おじたん。的ぶろぐ生活。

おじたん。である。語るんである。

¥498の幸せ…。むひひ…。

2008-10-26 13:56:54 | おじたん。的便宜耳机評論。
近所のリサイクルショップを覗いたら、破格の値段でヘッドホンが売られており、試しに1つ買って帰る…。

PHILIPSの『SBC HP100』で、定価は¥4000だが、¥498…。見るからにプラスチッキーだし、今風のデザインとも思えない微妙な感じだが、それなりには音もでるだろうから、TV用にでも…ってコトで…。

ググっても出て来ないので、相当古いんだろうと思う。未使用未開封で新品な状態なのだが、案の定、イヤーパッドは劣化し放題で、表面はべろべろ…。あまりにべろべろなので、キレイに剥がしてやったら、あたかも「最初からこーだった…」的なキレイさに。見た目には問題が無さそうに見えるトコロが怖いが、これは仕方ないんだなぁ…。CD屋の視聴機についてるヘッドホンのアレはこーだったんだなぁ…。…お…。同様にべろべろなZ900にもこの手は使えるかな…。

この辺は¥498なので、心おきなくやってのけたりするが、定価近くで買ったとしたら、頭に来るトコロだろうね…。

さて、聴いてみると…

「あら? あららら…!」

全然悪くない。もっとスカスカとか、中がすっかり抜けたドンシャリ…なんてのを想像していたのだけれど、時折妙な響きが現われる以外は悪く感じない。厚みのある低音はそこそこ深い音も出てるし、籠もった感じもなければ、スッキリ聞こえるし、分類すれば「ドンシャリ」だろうと思うが、定価でもこの音なら「アタリ!」じゃなかろうか。

そう思ったんで、追加で2個買ってきた。

こうした形でしか市場に姿を見られないし、補修部品ももう無いだろうから、半ば使い捨て…ではあるけれど、そうも出来る値段なのがウレシイ。

エージングする必要も無いだろうと思うくらいにイイ!音が出ちゃってるから、驚きである…。音に関して大きな不満もなくそのまま箱出しで使える…なんてのは初めてだし。

…良いところばかりではない…。

全体的におチープ感の漂うヨーロッパデザイン…。見た限りで金属的なトコロが皆無である…。DJスタイルにはならないし、コンパクトにもならない。

その辺はまだいい。密閉式とも開放式とも謳っていないが、聴いてる音がほぼそっくり外にダダ漏れ…。適度な音で聴いていても、端から見れば…

「アイツ、絶対耳逝っちゃってるぜぇ…」

的な、熱い視線が注がれるだろうコト必死。当然、遮音性も皆無で、密閉式なスタイルで開放式な開放感を得られちゃう。TVの音なんかそのまま聞けちゃうし。

ベートーベンのピアノソナタを聴きながら、劇団ひとりのゴッホがしっかり見られるのもなんだかな…。

まぁ、屋内使用がそもそも…なのだろうけど、そうも謳ってないから不評を買ったろうなぁ…。そうであっても、なかなかイイ音に変わらないところが不思議である。テキトーにエンコードしたMP3なんかの粗も判るし、クラシックなんか、気付かなかった人為的なノイズ…控えた咳払いとか、技師の座り直した衣擦れなんかがしっかり聴けたりするし…。どんな録音なんだ…って話だが…廉価版のアソートみたいなアルバムには多かったりする…。それも「ライブ」なんだけどね。

いじり甲斐があるぜぇ…。むひひ…。遮音性の向上と、妙な響きの排除を両立させれば、かなりイイ感じに変わると思う。特に、この厚みがあってスッキリ聞こえる低音はPRO5MSには無かったモノだし、このまま活かせれば素敵っ!

鉛でも貼るかななぁ…。綿でも詰めるかなぁ…。メラミンかぁ…、と、考えるのが楽しくなるんである。むひひ…。

うち1台には、最近知った「超低音サイン波拷問」みたいなエージングを試している。周波数の低いサイン波をPCで作り、大音量で送ると、ドライバーが通常では有り得ないほど動くのである…。これによって、エージングを短時間で済まそうって方法なのだが、うっかりすると1発でヘッドホンやスピーカーが壊れるコトも多々あるだろうから、じわじわ…と、サディスティックに…が鉄則だろう。人間の耳じゃ感じ取れないだろう周波数なので、大音量であってもやかましいコトは無いし、通常の使用では考えられない動きをしているので、確かにエージングには都合がいい。ドライバーが小さいヘッドホンでは、普通のスピーカーほどその動きも判らないので注意が必要だが「ぶぉー…」っと、音ともつかない振動が出て来れば立派に拷問しているコトになるんである。

そうした「拷問」が気兼ねなく出来るのも¥490だから…。

まぁ、効果の程はどうなんだか、このヘッドホンでは今のトコロ判らないが、ほどほどにしておかないと間違いなく壊れるだろう方法には違いないので、注意されたし…。

とまぁ、何かと「むひひ…。」なのである。しかし、今までシェーバーしか手にしてこなかったメーカーだけど、ヘッドホンは穴場だったなぁ…。

シェーバーで思い出した…。それ用の電源コードも買ったんだっけ。これ¥48。標準価格は¥550らしく、ジョーシンでは¥495だったモノ。ジョーシンのラベルがそのまま付いているので間違いない。¥480でなく、¥48なのだから驚きを通り越して呆れてしまうが、そこが物流のマジックのひとつなんだろう。これも「むひひ…。」である。

そんなワケで、ここ数日「むひひ…。」で、幸せ…だったりする…。

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ナナを知らないで生きてきた。

2008-10-22 03:08:36 | 我思う、故に書くなりよ。
きっかけは、母にCDを借りた時だった。

「? なんでアンジェラ・アキなんて聴いてンだ?」

得てしてヒーリング系しか聴いていない母なので、不思議に思ったが、実によく似た外人さんのCD。「Alone」のタイトルは読めたが、歌っているだろう人の名前が読めない…。

「…ナナ…もうすこうり…?」

母にも尋ねたが、曲が良ければ名前なんかどーでもよいらしく、知らなかった…。

ナナ・ムスクーリ。ギリシャの人で、実は世界的に有名な歌手だったのである。調べてもあまり詳しいコトは判らなかったが、経歴から言えば「元祖癒し系」なのだろう…。ヒーリング系の人らしいが、アルバムを聴く限り、実はそうでも無かったりする。その方がウケがいいからそうした選曲でアルバムになっていたりもするんだろうけれど、古典からポップスまで幅広く歌っちゃう人だったり…。

ギリシャと言えば、「ギリシャ人レストラン」なおじたん。ですから。まぁ、判る人には判ると思いますが、SNLでダン・エイクロイドやチェビー・チェイスだったかな…ビル・マーレーだったかも…ギリシャ人のレストランでチーズ・バーガーなワケで、ちょっとビックリだったりもします。あれ、今じゃ国際問題になるだろうなぁ…。

えー。全く知らなかったので新人さんかと思いましたが、既に70歳を越えられ、今年の夏に「引退ワールドツアー(日本はなし…)」を行い、一線から退かれたそうであります…。知っている人は知っているが、大方の日本人はほとんど知らないだろう世界的に著名な歌手だったのですなぁ…。

近年じゃ、こうしたコトも珍しいんじゃなかろうかと思います。日本でもウケの良さそうな曲が多いですし、この声は「世界遺産」でも悪くなかろう…なワケで、世界じゃ「至宝」と言われてるのも判る気がしますねぇ…。似た様な…ってのは、確かにあったりしますが、この人の後発ですし…。

都合、2枚のCDを聴きましたが、この人の「声」がしっかりと聴ける録音が好感度大! です。日本じゃ、ミリオンセラーでも声が曲に埋もれちゃって残念なアーティストがしばしば見受けられますんで…。ベテランだから、軽く流しちゃってんのかなぁ…って曲がほぼ無い…。丁寧に歌う事、そこに情感を込める事、そしてそれを伝えるコト…。幅の広さ、奥の深さを知る…ってコトを知った感じ。

ワールドフェイマス…を知った途端に「引退」ですから、もっと早くに知り得なかったコトが酷く悔やまれます…。フランク・シナトラは「ザ・ボイス」と称えられましたが、この人はなんと称えられるんでしょうかね…。ヒーリング…と、聞き流しちゃうと、実に損してしまう、だからこそ、ワールドフェイマスなんだろうけど。

まだまだ、知らない世界はこの手の世界には多いんだよねぇ…、ジャズなんかもまだまだ食わず嫌いだし、モノラルであってもイイ曲はイイっ! ってのが最近知ったり判ったりだもんなぁ…。精進がたらんです…。

Comments (4)
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サイマルラジオ。

2008-10-20 20:35:10 | おじたん。的便宜耳机評論。
人間閑人だとやること偏るな…。

てなワケで、おチープでありながらもオーディオの復活に浸りきっていたりする…。

スピーカーに綿突っ込んでみたり、ダクトにメラミン突っ込んだり、配線取っ替えてハンダ付けに勤しんだり…深みを知らない勢いであれこれやってたりするが、そうした家庭内手工業的な技術的改善もさることながら、どこかで聞いた事はあるが、試したコトの無いソフト的な側面にも果敢にチャレンジしている…。

まぁ、ラジオ…ってのも車に乗るか、なにかした時でないとあまり真剣に聞かなくなって久しい…。夜な夜な、遠い地球のあちらこちらから飛んでくる微弱な電波をSONYのICF-6700で拾いまくって悦に入っていた若かりし頃が懐かしいし、深夜放送が勉強の友でもあったのだが、いつしかそんなのを続けていられる生活じゃなくなってしまい、すっかり忘れ去っていたんであろう…。あれほどにリアルな電波少年だったのに…。

んでまぁ、最近のFMはやたらと音がイイ! ってコトに改めて驚いた次第…。PCとUSBで繋げられるミニコンポなので、しっかり聴き入っちゃっている…。

改善と思わしき工作を施したスピーカーの調子をみるのにちょうど良かったりもするもんだから、主要な報道番組がある時間以外はTVから映像も音声も消えている。

とは言え、そうそう移動でもしない限りは聴ける放送局も限られており、これはFMに限った話でもない。電波の届くのに限りがあれば、それは致し方ない…。

おじたん。が住んでいる市にも数年前にFM局が出来て、放送が始まったコトは知っていたが、満足に聴けた試しが無かったものだから、ほとんど関心も感心も無かったのだけれど、快適に聴取出来る様になり、ちょっとウレシイ。

まぁ、コミュニティFM…なんて言われたりしているアレで、ポータブルなラジオだとロケーションに因ってはダメ…って電波だったりするんである。商店街とその付近限定…って局もあったりで、こうした限定的要素はデメリットにもメリットにもコロコロ変わる。

ただ、聴いてみたいけど、聴けない…ってのはひどくつまらない。

神奈川県の葉山町を拠点に、逗子、葉山で聴ける「湘南ビーチFM」なんてのも個人的にはとても聴きたい局だったりしていたんだが、このエリアに近づかない限りは聴取出来ないワケで、何かの用事でその辺を車で訪れるとかした時はいちいちマニュアルで選曲したりしなけりゃならんし、そもそも出掛ける用事も減ったし、つまらない思いは募るんである…。近くてなかなか実は遠い…って微妙な距離…。

これが、一気に解消。

自宅にいながら、ばっちり聴けちゃうのである。既に、場所なんか選ばないんじゃなかろうか。インターネットが出来て、WMPが動けば場所を問わずに聴けちゃうんである…。

俗に言う、インターネット・ラジオだと思うが、ここの社長がかの人なモンだから、気合いの入り方が違う。フジテレビのスーパーニュースで安藤さんの横に座る木村太郎さん。台風の時には豪雨と暴風の中に「元祖ヘルメットおじさん」として現われる、アノ人である。お歳と経歴を考えたら、昨今流行りだした「ヘルメットおじさん」の比ではない…。この局のネットラジオは日本では少ない24時間放送だし、スタジオのある葉山マリーナの防犯ビデオ的な映像やら、夕陽にバカヤロー言いたくなる江ノ島やらの映像まで見られちゃうんである…。

昔は…と言っても数年前だけど、リアルプレーヤー仕様じゃなかったかなぁ。今ではWMP仕様だが、URLさえ判ればiTunesでもリアルでも見られるし、聴けちゃうんじゃないだろうか。まったくすげえ世の中になっていやがりましたのですよ…。

普通にラジオでアンテナ伸ばせば聴けちゃう大出力電波放りだしな局はわざわざこうして聴かなくても良いのだが、聴きづらかったり、その地まで出向かないと聴けない…って局がこうした方法で地球規模で聴けちゃう世の中はなかなかいいんじゃないかと思う。

そうした放送向けのネットラジオな商品も既に出ていたりするし、ポッドキャスト貯め込んでおけるなんてコトも出来たりするし、知らないうちに進んでいたのだなぁ…。

コミュニティといった、半ば地域限定ではありながらもワールドワイドな…ってのが微妙な気もするんではあるが、これこそがニッチなんだろうね。少しづつではあるが、そうしたコミュニティ局が増えてきていて、サイマルラジオ…と。

具体的にどーやんだか知らんが、個人でもそうした情報発信をしている人も既にいるし、その数は今後も増えるだろうけれど、そうした情報を得る術がまだまだ周知の事実にまではほど遠い状態だったりする。

「ネットでも聴けますよ…」

そりゃ、そう言われれば、何となく判るんだが、だから何さ? で終わってしまってはもったいない。方法もそうだけれど、それに載る情報が肝だし、可能性はまだまだ先が見えていない。

「詳しい情報はケータイで…」

って、かなり便利な事が、じつは相当に面倒なコトに変わりつつあったりしているんじゃなかろうかと思っていたりもする。そうしたコトと同じ道にあっては行く末が限られてしまうので、サイマルラジオにはなんとか頑張って欲しい。ネットでしか聴けない人に向けたコンテンツが基本的に皆無なところがそろそろ残念になるんじゃないかと思うが、基本はやっぱりコミュニティだしなぁ…。

コミュニティならではのこだわりがしっかりあるトコロも、節操なく電波流してる局とは違うところがイイ! ナウでヤングな…って人向けではかったりするし、そうした局ではこうした曲はなかなかかからない。どちらかと言えば、アーバンなシニア向け…ってこだわりが強かったり、単純に市民情報に特化している局もあったりで、そうした差別化がコンテンツに現われているコトが感じ取れるんである。

行った事も見た事も無い街の住民になっちゃったかの様な体験がそこで出来る不思議さ…。そうした中にはイメージに合うモノもあれば、この街はどこへ向かおうとしているのか意味不明なモノもあったりするし、様々なのだが、それこそがコミュニティ。規制緩和でミニFM局が乱立するなんてブームもあったかに思うが、しっかりと残るってのは容易じゃないハズ。

昨今のラジオは中身こそ基本的に変わらないが、進む方向は大きく変わりつつあるんであるなぁ…。いつか来る、イザと言う時に、大事なインフラでもあるのがラジオだし、小回りのきくコミュニティならではの活躍が、存分に発揮できるための手段としての「サイマルラジオ」が増えてくれるのは良い事だとも思うな…。

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これはこれで…。 その4。

2008-10-12 23:17:28 | おじたん。的便宜耳机評論。
ウチのRD-VH7PCは室温30度でCDの認識が怪しくなりやがります…。

まぁ、アンプもCDもラジオも…みぃ~んな一緒♪なので、知恵熱でやられるみたいですな…。排熱ファンは内蔵しているらしいですが…。

その辺を除けば、快調です。少し低床になりましたが、高床式音質改善も概ね満足の足る方向に進んでいるし…。落ち着いてくれましたが、その一因にはスピーカーケーブルの交換も大きいのではないかと考えてます…。

元々はオーテクのPCOCCなケーブルを使っていましたが、床に転がっていた普通の電線の方が太そうだったので…。元々は「延長コード」なんてモノに使われていた電線ですね…。何聴いても「パンチ…」に欠けるので、効率悪いみたいなんですな、スピーカーが。お金掛けずに効率上げてやるには太いのでも繋げば…と。

特に大きく変わった部分があるかと言えば…音質的には無さそうですな…。量感はボリュームの数字で言うと3つ分くらい増した「気がする…」ですな。総じて言えば…

「地味に力強く聞こえる気がしないでもない…」

そんな感じですかね…。これ、ウチとしては悪くないんで、採用っ!

まぁ、一般には普通の電線は音楽向きじゃないんですね。音声とか、高い周波数を乗せて電気が流れるには不都合な要因が多いとされてます。その辺をなんとかしたり、いろいろと工夫されてるのがスピーカーケーブルなワケで、普通の電線と比べれば、べらぼうな値段になったりもするのですが、そうした理由もあるのです。

でもまぁ、いろいろと使ってみたモノの、効果があったとも無いとも、実にプラシーボなトコロなので、使って感じ悪くなければどれでもねぇ…。

過去に使って、改めて使ってみたいのはベルデンの8460と言うケーブル。現在の手持ちのシステムよりは高価なシステムでしたが、総じてそれほどの値段じゃないにも関わらず、ケーブル交換して違いが感じ取れたコトに驚いたケーブルでした。mで¥600前後で、それほど高価でも無いのですけど、不思議でしたねぇ…。「音って、締まるんだなぁ…」って。見た目は頼りなさそうな感じのケーブルでしたが。お茶の水の楽器屋さんでオススメしてくれたんですけどねぇ…。懐かしいな…。

ま、電線ならホームセンターでも安価に入手出来ますので、あれこれ試してみるにはピッタリかも知れません。より太そうな電線も試してみようかと…。質はともかく、効率のよろしくないスピーカーのそれを上げてやるには、太い短い…って基本が良さそうですし、今時の電線は昔と違ってえらく品質良くなってるのが当たり前だったりしますんで、国産でJISマークでも付いてれば工事用でも大丈夫でしょう…と、思ったりしてますが。いわゆる「キャブタイヤ」なんてのがそうなんでしょうか。電気屋や電器屋に知り合いはいても電線屋に知り合いがいないところが残念ですなぁ…。

てなワケで、マイ・オーディオはおチープながら頑張っているんであります。





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これはこれで…。 その3。

2008-10-12 17:39:46 | おじたん。的便宜耳机評論。
今回はPCスピーカーをなんとかする…の巻。

RD-VH7PCは一応落ち着いて、コンポとして充分に聴かせてくれているが、PCのモニター脇に鎮座するBOSEのMM-1は宝の持ち腐れ…状態。これをどげんかせんといかんのですが、暴力的な低音を除いてはイイ音出しやがるのですよ。

この低音が問題で、大きな音と言うか、そこそこ聴ける音量で聴いた事が無い…。安普請な住居なら速攻でクレームの入る勢いで低音が出ちゃうのですな…。幸い、現在のアジトではなかなか防音性があるので、CD繋いで聴いてみたりしていたのですが、過剰な低音はPCでもCDでも再生装置を選ばない傍若無人っぷりな感じ…。

まぁ、バスレフの穴をなんとかすれば多少は…ってコトですが、いつまでもティッシュ丸めて詰めておくのもなんだしねぇ…鼻血じゃないんだし…。

そこでメラミンスポンジに登場してもらったのですが、単に詰めて塞ぐ…ってだけではダメなんですなぁ…。そこそこ低音も気持ちよく聞こえて来ないと…。

んで、この穴をよく観察すると、そこそこ深い…。穴の奥は上へ向かって方向を変え、途切れている…。ここに出過ぎる低音を抑えつつ、変な低音にしないように、メラミンスポンジを詰めなければならないワケですな…。

…無理…。

まぁ、スポンジに穴を開けて、空気の流れは確保しつつ、詰込んで余計な低音は抑えよう…ってコトをしてみたら、意外にも調子いい。箱というか、エンクロージャー自体が低音を出す仕組みになっているので、穴だけじゃダメなコトが判る。

硬めの台座をみつくろい、この上にダイソーで買った「耐震クッション」をインシュレーターにしてやったら、許せる程度には落ち着く…。中音、高音は元々気持ちよく出るスピーカーだったので、なかなかバランスが取れたんじゃなかろうか…。

…うそ…。まだ出過ぎな感じはするが、聴き疲れしづらくなった。そこそこ音量を上げて聴ける様になったのはいろいろとウレシイ…。PCスピーカーにしておくにはもったいないくらいに気持ち良く聴けるので、何考えてこんな低音出しちゃったのか悩むトコロだが…。現行品ではほどほどに抑えられているやに聞くので、今更こんな古いモノであーだのこーだのしてる人もいないんだろうな…。

次回はRD-VH7PCにもうひと工夫…スピーカーケーブル交換の巻です…。

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これはこれで…。 その2。

2008-10-04 16:02:21 | おじたん。的便宜耳机評論。
数年のほったらかしから覚まされ、本格的に使い始められたRD-VH7PC…。

CDの再生がメインで、FMを聴くのがちょこっと…な使い方だが、持ち主が閑人なので、丸1日動かしっぱなし…。

不思議だったのは、アンプの動作で…A級とAB級の自動切り替え…って機能で、その切り替えは「音量」だと言う…。今まではそれほど大きな音が出しにくい環境でしか動かした事が無かったので、常にA級のままだったのだが、現在のアジトなら少々大きな音でも出せるので、どの辺で切り替わるのかやってみたのである…。

んでまぁ、ボリュームのMAXである70まで上げたが、A級の表示のままで、AB級にならなかったのだ。変だなぁ…と思いつつも、別に聴けないワケでもないし、そんな大音量で聴き続ける必要も無いのだから、そのままにしていたのだが、昨日切り替わっているのを発見…。

ボリューム50を境にこれ以上だとAB級の動作になったらしい…。音量のMAXも80に変わっている…。今まではどーしてたのか不思議だが…火が付いたのか、一皮むけたのか、吹っ切れたのか、リミッター外れたのか知らんが、途端に音がイイ感じに変わってきたのである。

んで、せっかくだからインシュレーターを作り、高床式に…。

んまぁ、スピーカーと言えば10円玉…って感じに「定番」だが、せっかくスピーカーが頑張っているので、もう少し助けてやろうかと、いそいそとダイソーへ…。

ウチの場合、それら全てがそこそこ頑丈な木製のサイドボードに載っているので、金属系か石系の素材の方が良さそうだったのだが、ダイソーをうろうろしても見付からず、ゴム足、角ブロックの木、ガラスタイル…の複合で…。

途中でかなり面倒になってきたので、点で支えてりゃいーだろ…的な、つまるところ「やっつけ…」で済ませたが、結果的には成功! だった。全体的にクリアな音になったし、エコーはエコーらしく、低音はハッキリと耳に届くし、どーしちゃったかなぁ、コイツは…って感じに極めてウレシイ方向になったんである。この高床式はなかなかバカに出来ないな…。

「耐震クッション」なんてのも買ってはみたのだけれど、簡単に剥がせるとは言え、かなり「ぺったり…」するモノなので、細かい位置決めが必要なインシュレーターには使わず、縦置きしている本体に使ってみた…。

「ぶよんぶよん……」

うむ。この感じはイイ!! 音にはあまり関係なさそうだが、不意の衝撃でCDが音飛びする回数は極端に減っている。よく見ると、そこそこ長い時間揺れてるんだよね…つんつんしたりすると…。まぁ、使い方と場所を考えればインシュレーターの素材にはなるだろうから、ちょっと考えておく事に…。

うむぅ…。正直、ミニコンポなめてたな…。

ラジカセに毛が生えてる程度の認識しか無く、MDを通り越してMP3でポータブルになってしまったので、購入する気も無ければ関心も皆無だったのだが、なかなかやりおる…。7年前の製品だから、今時の…ってコトになれば、さらにスゴイことになっていそうだしな…。

そうそう…。リモコンも見付かりまして…。

高音と低音を個別に調節するにはリモコンからしか出来ないみたいなので、見付からないとちょいと困るかなと。結果的にいじらなくても好みの音が出ているので、その点では心配なかったけど、あれば楽だしね…なにかと。

つくづく…もっと早く使ってあげれば良かったなぁ…と、秋の夜長にしみじみ想うおじたん。であった…。

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