ガンプラ秘密工場(仮)

ガンプラ他、プラモデルを限られた環境下(ノンシンナー)で楽しもうというブログ
 

HGUC量産型ザクでスジ彫りの特訓その他…(その6)

2006年11月18日 | 機動戦士ガンダム(1st)
 今夜は町内会の会議に出席しなければならない理事長(父が病気療養中のため、代行してます)のオッサン・かめっチです。

 カトキハジメ氏によるHGUCザクのキット開発用画稿は、MGザクF2用の開発用画稿と基本的に同じプロポーションで描かれています。ところが発売された両方のキットを見比べてみると、全く違うプロポーションになっています。
 筆者はHGUCでシャア専用ザクが発売されるという情報が発表されて開発用画稿を見た時に「やった~!MGザクF2のプロポーションのままのザクが出るんやぁ!!」と、大いに期待したのですが、製品版の写真を見て「違うやん…(泣)」と落胆したものです。

 今回、塗装をしない前提で簡単なプロポーション改修を図っているのですが、頭部のサイズと肩関節の軸位置を変えるだけでMGザクF2のイメージに近づくことが分かりました。でも、もう一点、重要なポイントに気付きました。

 「HGUCザクは手首のサイズが大きい!」

 HGUCザクは昔のアニメ用設定画のイメージが加味されているようで、手首というかゲンコツがやたら大きくなっています。これではドム用のサイズです(汗)。
 HGグフカスタムのものを流用しようかなぁとも思いましたが、まだ手を付けていない新品のキットのパーツを強奪するのもかわいそうなので、やめとこうと思った時にひらめきました。
 ちょうど良い所にザクと同じ名前の遠い親戚が立っていました(!)。こないだから参考用に格納庫から引っ張り出してきていたのです。
 「ごめんな~、ザクウォーリア…」
 HGザクウォーリアの手首はちょうど良いサイズと形状で、しかも手の甲の色はHGUCザクと同じ成型色という素晴らしさ! さっそく拝借しました。

 左がザクウォーリアのものです。手の甲と指の色が分けられているのは、筆者にとっては非常に都合が良いです。指の成型色が黒すぎますが、後でザクウォーリアに返すかもしれないので、そのままにしておきました。


 ザクウォーリアの手首を使うと、うれしいことがもう一つ! 出来の良い左の平手が使えるのです。表情の付いた平手があると、ポーズ付けの幅が広がりますからねぇ!!

 プロポーションをF2ザクに近付けたので、ザクマシンガンはキット付属のものよりもHGUCグフのおまけのMMP-78マシンガンを使いたくなりました。さいわい、「いつかは使う日が来るやろうなぁ…」と温存してきたMMP-78がありますので(HGUCグフはとっくの昔に処分してしまいましたが:汗)、持たせることにしました。
 ザクウォーリアのライフル持ち手は人差し指がカギ状になっていない、普通の握り手のようなモノなのが残念ですが、ザクマシンガンはトリガーガードの形状がグリップ全体を覆うような形なので、なんとか見た目的にも許容範囲内だと思います。
 マシンガンのトリガーと、手首の内部を削ってフィットさせました。

 HGUCグフのMMP-78は、とても気合いの入った良い出来で、ドラムマガジンの裏側をふさぐパーツまで付いています。1/144の他のザクマシンガンには無いパーツです。
 どうやらHGUCの初期には「HGUC武器セット」を出す計画があったのか、このMMP-78と「ドム・トローペン サンドブラウン」に付属する武器類はキットの他のパーツと別枠で成型されています。実現したら良かったのになぁ…。


 MMP-78を持たせた状態。やっぱり肩の位置が低く感じます。う~ん…。


 ここでなぜか足首に移ります。足首は特に問題はないのですが、靴底のパーツのパーティングラインが目立つので、パーツ全体に耐水ペーパーをかけてならしました。
 ザクのデザインの宿命で、足首の可動範囲が狭くなる(足の甲に付いているパーツがスネと干渉する)のをHGUCザクでは引き出し式の5重関節でクリアしています。足の甲のパーツが分割されて可動すれば足首自体の可動部は簡略化できるんですけどねぇ…。
 ザクFZやF2は足の甲のパーツが色分けされているので、HGUC化の暁には独立可動するものと期待しています。

 今日はここまでです。会議か…憂うつやなぁ(汗)…。

 追伸:エプロンさんが1980年代後半に流行(?)した特殊ワザ「バキュームフォーム」を身近な材料を使って実験しています。最近の模型雑誌ではすっかりご無沙汰になったこのワザ、ご存知でない方も多いとは思いますが、一見の価値ありです! ぜひ見に行ってください。