ガンプラ秘密工場(仮)

ガンプラ他、プラモデルを限られた環境下(ノンシンナー)で楽しもうというブログ
 

チョロQ ファミリアS-ワゴン改造 「スポルト20中期型」

2006年11月10日 | 昔作ったモノ&第2秘密工場

 以前、ゴンの乳母車の記事でチラッと書きましたが、筆者は車については筋金入りの「マツダ派」です。父が昔乗っていた車がマツダの「カペラ」とか「ルーチェ」だったこともありますが、ル・マンでの活躍やバブル期の5チャンネル体制時代(「ユーノス」とか「アンフィニ」という名前の販売店があった頃です)の美しい車体デザインにあこがれてファンになりました。
 免許を取る前の教習所の車がカペラだったことも影響しているかも…。
 日本ではマツダは「安売りの3流メーカー」という先入観を持っている人が多いでしょうが、そんなことはありません。世界一のスポーツカー量産メーカーであり、他のメーカーがあきらめたロータリーエンジン技術を40年も地道に熟成している世界唯一のメーカーなのです。「プロジェクトX」にもやたら出てきました!(笑)

 さて、筆者の現在の愛車は「ファミリアS-ワゴン スポルト20(にいまる)」です。この車、小柄なファミリアに2リッターのエンジンをブチ込んで、そのパワーに対応するために車体を補強し、足回りを固めたというマニアックな車で、非常に気に入っています。現在の「マツダスピード アクセラ」の先祖といえる車です。ボロボロになるまで乗りますよ!
 
 この車が発売された時期のマツダは、バブル期の5チャンネル体制の失敗により会社がヤバくなっていた頃でして、先進的な技術は採用されていません。でも既存の技術の集大成といえる熟成したメカニズムと、上級車種から流用された骨太の車体、多彩なシートのレイアウト変更により大型ステーションワゴンに匹敵する使い勝手など、筆者の好きなモビルスーツ、ゼク・アインに通ずるものがあると勝手に思い込んでいます。

 実はこの世代のファミリアはデビュー当時、前バンパーの部分がニヒルな笑みを浮かべたような形になっていまして(下の写真を参照)、ちょっと残念だったのですが、しばらくして追加されたスポーツモデルの「スポルト20(初期型)」では改善され、マイナーチェンジ後(中期型)は現在のアテンザ以降のモデルのプロトタイプと呼べるような精悍なデザインの顔つきになりました。後期型スポルト20は灯火関連が変更され、「スポルト20スペシャル」と呼ばれていたかと…。
 発売時期は「ZEHI!」(個性派かぶり物系俳優・唐沢寿明氏の「是非!」コマーシャルです。覚えてますかぁ?)の頃の車ですが、心は「ZOOM-ZOOM!!」です!

 濃い話が長くなりました。ファミリアS-ワゴンはプラモデルもミニカーも発売されておらず、唯一発売されていたのがタカラ(現・タカラトミー)のチョロQでした。しかもノベルティーグッズとしてマツダが配るために作られたものの一般販売版らしいです。
 このチョロQは発売された時期もあって、前期型(ノーマル機種)です。筆者が欲しいのは自分の愛車であるスポルト20(中期型)ですが、発売されることはありませんでした。そこで改造です。

 比較的顔つきの似ている「マツダ・プレマシー(初代)」の顔面を移植し、「似てると思ったら、全然違うやん!」と泣きながらエポキシパテで修正しました。
 車体の各部にはプラ板で地味目のエアロパーツを追加して実車のスタイリングを忠実に(?)再現、自分の愛車の色に近い色で塗りました。この色、「イノセントブルーマイカ」という色で、3代目RX-7が280馬力になった時のイメージカラーでした。

 無改造、リペイントをしたノーマル(赤)との比較です。







 プレマシーのパーツのおかげで、マツダの「カモメマーク」もしっかり入っています。

 実は、塗装後にプレマシーから移植したボンネットの接合部分と、屋根の穴を埋めた部分がヒケてきて恥ずかしい仕上がりになっているんですが、幸いにして写真では分かりませんねぇ(ほっ)。

 チョロQのホイールはギンギンのメッキなのですが、ツヤ消しクリアーを吹いたら、程よい感じのアルミっぽい色ツヤになりました。これはオススメです。筆者は今は缶スプレー使用不可なので使えない方法ですけどねぇ。
 あと、最近のチョロQは中のゼンマイが丸見えなので、窓を裏側から濃いグレーで塗っています。これもオススメです。

 トヨタとか日産とかホンダとかはいろんな車種がミニカーで出たりしていますが、マツダの場合、ロータリー車種かロードスターぐらいしか出ていないのが非常に寂しいです(最近はマシになってきていますが)。いつかコイツのミニカーが発売されないかなぁ…と思っているオッサンでした。