ガンプラ秘密工場(仮)

ガンプラ他、プラモデルを限られた環境下(ノンシンナー)で楽しもうというブログ
 

統一感、なのに違和感…

2006年11月07日 | プラモやってて思うこと&ガンプラの歴史
 マスターグレード(MG)F2ザクの動力パイプの修復作業でチラッと出てきた話ですが、以前、MGグフカスタムをベースにコッテリ味のランバ・ラル乗機グフを作ってしまおうという計画を練っていました。

 話はそれ以前にさかのぼります…。


 グフは小学生の頃、「機動戦士ガンダム」という作品を初めて知った時から一目惚れでして、いつか納得のいく形の決着を付けたい(プラモで)と思ったまま時は過ぎてしまいました。

 「第08MS小隊」に登場するといわれるリファインデザインのグフの設定画を初めて見た時は衝撃が走りました。「これや!これこそカッコエエグフや!」と。
 「ガンダムセンチネル0079」・「ガンダム0083」のザクの流れをくむデザイン、グフ好きなわりにミミズのようなヒートロッドが苦手な筆者にはうれしいアレンジのワイヤー状ヒートロッド、左手のマシンガンは外付け式の大型のものが普通の手の上にかぶさっているというナイスなアレンジ、とどめはガトリングシールド!!
 すっかりこの08小隊版グフが気に入った筆者は1/144グフカスタムをウヒャウヒャいいながら組んだものでした。

 グフカスタムは意外と早くMG化されました。しかし、初代MGザクとの整合性を図るためか、頭は大きく、肩アーマーは小さく造形されたものになっていました。ちょっと残念。1/144のプロポーションのまま拡大してほしかったですわ。出来は良いんですけどね…。

 
 MGのF2ザクが発売された時、筆者の中では初代MGザクやMGグフ/グフカスタムのプロポーションが一気に古く思えました。MGF2ザクの、頭が小さく意外と胴長で足首が小さいプロポーションは、初代MGザクを見慣れた目には「アレンジしすぎかなぁ、特に頭の小ささが…」という感じでしたが、よく見てみれば「セイラ出撃!」以降のラル隊のザクのイメージに近いように思えてきたのです。
 思わずグフと並べたくなりますが、並べてみるとグフの頭が大きすぎる…OTL

 そうです。MGやHGUCのシリーズは、いろんな機体を並べた時の整合性を意識して造形されているそうですが、長期にわたるシリーズであるために、開発された時期によってプロポーションの解釈が違ってきているのですねぇ(汗)。まあ、同系統のモビルスーツでも、デザインのアレンジによって大幅にプロポーションが違っているから仕方ないんですけどね。
 
 
 久しぶりにビデオで「ガンダム」を観て、グフを作りたい気持ちが再発した筆者は、前の記事に書いた理由でMGグフカスをベースにしようと思いました。
 とりあえずラルグフのイメージに近付けるために、頭の動力パイプと肩アーマーの長いスパイクはMGグフのモノに交換して、シールドのガトリング取り付け穴は埋めて…と考えていると、アコースとコズンのザクも欲しいよなぁ(F2ベースで)と思うようになってきました。しかし――
 後ろにザクを2体従えたグフの顔がデカい……これはどう考えてもやっぱりツラい!! と思いました(大汗)。

 ならば仕方がない、グフカスにF2ザクのパーツを移植して、並べた時に違和感がないようにしよう! と考えて、パチ組みのグフカスとF2ザクをバラしてパーツの組み換えをやろうとすると、ぜんぜん構造が違う!(汗) ポリキャップのサイズも軸の付き方も、似たデザインの期待とは思えないほどの別物っぷりです。 
 ホンマは肩アーマーと肩内部ブロックをF2のモノに交換しようかと思いましたが、無理でした…。グフ系のABS樹脂製肩関節はABS製関節の初期のもので、信頼性が今のものほど高くないのが難点なので、無難なポリキャップ関節のF2のモノを流用しようと思ったのに、残念。

 ならばいつ折れるかヘタるか分からない時限爆弾であるヒザ関節を、F2ザクの丈夫なひざ関節に交換して…と思ったら、太もものフレームにグフカスの装甲のサイズがぜんぜん合わない(汗)。

 いろいろ頭の中のプランを実際にパーツの組み合わせで検証してみると、どんどんプランがボツになっていく……。

 結局、現実感のあるプランは最終的にこうなりました。
 1.F2ザクの頭にMGグフの動力パイプを組み合わせ、小さめの頭にする。
 2.ヒザ関節には「1/144ガンダムウイング」シリーズ(テレビ版)のひざ関節用ポリキャップを流用して丈夫にする(サイズが合うかどうかは未確認ですが…)。
 3.両手首をF2ザクのものに交換する(ボールジョイントはグフカスのものを移植)。
 4.3連35ミリガトリング砲は、砲身を細いモノに交換して4連装マシンガン(親指?はスコープのまま)に変更。腕と同色の青に塗る。
 5.肩アーマーの長いスパイクとヒートサーベルはMGグフのものを使用。

 …とか考えていたんですが、これなら1/144のグフカスとHGUCグフをミックスした案に規模縮小した方が楽なのではと思うように……。
 そうなると、後ろに従えるザクが頭の大きなHGUCザクか、これまたグフと並べるには違和感のあるFGザクとか08小隊版ザクになってしまう……。

 筆者はそこまで考えた時に、「いかん、このままでは堂々巡りや。もうこの件はしばらく考えないでおこう…」と思ったのでした。

 いつかは、いつかは納得のいく形で決着をつけたいなぁ…。UCハードグラフのリアル版ランバ・ラルが乗りそうな濃い味付けのグフを…。

 機体の個性を出すのと整合性のバランスを取るのとはホンマに難しいもんですねぇ、バンダイさん。
 なんか、どうでもいい独り言になってしまいましたが、こういうのもたまには…(汗)。