おじたん。的ぶろぐ生活。

おじたん。である。語るんである。

デジカメ。

2004-10-15 19:29:03 | 我思う、故に書くなりよ。
1台あればいいものを、なぜかゴロゴロさせている。

最初に買ったのはCASIOのQV100。これは最初のデジカメだったので、デジカメと言う物に結構驚いた。知人に譲る事になって、代わりに貰ったQV10Aが2代目となるが、これは既に物足りなくなっていたので、3代目としてCanonのS10を買う。いかにもコンパクトカメラらしいデザインが気に入っただけで、性能とか機能は二の次だったが、成功だった。今でも愛用している200万画素機。当時ではまだあまり流行って無かったCF型のHDDが使える。大きさ、重さ、角張ったデザインといい、往年のコンパクト・カメラがデジタルで蘇った感じ。

いよいよデジカメを極めようと買ったのが4代目のNikonの990。スイバル式の回転レンズで、QV10Aと似たような構造だが、非常に満足の行くカメラ。ただし、パシャパシャ撮る向きでは無いので、どちらかと言うと「じっくり腰を据えて撮る」向き。面倒だけれど、絞り、シャッタースピードがコントロール出来るので、別に露出計を使って撮ったりする。一番出番の多いカメラ。カメラの作りもしっかりしていて、やわな所が無い。お金掛けすぎて作っちゃったらしく、後継機種からは質感が落ちたらしい。

お次は友人から譲ってもらったNikonの5000。500万画素で、990の後継に使おうと思った矢先に壊れる。カメラとしては悪くないが、暗いところではピントが合いにくいとか、ストロボの露出が気を抜くとブっ飛ぶとか、癖があるカメラ。かなりいじれる操作がうれしいけれど、いじってるうちに電池が無くなる。入院費用の捻出待ちで、お蔵入り。5代目。

6台目は廃棄物だったもの。おそらくラーメンのスープか醤油をブッ掛けたKodakのDC220。分解して清掃し、復活させた。独特のカメラ用のOSを使っているみたい(?)だが、200万画素と言う割にはあまりシャープでなく、妙な味が出ている。出汁のせいだろうか。(出汁のせいではなく、109万画素だと言う事が判明。)バッテリーの持ちがイマイチな点を除けば、カメラらしいカメラだと思う。

7代目もKodak。DC3800と言うコンパクト機。これも廃棄物だったが、3個イチで復活させた物。3個の内2台が水没だったので、復活に苦労した。外装はベコボコだが愛用している。タバコの箱と変わらない大きさで、持ち運びに苦労しない。その割には外装がやわいアルミなのでベコボコになる。なりは小さいけれど、性能は侮れない。なかなかきれいな絵が撮れる。

8台目はIntelのWebカメラ。CS630。単体でデジカメとして使える。画素数は少ないものの、きれいな発色をする。ピントもシャープ。Webカメラはいろいろ買ったが、一番発色も良く、シャープだった。

あと2台ほど転がってたハズだが、ジャンクなので復活には時間がかかる。まぁ気にする物でもないので割愛。

常用しているのは990とS10とDC3800の3台だが、どれもCFをメディアに使う物で統一している。使用経験からメディアはCFと決めているので。後は、電池をなるべく単3の大きさで統一している。使いまわしのせいもあるけれど、いざとなったらコンビニで調達出来るし、値段もたかが知れているので助かるワケ。S10は単3じゃないんだけれど、コンビニでカメラ用で調達出来る。この辺はカメラメーカーな作りって事かな。

んで、デジカメの良い点として「気に入らなかったらその場で消せる…」と言うコマンドがあり、ほとんど気に入った試しが無いので、残っている写真が異様に少ないのが、私。

何しに撮りに行ったんだか…って感じが多々あるので、新しいカメラは購入する気が起きないって事になっている。最近流行りのレンズ交換1眼レフタイプなんてのも気乗りしない。

距離計連動式でもいいから、絞りとシャッタースピードはマニュアルであって欲しいと言う希望があるのです。デジタルなのはメディアに記録する部分だけでいいし、露出もオートなんか要らないって話ですから、そんなのこの先現れないと思います。

あれやこれやいじれる部分が無いと、写真は面白く無いんです。フルオートだと、便利なんですが面白味が無いんですね。誰が撮っても同じって事はある意味大事だとは思うのですが。そう言う意味で「失敗」の出来るデジカメってのがあれば面白いと思うんです。

「あー。ちょっと暗いなぁ…」とか「あー。ぶれちゃったぁ。」って言うのがあってもいいと思うのです。それはそれで「味」があると。あとはデジカメなんだけれど「モノクロ」しか撮れないとか、その代わり階調表現がえらく細かいとか。

もちろん、高級なデジカメでは機能選択で実現出来るだろうけれど、安いカメラで出来て欲しいと言うか、ピントは目測、露出はお天気マークなんてのが出てくれるとウレシイなぁ。あんまり無茶するとCCD壊れちゃうけれど、その辺は得意のオートマチックで保護するとして、フルオートでないトイ・デジタルカメラってのがあっても面白いと思うんだけれどなぁ。どこか出してくれないかなぁ。もう少し普及しきらないと出ないかなぁ。

とまぁ、あれやこれや考えてみたりするんですけどね。要するに「これで完璧!」って1台がまだ無いのですね。銀塩では私の場合、NikonのF3が一応「これで充分!」と言う物だったのですが、デジカメの場合、商品として何を盛り込むかまだ「決定」って物が無く、試行錯誤と言うのか過渡期とでも言うのか、そう言う状態なんだと思うのです。銀塩の場合「レンズ、シャッター、絞り、フィルム」で完結していて、後はオマケみたいな感じだと思ってます。デジカメは動画が付いたり、ゆくゆくはネットワークと言う通信も考えられるわけで「以上。おしまい…」と言う底がまだまだ見えないんだと。この先がどうなって行くのか、楽しみでもあります。「原点回帰」なんてのもきっとあるんじゃないかな。

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