どうなっていくの・・・？

　郵便ポストに 、厚労省からのマスクが届いていました。複雑な心境。とんでもない今を生きていると言う事です。何時の日かコロナが収束したとしても、これから先、世界はどんな変容を見せるのだろう。働き方から住まい・娯楽・通信手段に至るまで迄　従来とは異なった仕組みになりそうな・・・。大きな不安。

　

　大学に行くことも出来ず、ラインでネット会議中の孫。仮住まいでＷＩ-ＦＩが繋がりにくく、神谷町に来ました。

　これから、こういったスタイルが増えるでしょう。早速5月16日はロ－タリ－の或る年次大会。オンラインに依る大会だそうです。取り合えず参加申し込みはしましたが、私に対応出来るかしら？

 

 

 

いづれ行く所へ・・・

　気分転換で見た、川柳　“日帰りで行ってみたいな　天国へ”　に誘われて、菩提寺の光明時まで足を伸ばしました。　しんとして誰も居ない墓地。　いずれ　誰もが皆行く場所。

 

　

　元禄時代の墓石。今は無縁の苔むした墓。その時代、どんな人の営みがあったのだろうか・・・。

　順調に行けば近い将来、私がいくことになるお墓。

雨がポツリ。心に沁みる静けさ。桜田通り神谷町交差点は、今日も人の気配は少ない。

　　

　大きな摂理の前に、為す術もなく、時間に翻弄される私。　”空の空、空の空、いっさいは空である。日の下で人が労するすべての労苦は、その身になんの益があるか。・・・”　日曜日にテレビで耳にした旧約聖書・コヘレト言葉が過る。

　とは言え、人生、なるようにしかならない　開き直って　”いい夫婦　今じゃ　どうでもいい夫婦”　おもしろ川柳で、元気に今日をしめよう・・・。

　

 

 

　　　　

 

有り余る時間

　全てのスケジュ－ル中止で、時間を持て余しているのは私だけではありません。一昨日、今日と、悪天候で、家に閉じこもり放しの孫、有り余るエネルギ－にこの有様。

 

　私はテレビのない時代に育っています。当時は洗濯物は、洗濯板で手洗い、七輪で火をおこし、ごはんを炊くのも竈です。五右衛門風呂を沸かすのもスクズ（松の病葉）から"火吹き竹"を吹きながら、薪をくべての作業でした。掃除も　はたき・箒です。家事に相当時間を割いていたのです。時間を持て余すと言う事はありませんでした。

　文明の恩恵を受けて、便利な生活を享受している現在ですが、地球規模でのコロナウイルスのような　不測の事態に出くわしたのは、私の人生において初めてです。この事態をどう受け止めるべきか・・・。

　孫たちの世代はどうなっているのかを思うと、不安になります。

 

 

たまには羽目を外して・・・

　早速に越後から、日本酒が届きました。

　呑める次女に付き合ってもらって、今夕は久しぶりに、腰を据えて　呑むぞ！

　急ぎ、都立大のイ－オン迄、車でウイスキ－水割りやビ－ル・酒の肴の素材を買いに走る。目黒通りに続く桜田通りは、街路樹のハナミズキが満開。港区の区の花です。

　ついでにわが家に立ち寄る。主のいない庭先には、健気に”小手毬”が咲き誇っていました。人は、コロナ騒動で右往左往ですが、自然は変わらず泰然と季節を告げてくれます。

 

 

 

 

　

　ウキウキ　イソイソ　　砂肝の下拵え。すりおろしたニンニク・酒、しょうゆ、砂糖・ラ－油に漬け込み後は焼くだけ。あまり飲めない、ニンニク大嫌いの亭主の為には”‘肉じゃが”とビール小缶を用意する。

 

 

 

 

故郷からの淋しい便り

 

　為すべきことも　急ぎやらなければならない事なく、じっと家の中にいると、過去のあれこれが想い出されます。想いを巡らせている丁度その時、電話がなりました。　　　

　旅館の娘だった中学時代からの親友。

　昭和30年代、山口県・防府で国体があって、食器洗いのアルバイトを頼まれ、期間中寝食を共にしました。布団に入って、夜更ける迄、喋りまくった青春が懐かしく蘇ります。　彼女は、嫁いだのも山口県。子供達は独立して、今は独り暮らしです。

「東京は大変ネ。」コロナを気遣っての電話でしたが、話は中・高校時代の同窓生の消息になり、今年に入って数人の同級生が,鬼籍入りしたとの事が知らされました。当時の彼等の顔や仕草が過ります。

　改めて、”人は必ず死ぬ”と。78歳はそんな年齢なのですね。

 

　又しても、長女が薦める文庫本。外出禁止で外へ出られない私が呆けるのが心配らしい。

「ハイハイ！読みますよ・・・」私も認知症にはなりたくない。