更なる ときめきを求めて!

「七色唐辛子+一味唐辛子の会」は、卒業しました。

私たちのゴ-ルデンウイ-ク

2018年05月07日 | 日記

 連休の最終3日間で、私たち夫婦の年齢の限界を超えるハ-ドな旅を楽しんで(苦しんで)きました。目的地は伊豆七島のひとつの小さな式根島。竹島桟橋を東海汽船「サルビア号」で23時出航。船底の和室での9時間のクル-ジング。入港したその足で、トレッキングハイキング??島を一周しながら自然を満喫すると言うものです。

     

 

 13名の参加者は60代後半の男性を除いて、殆どが前期高齢者と後期高齢者。最長老は80歳を超える我が亭主。その下のグル-プは私の年代。

 島の人口は資料では、500名とありますが、今は380名と聞きました。都会と違って、空気が綺麗なせいでしょう。草花の色合いや樹々の葉が瑞々しく輝いています。でも、自然の美しさを楽しめたのは最初だけ。時折吹き抜ける松風にほっとするも束の間、ついて行くのがやっと。99Mのカンビキ山からは、条件が良ければ、遠くには富士山をはじめ、三宅島・神津島等360度の大パノラマが望めます。

 

   

        

 

 

 昭和初期、相次ぐ海難事故に心を痛めた村の70代の宮川タンと言うオバアサン、5年の歳月をかけて石段と小さな灯明台を造り、88歳まで急な階段を登り火を灯し続けたそうです。「宮川」「前田」と言う姓が多いと、島にたった一つあるお寺で聞きました。私の旧姓は、”宮川”。因縁を感じ、最後の気力を振り絞って300段?近くを登りきり、手を合わせてきました。私とタンさん、同じ名前でも体力、気力、人間の質が違うようです。

 途中、脇道もないし、輸送手段もないのでリタイアすることもできません。ギブアップして不貞腐れるほど甘えられる人間関係ではないし、ボロ雑巾の有様で這這の体でやっと民宿に転り込みました。最初のビ-ルの一杯、この世のものとは思えないほど美味でした。

 翌午前中、1万歩歩いて、11時30分出航の同じ船で帰りました。帰路の船中は7時間30分。疲労困憊の中にも満足感の残るユニ-クな体験でした。コストはお土産も含めて、二人で5万円弱。経済的な大型連休が終わりました。

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