今回は先日の記事で登場したF2ザクの切れてしまった動力パイプの修復です。だいぶ前に方法を考えていたのですが、ようやく作業に取り掛かることになりました。
以前、久しぶりに初代「機動戦士ガンダム」を観ていたら、筆者のグフ好きが再燃し、「いつかラルグフ(ランバ・ラルのグフ)に決着をつけてやるからなー!!」と思ったのでした。
筆者はわりと濃い目のデザインが好きなので、アニメそのままのグフよりもリファインデザインのグフカスタム(以下、「グフカス」)の方が好きなんですが、「ラルグフも実はグフカスと似たようなものだったことにしよう!」という結論に至りました(まあ、HGUCやMGのグフはグフカスと似たようなもんですが:汗)。
ランバ・ラルのグフが「ランバ・ラル特攻!」の回でサーベルを抜き、シールドを捨てると、マシンガン指のはずの左手が普通の手に描かれていたり、ガンダムに斬られた上腕の断面が丸かったりすることにグフカスのデザインが当てはまるんですねぇ!
で、MGグフカスをベースに頭部動力パイプや肩アーマーのスパイクなどをMGグフから流用して濃い青に塗ってラルグフにしようかなと考えていたわけです。
しかし、MGグフ系の弱点として、ヒザ関節の強度不足という問題が浮上してきます。「ならばF2ザクのヒザ関節を流用してやるか! ついでにF2ザクの頭をベースにして小顔化や!」とか考えてパチ組みのグフカスとF2ザクとのパーツをいろいろと組み合わせていたんです(この話はまた別の機会に詳しくお送りします。結局、F2ザクのヒザ関節はグフカスにはサイズが合わないことが分かりました)。
すると、動力パイプの芯のパーツが切れてしまいました…OTL
動力パイプの修復には、PGザクの構造を参考にしました。ウェーブの「Aスプリング」太さ2.5ミリを使用します。F2ザクを3体分も交換できるだけの長さが入っていますよ!
キットのパイプの穴は小さくてスプリングが通りません。細い棒ヤスリで穴を広げていきます。
ヤスリに巻いているマスキングテープは、その部分の太さ(スプリングよりちょっと太め、約2.8ミリ)まで穴を広げるための目印です。
この作業を片側10個のパーツにやるわけですが、指が痛くなりますので、何日かに分けてやった方が良いです。両脚ともやってしまうと指がボロボロになってしまいますよ!
スプリングをペンチで切りました。約42.5ミリが適当かと思われます。間違ってもニッパーで切ることのないように! 刃が欠けてしまいますからねぇ。
スプリングの下にあるのは動力パイプの芯のパーツの両端を切ったものです。
芯のパーツの両端をスプリングに差し込んで瞬間接着剤で接着します。スプリングは瞬間接着剤ではくっつかないかも知れませんが、瞬間接着剤がネジ山のように固まるので、一応は固定できるようです(PGザクではスプリングの先にビスをねじ込むようになっています)。
両端のパーツは、芯のパーツの元の状態と同じ向きに合わせます。
パイプのパーツを通します。パイプの数や種類はキットのままです。これを脚に取り付けます。太もも側に取り付ける部分は鍵穴式で、差し込んだ後に回転させるようになっているのですが、回しにくいのでラジオペンチを使うと良いでしょう。
写真の左側がキットのまま、右側がスプリングに交換したものです。パイプの上の方のカーブがちょっと不自然になっているのが残念ですが、ポジションを調節したらマシになりました。
ヒザを曲げたところです。キットの芯のパーツは、アサフレックス製といってもかなり硬いので、力がもっともかかる一ヶ所だけで曲がる感じになります。右側のスプリングは非常に柔らかいので、ヒザを深く曲げてもキレイなカーブになっています。
反対側は後日交換するとして、とりあえず切れた方のパイプの修復に成功しました。ああ、指が痛い…。
この「MG ザクⅡF2型」は、現時点でのベスト・ザクキットだと筆者は思っています。ザクマシンガンが付属しないとか、肩付け根の前後スイングが出来ないとか、前腕が太すぎるとか問題点もありますが、とても気に入っています。
「セイラ出撃!」の回あたりの作画のプロポーションのような雰囲気があります。かの名作トイ「可動戦士ザク」にもっとも近いプロポーションのキットでもあります。
カトキ氏のシャキッとしたアニメ用設定画(オリジナルは「ガンダムセンチネル0079」版ザクですね)とは雰囲気が違い、やや「もっさり」した感じですが、そこが好きなんですよ。
個人的には、さっき書いた問題点が改良されれば、タミヤの1/35ミリタリーミニチュアシリーズの同価格帯の戦車キットと同じくらいの魅力があるキットだと思うんですが、どうでしょう?(せめてザクマシンガンだけでもなんとかなりませんか、バンダイさん!)
それではまた…。
以前、久しぶりに初代「機動戦士ガンダム」を観ていたら、筆者のグフ好きが再燃し、「いつかラルグフ(ランバ・ラルのグフ)に決着をつけてやるからなー!!」と思ったのでした。
筆者はわりと濃い目のデザインが好きなので、アニメそのままのグフよりもリファインデザインのグフカスタム(以下、「グフカス」)の方が好きなんですが、「ラルグフも実はグフカスと似たようなものだったことにしよう!」という結論に至りました(まあ、HGUCやMGのグフはグフカスと似たようなもんですが:汗)。
ランバ・ラルのグフが「ランバ・ラル特攻!」の回でサーベルを抜き、シールドを捨てると、マシンガン指のはずの左手が普通の手に描かれていたり、ガンダムに斬られた上腕の断面が丸かったりすることにグフカスのデザインが当てはまるんですねぇ!
で、MGグフカスをベースに頭部動力パイプや肩アーマーのスパイクなどをMGグフから流用して濃い青に塗ってラルグフにしようかなと考えていたわけです。
しかし、MGグフ系の弱点として、ヒザ関節の強度不足という問題が浮上してきます。「ならばF2ザクのヒザ関節を流用してやるか! ついでにF2ザクの頭をベースにして小顔化や!」とか考えてパチ組みのグフカスとF2ザクとのパーツをいろいろと組み合わせていたんです(この話はまた別の機会に詳しくお送りします。結局、F2ザクのヒザ関節はグフカスにはサイズが合わないことが分かりました)。
すると、動力パイプの芯のパーツが切れてしまいました…OTL
動力パイプの修復には、PGザクの構造を参考にしました。ウェーブの「Aスプリング」太さ2.5ミリを使用します。F2ザクを3体分も交換できるだけの長さが入っていますよ!
キットのパイプの穴は小さくてスプリングが通りません。細い棒ヤスリで穴を広げていきます。
ヤスリに巻いているマスキングテープは、その部分の太さ(スプリングよりちょっと太め、約2.8ミリ)まで穴を広げるための目印です。
この作業を片側10個のパーツにやるわけですが、指が痛くなりますので、何日かに分けてやった方が良いです。両脚ともやってしまうと指がボロボロになってしまいますよ!
スプリングをペンチで切りました。約42.5ミリが適当かと思われます。間違ってもニッパーで切ることのないように! 刃が欠けてしまいますからねぇ。
スプリングの下にあるのは動力パイプの芯のパーツの両端を切ったものです。
芯のパーツの両端をスプリングに差し込んで瞬間接着剤で接着します。スプリングは瞬間接着剤ではくっつかないかも知れませんが、瞬間接着剤がネジ山のように固まるので、一応は固定できるようです(PGザクではスプリングの先にビスをねじ込むようになっています)。
両端のパーツは、芯のパーツの元の状態と同じ向きに合わせます。
パイプのパーツを通します。パイプの数や種類はキットのままです。これを脚に取り付けます。太もも側に取り付ける部分は鍵穴式で、差し込んだ後に回転させるようになっているのですが、回しにくいのでラジオペンチを使うと良いでしょう。
写真の左側がキットのまま、右側がスプリングに交換したものです。パイプの上の方のカーブがちょっと不自然になっているのが残念ですが、ポジションを調節したらマシになりました。
ヒザを曲げたところです。キットの芯のパーツは、アサフレックス製といってもかなり硬いので、力がもっともかかる一ヶ所だけで曲がる感じになります。右側のスプリングは非常に柔らかいので、ヒザを深く曲げてもキレイなカーブになっています。
反対側は後日交換するとして、とりあえず切れた方のパイプの修復に成功しました。ああ、指が痛い…。
この「MG ザクⅡF2型」は、現時点でのベスト・ザクキットだと筆者は思っています。ザクマシンガンが付属しないとか、肩付け根の前後スイングが出来ないとか、前腕が太すぎるとか問題点もありますが、とても気に入っています。
「セイラ出撃!」の回あたりの作画のプロポーションのような雰囲気があります。かの名作トイ「可動戦士ザク」にもっとも近いプロポーションのキットでもあります。
カトキ氏のシャキッとしたアニメ用設定画(オリジナルは「ガンダムセンチネル0079」版ザクですね)とは雰囲気が違い、やや「もっさり」した感じですが、そこが好きなんですよ。
個人的には、さっき書いた問題点が改良されれば、タミヤの1/35ミリタリーミニチュアシリーズの同価格帯の戦車キットと同じくらいの魅力があるキットだと思うんですが、どうでしょう?(せめてザクマシンガンだけでもなんとかなりませんか、バンダイさん!)
それではまた…。