おじたん。的ぶろぐ生活。

おじたん。である。語るんである。

…涼しい話。その5。

2010-07-29 17:25:42 | 我思う、故に書くなりよ。
…長々と書いているが…あまり涼しい話じゃねぇかな…。

怪音に悩む婦女子のマンションで対策会議、作戦会議をしているうちに、持久戦になってしまった…。

「そろそろ丑三つ時だから音出てもいいんじゃね?」
「やっぱり人を選ぶのかなぁ…」
「出ない方がいいんですけれど…」

そうした奇異な感触も無く…やっぱり時間だけが過ぎてゆく…。

「ねぇ? 出る時合図とかあんの?」
「いきなりですか?」

婦女子の疑問は尽きないが…ほとんどがいきなりである。予兆というか、そうした感触は「音」って場合が多いが、それもなく、なんか見えたぞ…って場合が多い。「音」の場合は、自然音って感じよりも、人造音と言う方が相応しい。

どう考えても金属音がしないところで聞こえたりする。鍵がちゃらちゃら…ってレベルではなく、明らかに「カン…」な缶の音に似ていたり、耳鳴りみたいな「キーんっ…」ってのが。

こうした音が、周囲から連鎖して聞こえてきたら、合図っぽいんである。屋外の場合は、何もない頭上から聞こえたりするので、首をかしげても判らない事ばかりだ。

…それもなく…実に平和な夜更かし大会に変わりつつある…。

「…コン…っ…」

「ん!」
「何!今の何っ!」
「あれです! あの音っ!」

まぁ、電気も点けまくってどの部屋も明るいので、婦女子を除いて怖い人もいないが…代表して音の出たと思わしき部屋へ行ってみる。

手当たり次第にコンコンと叩いて、似た音が出る家具とかないか調べるが…無いんだなぁ。壁面をコンコンしてみると…あっちの部屋から…

「やだっ! おじたん!」
「今、音しましたっ!」

そりゃそうだ。おれが叩いてるんだもの。やはり壁面を叩く音に近いみたいだ。このまま叩き続けるとパニックになりそうなので、やめて戻る…。婦女子はやっぱり涙目になってるし…。

「壁の音がそうみたいだね…叩いている人はいなかったけど。」
「続けてコンコンいってましたよ!」
「ホントは見たんじゃないのっ!」
「いや、最初のを除いて、おれが叩いたから…」

遠慮してるのか、1回しか音がしてこない。連鎖してくれて、別の音も聞きたいのだが…。

と…なると、乾湿の影響で建築材が音を出したのかも知れぬ…。冬場の乾燥時期なんか、似た音は頻繁に聞こえたりもする…。そうではなく、あたかも人が叩き回っているかの様な、連鎖がここでは欲しいのだ。

「…続かねぇなぁ…」
「…」
「帰っちゃったんじゃないですかねぇ…」

来るの待ってンのに、もう帰っちゃったの?

そうこうしているウチに「おはよん!」が始まってしまった…。

「朝になっちまったよ…」
「あの音だけだね…」
「朝だから帰ったんですよねぇ…?」

ま、得てして夜の時間帯がこうした音を聞けたりするが、経験から言えば絶対ではない。生活音に紛れて聞いてないとか、外も明るいと案外と気にしない…ってだけじゃないかと思うが…。

結局、当事者と応援部隊は取り敢えず解散撤収する事になったんである…。

かれこれ2週間…。どうした事か…以後「出たっ!」という連絡が無い。確認してみると、音がしていないし、変な事も無いんだと言う。ホントに帰っちゃったんだろうか…。

出たらまた応援にも行くし、支援もするが…出なけりゃ出ないで平和でいい。

梅雨も明け、夏本番となり、そろそろお盆なシーズンでもあるし…気になるけれど、いらぬお節介も野暮だしなぁ…。

しかし…帰ったとして誰が? どこから? どこへ? やはり、出るならズバーーンっ…と、ハッキリクッキリ出て欲しいものである。

「自縛霊が…!」
「浮遊霊が…」
「先祖が…」

…なんて事は言いたかぁ無い。しかと根拠を示さねば、そうした全てがペテンに変わる。解明不可能な超常現象かも知れないが、テキトーな事を言って誤魔化しちゃ真実には近づけない。そもそも…出て来た幽霊が「私は自縛霊でして…」って名乗ったなんて事もあるまい。そうした現象に接する間に、接した人間が考えた名前だ。

『幽霊の正体見たり枯れ尾花』

昔の人は良く言ったモンだ…。ちゃんと見れば正体は判るモンであるが…なかなかちゃんと見る事が出来た試しもない…。そのくせ、何かと不可思議な現象は起きてもいるのだから、謎も尽きないなんだけれどなぁ…。

いったい、何がそうした変な音を出していたのか? 全く定かじゃないトコロが非常に不満なのだけれど、得てしてこんな感じが多い。我がアジトがかつてそうだったのだが、壁を叩いて回るのが幽霊の趣味なのかどうなんだか…。

音がしている側から写真撮ったり、ビデオ回したりもしたが…判らなかったんだなぁ…。そうした事を目論んでいると写らないのかもしれないが…。

てなワケで…個人的にはあまり涼しくは無かったのだが、そこに住んでいる人、またはその知人…にとってはかなり涼しい事になったみたいだ。

「やれやれだねぇ…。」
「もう出ないといいんですけど…」
「夏だけでしょ? 幽霊は…」

…何を言っている…幽霊に季節なんかあるもんか。夏場に怪談が話されたりする場が多いだけで、幽霊のあるなしに関係なんかなかろう…。

「いや、年中だよ。カンケーねぇもの。」
「ええっ!」
「いやぁ!」

…今年の夏は暑いから、しばらく涼しくなるのもまんざらじゃないだろうに…。

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Victor JS-101。その2。

2010-07-27 16:25:54 | おじたん。的便宜耳机評論。
…昨晩は雷雨で豪雨で暴風で…。

このチャンスを逃すわけにはいかず、新しく仲間入りしたニッパーくんで、普段じゃ聴けない様な大きな音を…。

ドライバーユニットが傷んでいる事もなく、そこそこの音は出てるのだが、ツィーターから出る音が「あんた、そんなんでいいのかい?」って控えめな主張。

いかんせん古いし、ユニット自体も劣化しているだろうし、ネットワークもそうだろうから無理は出来ない。あまり多くは望めないが…実に遠慮がちなトコロが気になったのである…。

…少々喝をいれてやるか…。

ほとんど紙なので、エッジにアーマオールを塗るとか、そうしたウーファーに出来そうな事が出来ないので、よく使ってコリでもほぐす…って事しかできない。
ケンウッドに繋ぎ直し、やってみる事に…。コイツが生まれた時代じゃ想像出来ない組み合わせだろうけれど、今じゃ屋根は一緒だもんな…。

小一時間、雷鳴と轟音に紛れて喝を入れてみる…。普段では聴けない音量で聴くと、なかなか頑張ってくれて、まだまだ頑張れる子なんだって事が判る。効率がそれほど良くないみたいだから、大き目の音じゃないと本領発揮出来ないってのはこのスピーカーに限った話じゃないが、箱の大きさを活かしたふくよかな低音は小さいスピーカーのそれとはまた違うモノなんだな…。

今朝になり、クラシックを聴いてみると…高音に伸びと艶が感じられる様にはなった。キレは無いかも…。幾種類の楽器がいっせいに忙しく音を出しているシーンなんかは「…なんか違う…」って感じがする。

それでも、ラジオの女性アナウンサーの声が、よりそれらしく…って変わっていた事に驚いた。コリはほぐれつつあるみたいだ…。

ウチへ来る前まで現役ではあったが、大きな音では聴かなくなって久しかったのかも知れない。しっかりと主張出来る機会が様々な事情で失われつつあるのは気の毒だが…使われない分、動きが渋くなるもんである…。

…やれば出来る子…やらせていなかったせいで、おじいちゃんになりつつあるが、じわじわと復活している感じは受けるので、無理させずに頑張ってもらおう。ユニットを今時のモノに替えてみる…って手段も当然あるが…最終手段だろうなぁ…。ネットワークには手をいれておかないと…って気もするが…。ターミナルもショボ過ぎるんで、これはなるべく早くなんとかしたい。

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Victor JS-101。

2010-07-26 09:42:45 | おじたん。的便宜耳机評論。
…来ちゃった…。

例によって例の『妄想の貴公子』からのプレゼント…。
Victorのスピーカー『JS-101』。

ステレオ・セットのスピーカーらしく、ググってもヒットしない。
時代としては1960年代~70年代のモノで、単品スピーカーって感じの作りでは無い感じ…。

18cmのウーファーと6cmのツゥイーターの2ウェイバスレフ。インピーダンスは8Ωでピークは40W。コーンの材質は紙。どちらも元気で、エッジが朽ち果てている事も無く、ベタベタや硬化も無い。幸いにしてそうした事にならない材質みたい。

問題なのは…デカさだ…。

単身者向けの冷蔵庫くらいは余裕である。そんなモノが2つも並べて…って事になると、時代を考えたら無理な感じ…。30年だか40年だか経ってもやっぱり無理だったので、ウチにやって来たのだが、大昔の冷蔵庫に付いていた感じのゴム足込みで高さは80cmあり、幅39cm、奥行30cm。

大きさを考えたら、その軽さが不気味…。やたらと軽く、今時のMDF材と似ているが密度が違う…。なんだかカラーボックス的なチープなにおいが漂うが…その為なのか、内部はかなりしっかりと手が入れられており、そうしたトコロから来る不安を排除するのにいろいろと考えてた感じが見て取れる…。

今時のスピーカーと比べると、ユニットに比べて箱が圧倒的にデカイ。ちょっと不釣り合いな感じだが、計算したらこの大きさに…って事かな。基本中の基本の王道を行っちゃってる感じ。

さて、肝心なのは「音」。

なんせ、置き場がタダでさえ無いアジトなので…BOSEの363と置き換えるしかないのだが、そもそも大きさが違うので苦労する。ところが、大きさから想像すると意表を突かれる「軽さ…」が幸いして、それほど時間は掛からなかった。

AVアンプに繋ぎ、ラジオの音を出してみると…なかなかイイ音が出ちゃったんである…。低音を箱のデカさで稼ぐ…箱が鳴ってナンボ…って趣旨なんだろう。BOSEの363には量も質も劣るが、過剰な演出の無い、素直な低音が出ている。

中高音は、キレとか伸びとか艶ってモノには物足りなさを感じる。まぁ、そうしたトコロへ期待するのもなんだし…。

ツンツン、カリカリ…って感じがないので物足りなさはあるが、これはこれで妙に偏った音が出ているわけでもなく、どことなく、なんだか『まぁるい音』が心地よい…。

…主たる再生メディアがアナログ・レコード…って時代のステレオを構成する一部なんだから、それをちょっとリッチな気分で聴く…って感じなのでしょうな…。

今じゃ、こうした古いスピーカーが良いコンディションで残っている事も少ないし、オクで見付けるのもなかなかムズカシイワケで、そうした製品の音を聴くってのも滅多に無い。海外製のモノなら、そうした機会がひょっこりあったりするんだが、国産ではそうした機会がほとんど無くなってしまった。

そうした意味で、捨てちゃうならちょーだい…って事に意義はあったと思う。
そこそこアタリを引いてる感じも悪くないし、大切に使っていたからこそ、ちゃんと音が生きているワケだし、それをしっかりと受け継いだ。

しばらくは、この音を楽しんでみようかと思っている…。

Comments (2)
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光化学スモッグ…。

2010-07-24 06:23:00 | 我思う、故に書くなりよ。
…暑さにとろけていると…相変わらず「…うわぁん…うわぁん…」しながら広報のスピーカーから何か声が聞こえてくる…。

またどこぞのじいさんとかばぁさんが行方不明にでもなったか…と、思ったのだが、ちょいと違う…。そうした広報は警察署からで、男性の声。

今聞こえたのは…環境…なんちゃら部…なんちゃら課…とかで、女性の声…。

うわぁんうわぁんしながら聞こえてくるので、ハッキリ判らないが…

「…光化学スモッグ…い報が…れい…ました…」

ひょっとして、光化学スモッグ注意報なのか…。懐かしい…。

ガキの頃には頻繁に出ていて、学校の校庭で遊んでいると、中断を強制されたモノで…中断されると非常に困る遊びとかスポーツの場合はひどくがっかりもしたもんだ…。

いつしか、そうした注意報も聞かれなくなったと思ったのだが…まだあるんだねぇ…。環境があの頃とはだいぶ変わり、公害ってのも滅多に聞かれなくなったと思うのだけれど…。

…自身もその周囲もその害を受けた事が無いので、どうなるのか判らないが、ガキの頃に先生が話していた事によると、体育の授業中にぶっ倒れてしばらく入院した生徒がいたとか…。まぁ、ウチらの学校は田舎にあったので、市中の方の学校でのことではあったが…毒ガスみたいなもんだろうと理解していた。

つい先日も、東京の小学校で被害がン十年ぶりくらいに出た…とか聞いたが、保健室で休んだくらいで事なきを得た…って事らしい。

…あの頃の空に戻っているんだろうか? 工場とかそうした産業から出る排ガスだけでなく、自動車なんかもキビシイ基準が当たり前になっているのに…。

ま、そうしたガスそのもの…が原因ではなく、それらが太陽から降り注ぐ光だのなんだの…と相まって悪さするワケだけれども…。

そう言えば、晴れて暑いのに、なんだかうっすらと霞んじゃいるんだよね…。ドピーカンで真っ青な空と、真っ白な雲…ってのが、夏の視界だと思ってたんだけどなぁ…。

…ちょっと、何か変である…。

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…涼しい話。その4。

2010-07-24 05:30:01 | 我思う、故に書くなりよ。
…出ちゃった…んで、さて、どーするのか?

まぁ、幽霊そのものズバリが出たワケではなく、怪音が部屋中に…って事だが、自身の経験で言えば…数分で収まる場合もあれば、間欠的に数時間続いたりするので、真剣に考えたらスゲー嫌な事になる…。

とは言え、そうそう転居も出来ないワケなので、諦めるというか、慣れるというか、そんな感じで当たり前のモノとして住んでいたりしたが、いつしかほとんど起きなくなってしまい、アジトを新築しなおしたら皆無になってもいる…。

ま、音の原因が幾ら調べても判らないので、音を止める事は不可能に近い。

「これ、ココ叩いてるよね?」
「…あ、コッチだ…」
「なんで音出るの?」
「あ、そっちだ…」

てな具合に、フツーに音を追っかけて原因は何なのか? あれこれと考えたりもしたんだが…判らないんだよねぇ…。明らかに室内から壁面を叩いている音なのだが、真似すると若干違いがあったりして、なかなかせっかちにノックしないと…なんてのが判るくらい…。

さて、どーするか…。我々は再び現場マンションに集合し、作戦会議を…。

ICレコーダーやらデジカメを用意してもらい、証拠を集める…って事にはしてもらったが、そうした事を意識しているのか、スタンバイしてると音が聞こえてこないと言う…。

「…んじゃ、出しっぱで。いんじゃね?」
「アンタ、そーゆー問題? ちっとは真剣に考えなさいよ…」
「盛り塩とかどーですか?」
「あー。塩ね。意味無かったよ、ウチの場合。」
「ええっ! ダメなの?」

少なくとも、アジシオとか専売公社(古いな…)の食塩じゃ、ダメみたいだ。一時期は常に新鮮なモノを小皿に盛っていたりしたが、ほぼ意味が無い。関係なくヤツらは壁面を叩きまくる…。

「でもさ、レコーダーなりデジカメなり出しっぱで音が無いならいいじゃん。」
「嫌なのかな? 余計に気味悪いね…」
「お線香炊くとか、そういうのはどうですかね?」

するとヤツらは仏式なのか…。純粋に供養して欲しいという意志でも判ればそれもアリだが、判らん以上はどうなんだか。あ。そもそも「輪廻転生」だから幽霊にならねぇのか?

心霊スポットと呼ばれる場所も、幾つも行ったが、線香とか、そうしたモノは持ち込んでいない。幽霊を信じる信じないに関わらず、そうした奇怪な現象が起きる事は確かなので、あまり関係ないと思う。ちゃんと出て来て、そうした主張をするのならば、じゃあ用意して…って事も出来るが、ちゃんと出て主張した試しも無い…。

「外人だったら、ちょっと意味違うよねぇ…」
「お、あんたらイエス様だろ? そういう話は無いの?」
「…聞いた事無いなぁ…イエス様が出て来る話はよく聞くけど…」
「そう言えば無いよね、牧師さんとかの話でも…」

と、至極まじめに対策会議を開いているが、そうした奇怪な音は聞こえてこない…。特に「パァーン…」って音が聞きたいのだが、鳴りゃしねぇ…。

「…音しないねぇ…」
「ねぇ? なんでだろ?」
「おじたんが嫌われてるとか?」
「おれは魔除けなのか…」

ちっ! 人を選びやがって…。でもまぁ、それもある事なのだ。

特定の人だけに不可解な現象が起きてる…なんて事があってだね、ま、幸いにその当事者はそれが心霊現象だとは全く考えていなかったのだけれど…他人から見れば…って事があった。

「何撮っても上手に撮れない…」

と、知人のカメラマンが相談を持ちかけられて、相談者が撮った写真の数々を見てみると…不可解なアート作品ばかり…。意図してアート作品みたいな写真を撮ってるワケじゃなく、庭の花とか、飼っている金魚とか、遊びに来た友人知人を普通に撮っているだけなのだが、光の芸術に席巻されたアート作品が出来上がる。

あまりに奇怪なので、見てくれって事で、お出掛けに…。

まぁ、立派なアート作品がアルバムに何冊も…。普通なら捨てちゃうんじゃないかと思うのだが、撮れる写真のほぼ全てがそうなのだから、それを大切にアルバムにしておく他に無いんだな…。

で、驚愕の事実を発見し、プロカメラマン2人は絶句する…。プリントされた写真では判らないが…ネガを見ると、あり得ない事になっていたのだ。

レンズを通した像はキチンとフィルムの所定の部分に届いており、ちゃんと露光されている…。所定の部分以外には光が当たらないので、未露光となり、ネガは透明になるんだが…この部分にまでアートな光は写り込んでおり、カメラがよほど変な破損でもしていなければ考えられない状態…。

カメラはコンパクトなフルオートで…こうした技巧が凝らせるモノでは無いし、壊れている事もなく、至ってフツー。

「あのさぁ…オレのイオスで撮ってもそうなるんだけど…」

と、見せられたネガには、確かにアートになっているが、所々無事な部分がある。無事とは言っても、アートに隣接している部分は若干影響を受けているが、プリントすれば気にならない程度。

「このコマは誰が撮ったの?」
「…オレ…。」
「アートなトコロは?」
「…あたし…」

プロサービスでメンテを受けているカメラなので、そうそうこうした事にはなりにくい。だけれども、相談者の女性が撮ると…アートに…。

こうなると、カメラが原因とは考えられず、幾ら買い換えても意味は無さそうだし、腕とか技術の話じゃないもんだから…どうしたらマトモに撮れるのか考えるのもムズカシイ…。

「あれ? これフツーじゃん。水着カワイイ。」
「あ、海外とか、旅行で出掛けた写真は大丈夫なんです。」
「何それ…。」
「ここで撮るとこうなるんです。」

…ま、土地の歴史を考えたら…ここは確かに…ってトコロだが、なぜあんたに…。結局、解決方法が見つからず、高価なコンパクトカメラを買い換えるよりは、使い切りカメラで我慢していた方が何かと良いんじゃないだろうか…って事になった。

ところが、この話は意外な結末を迎える…。

ほどなくして、相談者は転居を余儀なくされる。その理由は…新築で2年目のアパートなのに「取り壊し」。理由は明らかにされなかったそうだが、転居費用は管理会社とオーナーが出してくれた上に、謎の「迷惑代」が付いていたと言う。

住んでる女性は自身のアート写真以外に不都合は無かったのだが、他の入居者にはいろいろとあったみたいだと聞く。

「2階に住んでいた人が、窓の外に人が立っているのを見たとかで大騒ぎになったと言ってました。あたし、海外に出て留守だったんで知らないんですけど…」

幽霊アパートだったとでも言うのか…。そうした雰囲気は無かったが…。彼女は幽霊とは思わず、泥棒の類な話だと思っているらしい。ちなみに、アートな写真にはアートな光のうねうね…が写っているだけで、そのものズバリとか、それを思わせる様な像は無かったと記憶している…。

転居してから、彼女の撮る写真も極めてフツーになったんだと言う。

「写るんですが帰ってこなくて…代わりに3個送られて来たんですけれど…」

勧めたとおりに使い切りカメラを使ってたわけだが、現像に出しても撮った写真が戻って来なかったという。代わりに、不具合のお詫びと、写るんです3個が届いたとか。不具合じゃねーよな…でも、メーカーもあのネガ見たら相当驚くだろうと思う…。使い切りカメラじゃあり得ないんだから。

…話は戻り、怪音に悩むマンションの一室…

「…音しねぇな…」
「しないねぇ…」
「あたしにしか聞こえないのかなぁ…」

今日は終末なので、夜が更けても問題ない…。作戦会議している間に、持久戦になってしまった…。

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歓迎! 元工作員来日。

2010-07-23 06:26:33 | 我思う、故に書くなりよ。
…歓迎でいいと思うんだなぁ…。今日、帰っちゃうみたいだけど…。

そうとでもしなきゃ、みんな忘れるだろ? 国費使って過剰なおもてなし…ってのが、ちょっと痛い気はするんだけれど、そうでもしなけりゃ話の1つも拾えないのが現状なんだな…。

こと、日本人の拉致問題に関しては、諸外国はアテに出来ず、日本が国家の威信をかけて望み続けなければイケナイ問題でもある。諸外国がどう言おうと、関係ない。日本は何かしらの方法で、解決に向けて努力し続けなければならないんだからね…。

「…大騒ぎして何も出ねぇのかよ…」

これは…実は痛いトコロを突いてもいるが、何もかもが明らかに出来ないってのが現状だから、致し方ない面もある。ま、多少、過剰に情報統制されているとも思えるが…

「全部明らかにしたら、還ってくる人も還ってこられなくなる…」

なんても言われているので…。

「税金使った大袈裟なショー」

なんても言われているが、何もせず、何も明かさず…でイイなんて事は無い。最も、効率を考えたらいろいろと考えられもするが、批判を承知でやってるとしたら、それはそれで立派じゃないか。

人質奪還…なんて、ムービーじみた事が出来ればいいが、そうもいかないしね。

忘れない事、許さない事…我々一般ピープルが出来る事は限られているけれど、そうした気持ちが繋がって、大きくなる事が解決には必要だと言う事じゃなかろうかと思う。その辺どうよ? みんな他人事だろ?

今の日本の首相は…拉致事件の実行犯の釈放嘆願書にサインしてるんだっけ?
法務大臣もか…。(正しくは助命かな。)

そんな日本だよ…。大騒ぎするだけ、マシなんじゃないかな…。

…あれ? 揺れてる? 地震かな…

…にしても…タイムリミットが近づいている…。拉致されたのは人間で、モノじゃない。時間に限りがある事も忘れちゃイケナイんだよね…。そろそろ、他国を無視してでも、本気で怒り出さないとマズイんじゃなかろうか…。

そうした意味も含めて、近い将来に解決できる事を望み、遠い将来、仕方なかった事…で片づけられる事を絶対避けねばならないんである…。

…で、来たのは本物なのかね? 本物みたいだけど…。

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うぐぅ…。

2010-07-23 03:20:36 | 我思う、故に書くなりよ。
…だいぶ前からPerfumeにはぞっこんなおじたん。だが…。

今夜のテレビの録画を見ながら…チョコレイトディスコのサビの部分くらいは踊れないとイカンだろう…と、思ったのが運の尽きであった…。

右肩から背中が変に攣ってしまい…そのまま前のめりに放置ゴミの中にツッコミ…メガネはひん曲がるわ…顔は痛いわ…背中攣ったままだし…うぎゃあ…。

あ…座ってるだけなのに腰まで攣って来た…もう…ダメ…。

…深夜になにしてんだか…。

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…涼しい話。その3。

2010-07-23 00:55:28 | 我思う、故に書くなりよ。
…幽霊らしきモノが出ると聞いて、伺ったのだが、それらしい感じもなく、時間だけが過ぎて行ったので、結局撤収する事になった…。

送り届けられて、アジトに戻ったのは3時過ぎていたが、程なくしてケータイが鳴る…。今送り届けてくれた知人からだった…。

「ちょっとアンタ! 出たらしいわよ! どーすんのさ!」

…どーすんのって、そもそも何が出たのかも判らないんじゃ…。

「部屋中、コツコツパンパン音がしてるって!」

あ。じゃあ幽霊そのものが出たってワケじゃないらしい…。ん? パンパン?

コツコツは経験があるが、パンパン…ってのは初耳だ。とりあえず…

「幽霊そのものじゃないなら、それほど怖がる事も無いから、CDでも聴きながら寝ちゃうといいんじゃね? 電気消えたりしてないんでしょ? 明るくしておけば、逃げるのも楽だし…」

って事で、やり過ごしてもらう事にはなった。

後日、詳しく話を聞くと…部屋の壁のあちこちから「…コツコツ…コンコン…」な音が鳴り、それが止んだと思ったら「パァーン…パァーン…」と、何かが弾ける様な音が続いたという。…パンパン…と短いモノではなく、余韻が長く残る様な、響く様な音だと言う。手を叩く音よりも甲高いとか…。

これはちょっと珍しい…。そんな音が頻繁に出そうなモノが無かったし、壁を叩いている音とも違う。以前にもそうした音が出たか尋ねると、初めてだと言う。

…火に油を注ぎに行っちゃったのかな…。

おじたん。が知人と帰った後、しばらくは何も無かったのだそうだが、さて寝ようかと思ったらコツコツコンコンが始まって、それが止むとパァーン…だったと言う。

見た限りじゃ変わった事も無かったし、不快な感じも無かったのだが、あのお宅はなんか出るみたい…。

「…何か…って事を確かめるとなると、持久戦になるねぇ…」
「行った時に出ればいいのになぁ…何も無かったモンね。」

…気の毒である…。そのものズバリが出るなら、それもアリだが、そうでもないところが中途半端な…。…お払いとか、そうした信心があるならそれもアリだが、信じる者と書いて「儲」である。得てして意味不明なぼったくりな目に遭う事は見えてもいる…。

「…どーする? 持久戦やるか?」
「それって、どこかに行ってもらえるの?」
「…確かめても居座られたままじゃねぇ…」

幽霊が出たとして、それが確認出来たとしても、その場から立ち去ってもらえるとも限らない。ふいに見たりする事は出来ても、コミュニケーションが取れるなんて事は無かったし、その確証も無い。

「いやいや。何も無かったんだから、お邪魔した時は。」
「音もなかったよねぇ…。」

…為す術も無い3人だが、証拠は出来るだけ残そう…って事になり、幸い仕事でICレコーダーを使っているし、デジカメも持ってるんで、音がしたら録る。見えたら撮る…って事にはした。

転居するにしても、本来ならそうしたくないワケで、理不尽極まりない。ま、そうした証拠があったとして、管理会社とか不動産屋が配慮してくれるかどうかは怪しいんだけれど、ちっとは抵抗しておきたい。

こうした場合、何かを感じる事があったりもする。風が当たる様な感じに似ているが、それとも違う何かが「ぶつかる」感じがあったりする。人によって感じ方は違うが…いい例えなのが「クモの巣に顔から突っ込んじゃった感じ」。

もちろん、クモの巣なんか無いのだが、変な抵抗感を感じたりするのである。何かそれらしいモノが見えているワケではないんだが、そうした「ぶつかる…」って感じがあれば、出てるな…と、思うのだけれどそれも無かった。

さて、どうしたことやら…。

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いや、マジで困るよ…。

2010-07-22 17:36:47 | 我思う、故に書くなりよ。
「秋田弁わからない」に激怒、教頭殴った親逮捕(読売新聞) - goo ニュース

…遠い昔を思い出す…。

大学受験で、近県の大学を受けた際の面接でコレだった。

まぁ、そっちの方にも学部があるんで、そうした面接官がいるんだと理解はしたが、面接官の言ってる事が全く判らなかったんである。そのうち、こっちもそっちも怒り出して、その時にその大学は諦めたが…。

幾年経ち、その大学の関連機関に勤める事になり…たまたま学部長にその話をしたら、酷く丁重に謝罪された…。ま、たまたま仲の良かった教授が偉くなって学部長になったんだけれど…。

父の故郷が東北なので、多少は理解出来るかも…と思ったのだが、ホント、全く判らず、なぜに標準語で面接しないのか疑問だったのだけれど、真剣に聞くのが精一杯で、理解出来る事は何一つ無く、最初に名前を聞かれた部分以降は全く理解出来なかった。英語の方がよっぽど理解出来たんじゃなかろうか…。

方言は方言で、これはこれである種の立派な文化ではあるのだけれど、酷くコアなモノだとそれこそ通訳が必要になってしまう。まぁ、現代でそうしたコアな方言に出会う事も少なく、せいぜいが「なまり」程度で少し考えれば理解出来ない事もないモノだと思うが、こうしたコアな方言に慣れ親しんでいる方は使う場所にも注意は必要だと思う…。

当時は…そりゃパニックモンだったよ。一応、受験だから。試験官変えてくれとも言えない雰囲気だったし、あーこうして落とすのか、とも思ったけど…。

その憂さ晴らしじゃないが、関係機関に勤めていた頃は、架空の言語「ウドゥギギ語」を考えて、教授だの助教だの困らせてやったりもしたけどね…。

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…涼しい話。その2。

2010-07-22 09:10:13 | 我思う、故に書くなりよ。
…暑いな…。

夏到来…って、だいぶ以前からアジトは暑いし、クーラーもエアコンも無いので、熱中症ギリギリなんだけど、慣れれば意外にいける…。

さて、心霊現象に恐れおののいた婦女子に誘われて、とあるお宅へ伺ったおじたん。であるが、目立ってそうしたモノがいる…って感じは無く、フツーにエアコンの効いた部屋でくつろいでいる。

と、言うか、まだ昼間なので出るモノも出づらいだろうと思い、夜になるのを待っているのだ。

「一番怖かったのはどこですか?」

夕食は婦女子が2人で作ってくれたり、買ってきたりで豪勢な晩餐となったが、晩餐中の会話がそれらしくてダメだな…。怪談話に来ているワケでは無いし。

基本的に、なんだか判らないけど怖い…ってのはやめた。なんだか判ってから怖い…って事にしているので、出た! って時には、しっかりと見る事を心掛けている。幽霊でなく、悪意を持った人間が相手な時が一番怖いのだから、見極めておかないと…。

ま、そうは言っても、びびる事は幾らもあったわけで、心底ぞっとした…ってのは鎌倉の山の中の事だ。あの時代の武士が集団自決したとされる場所へ行った時に、心の底から冷え切った事を覚えている。

…詳しい話は割愛するが…自身でもベスト3には入るだろうモノを見ている。後日、見ちゃった以上は供え物でもしておかないと…って事で、カップ酒を2本携えて再度訪れているが、夜中じゃ判らない事実が判明する。

その場所、人が立てる高さなんか無い、中途半端な高さの横穴だったのである。現代の大人だと、中腰でも無理な高さしかないうえに、広さもあまりない。ホントに十数人が集団自決なんかしたんだろうか? と、疑問に思うんだが、それらしき集団に相応しい数の『足』だけをしっかりと見ている。

この時は、5~6人で見に出掛けたのだが、得体の知れない恐怖感に耐えられず、半数はダッシュで逃げており、当てにならない。最後まで一緒だった1人に

「おまえ、あの足見えてるか? ライトの先の…」
「いえ、石が積んであるのは見えてますけど…」

自分には見えているのに、他人には見えていない…。この不可解さ。

「あ、あのうっすら動いてるのですか? あれ、なんです?」
「…おれには足が何本も見えてるんだけど、足に見えないの?」
「たくさん動いてますね…でも足じゃないような…」

マグライトに照らされて、テカテカしている「すね当て」みたいなのが判らないとは…。

数分ののち、全部消えちゃって、積み上げられた石しか見えなくなったので、その場を去ったのだけれど、なんで『足』なの? って疑問は解けていない。

「え、幽霊って、上半身とか多いじゃん! 足ないんじゃないの?」
「TVとかじゃそうだよな、映画の貞子なんかドアップだったし。」
「足だけなの?」
「それも汚い足でね、炭だか泥だか。洗ったきれいな足はなかったよ。」

婦女子の思うとおり、上半身で出て来てくれれば判りやすい。それなりの格好をしているだろうから、時代とか、身分とかも判りやすいと思う。逆に、フル・ヌードってのは見た事がない。

「…恥ずかしいんじゃないの?」
「でも、欧米だとたまに出ると聞くんだよ、ヌードな。」
「あー。なんかしら着てるし。何着てるんだろ?」
「…ユニクロとかかな…しまむら? しまらーだったのか!」

んなワケは無いと思うが、いずれにしろ、出るならちゃんと出て欲しいって気持ちはずっと昔から変わらない。

「で、ここ出るの?」
「待ってンだけど、出ないみたいねぇ…」
「え! いないの、良かったぁ~!」
「いや、おれら帰ったあとに出るかもしれないし…」

結局、深夜の1時までねばったが、それらしい音もしなければ、怪しい感じも無かったので引き揚げたんだが…

…ホントに帰った後に出たらしい…。

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…涼しい話。その1。

2010-07-21 09:08:41 | 我思う、故に書くなりよ。
…夏だからねぇ…。

おじたん。は霊感が無いワケでは無いが…、常時ビシバシ霊感まみれ…ってワケではない。確実に、あれは霊だろう…ってのはここ数年無いし、コンビニ幽霊ってのに出会ってからも久しい…。

だけれども、何故だかそうした現象には敏感なのだから、これは致し方なく、それが何なのか? ってのを探るのも、人生の1つのテーマだったりする。

そうした事から、それらしい現象が起きたりすると、お招きに預かる事がままあるのである…。

「…ちょっと気味悪いから来てよ…」

そうした気味の悪い得体の知れないモノを知人だからと言って押しつける姿勢に疑問が無いワケでは無いが…いたいけな婦女子がそうした事で悩んでいるなら助けるのも知人の役目…。

ま、大体が夏にしか呼ばれないので『気のせい』の範疇だけれど、一応、招かれたので行ってみるワケ。

やっぱり『気のせい』なので、「冬でも同じ事があったらまた呼んで…」って事にするが、呼ばれた事も無いしね…。

んでまぁ、先日、知人の知人って…ほとんど見ず知らずの人のお宅まで出掛けて行ったですよ…某県川崎市だけど…。

10階建てのマンションの4階のお宅。そろそろ三十路な婦女子が借りているが、いい身分だな…。1人で住むには贅沢にも思える広さがあるが…今年の2月に転居してきた頃から、不可解な物音や、現象が続き、一緒に住むはずの彼氏は逃げたと申している…。

「…チキン野郎だよ、まったく…」

…気持ちがわからないではないが、彼女を置いていってしまうのはどーかと。

お邪魔した限りでは、極めてフツー…。玄関に入ったとたんに何かを感じられるほど霊感も無いし、霊能力も無いんだろうと思うが、感じる時は感じるし。

ま、あれこれと話を聞く。世間で言われている『幽霊』ってそのものズバリを見た者はいない。だが、幾人か人がいる中で、不可解な物音とか、そうした現象は確かにあったみたいだ。

共感できるのは、部屋の壁をコツコツ叩く音が、周囲で連鎖する…って事。これは、おじたん。のかつてのアジトでも良くあったので、さぞかし驚いたろうと思う。アジトでも、幾人か知人が来ていた最中での事だったんで、みんなで何がそうなってんだろうと、探して回ったけれど、判らずじまい。

これが『心霊現象』と関係があるのかどうか、断言は出来ない。逆に、断言するってのも怪しい感じがするくらいに明瞭だったりするし。

「いるの? いないの? どっちなのよ?」

婦女子はせっかちでイカン。そもそも、真っ昼間から幽霊が出るマンションなら、とっとと引っ越した方が無難だ。出る…ってトコロへ行って、実際に出た!って話もあまり聞かないし、出たという割には、出た時には全く知らなかったりもする…。

「この家で撮った写真があれば、見せられるモノは全部見せて下さい…」

そうお願いすると、アルバムがごっそり出された。昨今の婦女子は写真を撮って集めるのが得意らしい。写真ではそれらしいモノは写っていない様子…。ヒドイ時はホントにヒドイのが写っていたりもするので、説明に困ったりするが…。

「ま、昼間から出るモンでもないでしょ…。陽が落ちないとねぇ…」

そんなワケで、夜になるまで、それらしい事が起きるのを待つのであった…。

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君の沈んだ海…。

2010-07-18 04:23:48 | 我思う、故に書くなりよ。
夏本番…と、なるみたいで。

水難事故が早くも起きつつあったりするそうで…気を付けましょうなぁ…。

ま、海水浴なんてのはかれこれ十数年してないワケで、専ら『日干し』専門とか、『渚の用心棒』専門ってことなら行ってもいるんだけれど…。

まぁ、なんだ…昔は海底を竹の棒で突き回して、沈んでいるハズの知人を捜したりもした事はあるんだが、そうなる前になんとかしといてくれないとだな、突き具合に因っては一生のトラウマを抱えたりもするモンだからさぁ…。

前にも書いたかな…。『人は沈む…』のである。

かなり運動音痴的なおじたん。でさえ、水死体ごっこは得意だ。何もせず、海面にゆらゆら~っと、勝手に浮かんでくるので、手なり足なりそれ風に動かせば、泳いでいる事にはなる。

そうした実体験から、人は浮くモンだとばかり過ごしてもいたのだが、高校1年の夏に衝撃の体験をしてしまうのである…。

どうしたことか、海水浴に誘われて、憧れの女の子と一緒に泳ぐ事になったのだが、彼女は小学生の高学年の頃にはバタフライを会得し、プールサイドの視線を釘付けにしていたワケで、そもそもスポーツ万能だし、頭も良いので、凡人では逆立ちしても入れない高校に進んでいた。

おじたん。は凡人なので、凡人らしい高校に進み、縁も無いだろうと思ってもいたので、お声が掛かってウレシイ。

んでまぁ、彼女を含めて数人で、地元だから江ノ島の右辺りで海水浴をする事になったのだが、彼女があまり泳がないばかりか、浮き輪への依存度がかなり必死な事になっているのに気付いたのである…。

1年前は中学校のプールですいすい…泳いでいたのを知っているんで、具合でも悪いのかな…と思ったのだが、そうでもないみたい。波が頻繁な…ってトコロは好きじゃないみたいなので、少し沖の深いトコロへ移ると、人も少ないし水もキレイだし、ぷかぷかゆらゆら…しているだけでも気持ちは良いんである。

受験ってモノを間に挟んでの事だし、部活なんかも引退したり、別の部活に代わったりで、多少、女性らしい体つきに変わってはいたが、泳げない…ってワケでも無いだろうと思っていたのだが…。

「…泳げなくなっちゃった…」

衝撃の告白である。絶対に信じられない言葉が、浮き輪に必死に掴まる彼女の口から出た。

「…沈んじゃうんだよ…」

理解不能な言葉が続く。んなワケねーだろ! って事なのだけれど、彼女は真剣だ。

気が付いたら、体が浮かなくなっていて、泳ぐ動きは昔と変わらずに出来るのだけれども、結局は沈むのだと言う。そんな話も信じられないから、

「アンタ、ちょいとバンザイしてみ? 手離してよ。人間は浮くモンだし。」

そう勧めると、彼女は手を離し、バンザイしてみた。その途端…

「あ! ヤバっ!」

そのまま沈んでいき、手先まで沈みそうになったので、腕を掴んで引っ張り上げた…。

「…沈んだでしょ…」

体脂肪が極端に少ないと、沈む…って話は聞いた事あるが、筋骨隆々でも無い限りはそうもならない。年頃の女性だし、極端に痩身でもないし、イイ感じで丸みを帯びてもいるんだが、ものの見事に沈んでしまうのである…。

バタフライまで出来た人なので、立ち泳ぎ…なんてのも知ってるし、シンクロもどきみたいな事も楽勝な人だったのだが、体が沈んでしまうのでえらくキツクなってしまったと言うのだ。

「…ひょっとして、海だとそうなるの?」

プールじゃ達人でも、川とか海だと泳げない人はいる。そうした仲間なのか確認すると、そうではなく、プールでも同じ様に沈んでしまうと言う…。

…一緒に水死体ごっこ出来ないワケで、「ごっこ…」じゃなくなってしまう。

にわかには信じられない事が目の前で起きているワケで、あれこれとやってみたが、沈んでしまうのだ。体を簡単に支えて、脱力感に浸ってもらうと、大抵は浮くし、沈むといっても足の方が…って感じで、肺にだって空気は入ってるしねぇ…。

「…鉄の女…って感じもしなかったワケじゃないが…マジで沈むな…アンタは」
「鉄分取り過ぎたとか、何か重いモノ体に入れてるとか、ホントはサイボーグで骨格の基幹がステンレスとか…」

まぁ、泳ぎは出来る人だし、息も止めていられるワケだから、速攻で死んじゃうワケでは無いが、あれだけ泳げていた人がそうなってしまった事に驚いたって事と、もう1つ驚いた事がある。

沈んでいく速さだ。バタバタもがけばそれなりに抵抗も出来るだろうけれど、何もせずにいると、かなりのスピードで沈んでいくのである。いったんは沈んで、浮いてくる…ってのが普通で、競技なんかでも飛び込んだあとは水面まで浮かんでくるワケだが、そうではなく、沈んだままに…。

どうりで、浮き輪への依存度が必死だったワケだけれど…あれ以来、未だに信じられないのだが、事実だしねぇ…。

…人間には沈む人もいるのである…。

自身の経験から、そこまで徹底して沈んだ事は無いのだが、波にもまれて沈んだ事はあったりする。そんな時はしばらく我慢してりゃ、浮いてくるし、実際にそうだったりするんだが…そうでない人は間違いなくいるのである。まさに「リアルかなづち」…。

てなワケで、フイに突き落としたりとか、ふざけちゃダメなのである…。

あれ以来、彼女がどーしてるか知らんが…未だに沈むのかどうなのか謎だったりする。以降、付き合ったねーちゃんとプールとか海に行くたびに、そうした実験はしてみたりしているが、彼女ほど完璧に沈んでいく人は現れていない。ほとんどの人間は、程度の差はあるが、なんとなく浮いている…。

…水死体ごっこに勤しみ、挙げ句の果てにワイルドブルーヨコハマから追い出された夏の思い出を思いの外に大事に生きるおじたん。であるが、大切な人だから安易に沈んでもらっても困ると思っているのである…。くれぐれも、気を付けて夏を満喫して頂きたい…。

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死刑囚大喜びっ!!

2010-07-14 05:13:51 | 我思う、故に書くなりよ。
千葉法相落選でも「適任者」=菅首相(時事通信) - goo ニュース

…県民の1人として、この仕事しない国務大臣を落とすためだけに、先日1票を投じてきたワケだが…。

ま、すんなりと落ちたのでそこそこ意味のあった投票と思うのだが、その手があったなぁ…。

国務大臣は半数以上が国会議員であれば良いので、民間から呼んでも良い事にはなっているが…。

法務大臣にしか出来ない仕事が「死刑の執行命令を出す」というか、命令書に「署名する」ワケだけれども、法律で決められた職務を全うせずに法務大臣でござい…ってのがどうにも許せんのだな。

事実として、この法務大臣は今まで執行命令を出していない。法律で決められた仕事であるにもかかわらず、その職務を放棄しているのと同じ状態を維持しており、司法のトップでありながらもそうなんだけれど、それを「適任者」として何の問題も疑わないのはどーかと思うのである。

ま、民主党だから…って事ではない。自民党時代なんか、幾人も法相が替わっても長らく執行が無かった事も事実としてあり、なぜにそうした状態を黙認して、問題提起すら行われないのか不思議なのだが、死刑囚ってのはそれなりの犯罪をしでかさないと、そうとは決められもしない人達であって、それなりに相応しいひでぇ事をした人間なのだ。

ただ、幾度か書いてもいるが、その刑が本当に相応しいか疑問の余地のある死刑囚もいたりするし、実際にいたんで、執行が慎重に行われる事には異論は無い。

だけれども、どう考えてもその刑を科さないのはおかしいだろ…って死刑囚もいるワケで、そうした死刑囚を喜ばせてイイ話じゃない。

法務大臣がその状態を良しとしない限り、執行はされないままであって、こりゃ死刑囚は大喜びなのである。その刑でしか償えないと、裁判で決まった人間なのに、刑が科せられずに生きていられるワケだからね…。

この問題は、どの党に言っても似た様な答えしか出ず、つまるところ「うやむや」にされる。既に決まっている法律でありながら、うやむやにされている事実をナントカしない限りは公平じゃないワケだが、きっとどこへ問うても…

「…当たらず触らず…」

なのである。

どこの党が政権を取ったとしても、法律で決められた刑の執行に命令を出せない人を法務大臣に据え付けるべきじゃないし、執行命令を出せないと言う人がその職を承るべきじゃない。イヤなら断れば済む話だ。

国として、死刑の是非をキチンとケリ付けるべきなのだが、既に決まっている法律を守らないのはマズイ。率先して法相がうやむやにしているのはもっとマズイ。出来ないならちゃんと断れ。信念、信条として出来ないなら、断るべきだろうし、それはそれで立派だと思う。

国として、国連のそうした条約にも批准していないのだから、行うべきはキチンと行い、やらないならば、刑法や刑訴法、特別法を改正してやらない国とすべきなのだけれど、うやむや…なのだなぁ…。

その辺をそろそろキチンとしないと、刑の科せられない死刑囚がどんどん増えてくる。それだけでも立派に「不公平」であるばかりか、彼ら彼女らの健康維持、生命の維持には税金が使われており、本来ならば使わなくて良い税金がどんどん使われていくワケでもある…。死刑囚はその死をもって罪を償うため、労働する事は科せられないが、相当にひでぇ事しでかしている割に、3食付きで養う理由はどこにもないハズである…。少しは働かせて食費くらいは自己負担でやってもらわないとふざけんじゃねーよ…なのである。

てなわけで…つくづく残念な事になっている…。9月あたりに組閣し直すとか言う話もあるが、その後もこの政権じゃどーなることやら…。

やっぱり、いろいろとガッツのある政権を国民は求めなきゃダメなんだな…。

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地球からダダ漏れ…。

2010-07-12 05:37:05 | 我思う、故に書くなりよ。
…メキシコ湾で…。

水の入った風船にストローでプシュっと…やったのは良いけれど、ストローが途中でポッキリ折れちゃって…な感じで漏れているのが『原油』。

折れたストローから遠慮無く原油がダダ漏れなので、その辺りをナントカするべく努力はしているが…かれこれ3ヶ月も経つんだが絶賛漏れ出し中! なのである。

ま、だいたい1日で数万バレルは漏れている…ってワケのわからん数字が出たりしているが、最近の研究では6万バレル/1日(最大)くらい漏れているんじゃなかろうかと…1バレルが約160リットルなので…誰か計算して。

…途方も無い『ダダ漏れ』には違いない…。

石油を運ぶ大きなタンカーが座礁しただの、そうした事で盛大に漏れちゃった話は聞いた事があるが、その比じゃない話なトコロがおぞましい…。原油がもったいない…って事はさておき、原油による環境破壊が大変な事になりつつあるワケで、タンカーの事故だって環境を元に戻すのにまだ掛かっていたりするんだし、取り返しの付かない事になってしまったんだなぁ…。

同じ方法で、地球のあちこちで穴が掘られてもいるんだが、そうした事故があったともあまり聞かないのも凄いが、万が一、そうなったらどうするのか? ほとんど何も考えてもいなかった感じなトコロがまた凄い…。

漏れを止める作戦は幾つか行われているが、漏れが確実に止められているワケでも無いし、近々ナントカなる予定らしいとは言われているが…

「…あんたら本気で考えてる? 」

な、感じなトコロが

「そんなんで掘っていいのかよ?」

って事だよな…。イギリスのBPという石油会社の責任でナントカするんだろうけれども、最終的にお幾ら兆円の賠償しなきゃいけなくなるのか判ってもいない。権利関係で言えば…日本の会社もその一端を負わねばならなくなるらしいとも言われているし、BPを投資先としている企業は痛い事にもなるし、公的な基金もそこに含まれてもいるので、どーなっちゃうんだか…。

大概の石油は何かしら穴掘らないと手に出来ないだけに、もうちっとなんとかなぁ…考えてから掘る様にしないと…。しかし、深海1500mからまだ5000m以上掘って…って、出て来た原油はいったい幾らになるんだか? ものスゲー値段の石油がこの世を潤す事になってんだろうけれども、壊した環境を容易く元に戻す事は出来ない上に、満足に出来もしないワケだから…

…やっぱり欲はほどほどにしておかないといかんな…。

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選挙だったなぁ…。

2010-07-12 01:43:32 | 我思う、故に書くなりよ。
…まぁまぁかな…。

それでも、かなりな国民が「また騙される…」道を選んでいるのがねぇ…。

個人的には、当選して欲しい人は当選しているし、落ちて欲しい人は落ちてもいるので、投票した甲斐はあったんじゃないかと思っている。

数的にどうのこうの…ってのは今の段階じゃねぇ…妙な連立の画策が始まるワケだから、どうもこうも無いんだが…せっかく議員になれても、後々にボロが出て…な事が確実ってのも幾人かいるんで…。しばらくしないと、判らないねぇ。

結果から見ると、消費税うんぬん…が争点でも無かったんじゃないかと思う。
消費税うんぬん…って事なら、自民党も税率を上げる方向で…って事は言っていたワケだから、数減らしても悪く無いのだけれど、イイ感じで増えちゃった。

消費税で民主党は失敗したワケだけれど、前首相と同様に、現首相が…

「…なに言ってんだか判らない…」

ってトコロに尽きるんじゃなかろうか。恣意的に見れば「消費税」で他をぼやかそうとも狙ったフシはあるのだけれど、その目論見は外れてしまうし…。

そこそこの実績は、政権取ってまだ時間も経ってもいないながらも、目に見える形で挙げてたワケだから、執行部がもうちっとまともだったら、付いてきた国民も多かったとは思うんだけれど…ま、依然として実質「小沢党」なんだから仕方ないよな…。仕事してない国務大臣がしっかり落選してるトコロもミソである。

その他もろもろ…ってのは「みんなの党」以外は相手にされなかった模様…。
みんなの党は、その他諸々…って、くくりで良いか疑問だけど、党首がかつてやろうとしていた行政改革は、今の民主がやってる以上に目の付け所が良かったのだけれど、党内から誰も応援しなかったので頓挫してしまった経緯がある。

んでまぁ、自民を離れて…って事になったんだけれど、そうした経緯を考えたら、票はこれからも伸びていく党なんじゃなかろうか…。もちろん、ちゃんと仕事をしないと捨てられる事には変わらないけどね…。

こんなヤツに国政なんか任せられるかよ…ってのは、軒並み落ちている。
まぁ、正しい選択でもあるが、雨後の竹の子な新党ブームってのも確かにあったワケで、国民はブームに乗らなかったって事になった。

以外なのは、男気と言うのか、女気とでも言うのか、キッパリと連立を離脱した社民党が惨めな結果になっている。

んまぁ、元々が元々だから、致し方ない面は多々あるのだけれど、沖縄の楯になったのはこの党だったワケで、沖縄ウケしかしなかったトコロは残念な感じがする…。現実面をふまえて、対案がキチンと出せていれば、伸びたんだろうとは思うが、理想しか出て来ない党だものでねぇ…。

ここも、執行部というか、党首含めて現実路線に移行出来ないと、「無くてもいい党」から脱却は出来ないんじゃなかろうか。既に、だいぶ以前からそうした趣に包まれてもいるんだが、中堅、下っ端にはちゃんと現実をふまえて意見を言ってる人もいるのがなぁ…。

てなワケで…なかなか国民はしっかりと選択している…と、考えても悪くは無いと思う。ただ、民主党にNO! 自民党にYES! って数字じゃないトコロは興味深い。

せっかくの選択だが…トンチンカンな党首と連立を組む…なんて党が現れ兼ねないので、いずれまた「騙される…」って事にはなるが、次の衆院選でちゃんと答えを出せそうな事が、この国の救いでもあるんでね…。

ちゃんと『日本の国民』を第一に考える党ってのを選ばなきゃ、どこ選んでもダメになる。あたかも、日本の国民を指し示しているかの如く振る舞いつつ、あっちやそっちの国民の為の党なんてのは、取り敢えず今の日本には要らない。宗教にかぶれた党も要らないし、言う事は立派、お説ごもっともだけれど、胡散臭い連中も要らない。

そうした選別を、ちゃんと出来る様な『選挙』が、この国を良くして行くし、元気にもして行くと信じて行きたいとは思うのである…。

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