真です(コメントは筆者)。

 アフロのヅラの可動部はABS樹脂製?


 目のパーツは2種類入っていて表情を変えられます。この写真の軍曹の顔、「トリック」の矢部刑事(演:生瀬勝久)に似てると思うんですけど、どうでしょう?
 「いいですか~? この髪の毛はねぇ~ぇ、ちゃんと頭の皮から生えてるんですよお~!!」


 1970年代ディスコ調(?)の衣装。腰のパーツは別パーツになっていて、横にスイング可能です(前後方向への可動だと下品になってしまうから?)。
 姉はここまで組んだ時点で説明書を見て違和感に気付きました。挟み込み式の腰パーツをはめ忘れていたのです(汗)。
 普段の姉の性格なら、上半身のパーツを分解する時にバキッとやってしまったでしょうが、ここではあわてず騒がず、首のジョイント(B15)をつまんで前後にクキクキと動かしたら分解できたそうです。
 この写真で初めて気付きましたが、胸毛付いてますよ!!


 なぜかアフロヘッドにはボクシンググローブとマイクが収納できます。こういう設定なんでしょうか? アニメのアフロの話というと、「ダソヌ★マソ」の出張ライブのチケットの話しか見たことがないので…。


 完成写真。腕と脚のパーツは箱絵と同じポーズのモノを選択してあります。このポーズ、我々の世代には懐かしい映画「サタデーナイトフィーバー」で、若き日のジョン・トラボルタが取っていたポーズです。

 姉がうれしそうに完成品を手にとって筆者にいろいろと解説してくれました。ケロロロボよりも組み立ては難しかった(組み立て説明書の最初、頭部の組み立てを間違えて、次の工程に入ってから気付いたり、細かいシール類が多くて貼り直しをしたそうです)そうです。
 「でも、ベルトのシールは一発で貼れてんで~」

 「ほんでな、頭のアフロにパンチが入るねん」
 「ヒジが動く腕もあるで」と言って腕を動かした姉…

 パキッ!

 「あ~っ! やってもうた~!! フリル折れてしもうた~!!」
 可動式腕のソデ口のヒラヒラが折れてしまいました(汗)

 そういうわけで上の写真のポーズで今のところ固定となりました。
 「折れたのん、また貼ってな」

 「また今度な、台の後ろにポップ貼るねん」
 姉はすごく楽しそうでした……(笑)。