ガンプラ秘密工場(仮)

ガンプラ他、プラモデルを限られた環境下(ノンシンナー)で楽しもうというブログ
 

HGUC量産型ザクでスジ彫りの特訓その他…(その7)

2006年11月19日 | 機動戦士ガンダム(1st)
 もう冬ですねぇ…フリース上下だけでは足りずに、もう一枚上に着なければならなくなってきました。昔から夏より冬に弱いオッサン・かめっチです。
 
 もっと寒くなると、耳にしもやけが出来てしまうんです。皮がバリバリになって血だらけになります(泣)この冬はどうやろう…?

 気温は低いですが、なんとか気持ちを奮い立たせて製作記事です。

 これが今回の主役、「量産型」と刻印されたランナーの板です。これが肩関節軸の位置を変更する作業の骨格となります。

 この板を8ミリ強×5ミリ強に2枚切り取り、8ミリの辺を縦にして下から5.5ミリの位置に約3ミリの穴を開け、ランナーを接着して軸にします。
 キットのボディ側肩関節(C5・C6)の肩への接続軸を根こそぎ切り取り、切断面をヤスリでならしてから、先ほどのランナー付き板をガッチリ接着します。
 図を描こうとも思いましたが、写真の方が分かりやすそうなので、いきなり写真に行きます。

 写真右が加工後です。軸の根元に付いている円盤は、腕を左右方向に上げたときに肩ブロックが肩付け根関節部に干渉するのを防ぐために付けました。コトブキヤの丸ノズル6ミリを加工したモノです。


 軸の位置はキットのモノより2ミリほど上に移動しています。

 強度を確保するために厚い板を使用したので、ボディと腕との間が離れてしまいました(汗)。まあ、MGザクF2と同じぐらいの開き方なので、許容範囲内でしょうか?


 この写真がいちばん分かりやすいかも…。

 さて、肩関節の軸位置が上に上がったところで、バランスを見てみることにしました。

 肩の四角いブロックが胸の上面よりも上に来ています。頭がより小さく見え、肩アーマーが大きく見えるようになりました。
 また、腕の位置が約2ミリ上がったことにより、腕の長さやヒジの高さもちょうど良くなったと思います。個人的には納得のいくバランスになりました。


 可動範囲はキットのままと同等で、ザクマシンガンをちゃんと両手持ちできます。
 今回の改修法はボディ側の外装を切り欠いたりしない、比較的手軽な方法だと思うのですが、肩関節を前方に引き出した時にスカスカで見栄えが悪いです。まだまだ改良の余地がありますねぇ…。

 
 ザクFZやF2に見られる、肩ブロックの斜め線モールドを再現しようと思いましたが、太目のスジ彫り、しかも両端が丸くなっているのは難しそうだなぁとも思いました。
 また、何となく肩ブロックが小さく見えるような気がしたので、その小さい肩ブロックからマイナスする(削る)形でモールドを追加するのも気が引けました。
 どうしようかなぁと思い、ザクFZ(ザク改)の設定画を見てみると、肩の斜め線が凹とも凸とも取れるように描かれています。
 「ひょっとして、補強リブ(あばら骨のような細長い突起。薄い板でもこれを設けると強度がかなり増します)でも良いのでは?」という気がしてきました。
 「ガンダム0080 ポケットの中の戦争」に登場する他のMSにも同様のモールドがありますが、ほとんどが凸型の補強リブになっています。

 これなら作業は簡単です。肩ブロックと同色のランナーを両手で持ちやすい長さに切り、真ん中あたりを断面が半円形になるようにナイフで削ります。その削ったランナーを伸ばしランナーにするのです。火事やヤケドに注意です。
 この「伸ばし半円ランナー」は、かなり前にホビージャパン誌で野本憲一氏が「1/24スコープドッグ」の作例の中で紹介していました。

 半円の伸ばしランナーを1センチほどの長さで2本切り、肩ブロックに斜めに接着します。接着剤が固まったら、耐水ペーパーでならし、肩ブロックと一体になっているように見えるよう、なじませました。

 ここまで出来たザクの上半身を、HGグフカスタムと比べてみると、ザクの方がゴツい!(汗)
 グフを作る時には、このザクよりもゴツくしないとヤバいなぁと、寒い部屋の中で冷や汗をかいたオッサンでした…。