おじたん。的ぶろぐ生活。

おじたん。である。語るんである。

がんばれ! 2時間ドラマの帝王。

2004-11-30 17:00:17 | 我思う、故に書くなりよ。
本当はゴチレースに出たくなかったんじゃないのだろうか?

芸能人がギックリ腰で入院してしまい、大騒ぎらしい。私も大好きな2時間ドラマの帝王なので、早くテレビに戻ってきて欲しい人なんであるが、くしゃみ1発でギックリ腰だそうで。

正しくは腰椎椎間板ヘルニアと言い、ひどいと手術しないといけない。私も高校1年生の初夏にこれを患った。さすがにくしゃみ1発では無いが、気が付いたら左足が動かなくなっていた。自分の勉強プレハブ小屋を建てるのに、父親と土木作業をしていた時の事である。

無理な姿勢で荷重が腰にかかる作業をしていたためなのだが、突然に左足が全く動かなくなり、触ってもあまり触られた感触が無い。他に痛みとかは無く、ものすごく不思議になった。つねってみても、叩いてみても、痛みを感じる事は無く、転がっていたクギで刺しても痛みが無い。なんとなく動くけれど、左足だけがつっかえ棒みたいな感じでしか役に立たず、さすがに「危険」を感じた。

で、まぁほど近い所に評判の良い整形外科があると言うので、診て貰った所、椎間板ヘルニアで全治3ヶ月。1ヶ月は絶対安静。と、のたまわれる。ひどい場合なので、手術の必要があるかもしれないが、取りあえず様子を見る…とも言われる。

手術しても当時は50%が完治、50%が後遺症あり…って話だったので、とてつもなく恐怖な自分に汗が出る。高校は1ヶ月の休学を受理し、寝たきりの生活を送るハメになったのだが、腰にコルセットを巻き、硬い床の上でひたすら仰向けに寝ていられる年頃でもない。激痛と言うか、痛みと言う痛みは全く無かったので、1週間ほどして学校に通い始めてしまった。

何でも無かったワケではないが、自転車も乗れるし、体育の授業が見学で過ごせる恩恵に預かる位で、あまり不自由も無く済んでしまった。腹筋と背筋の運動は欠かさない様に言われたので無理しない程度に続けていた。

ただ、やはり無理な姿勢、中腰とかを続けると、嫌な鈍さが腰に残るようになり、やがて痛みが出て来るようになった。引き攣る様な痛みと鈍い痛み。どんな姿勢を取っていても、絶えず痛みが続く。こうなると仰向けに寝てじっとしている以外に取るべき姿勢が無い。その度にコルセットにお世話にならなきゃいけないし、おっくうな事この上ない。

以来、床の上の荷物を持ち上げたり、重い物を持つ時は、膝を必ず曲げて腰への負担を軽くする様に努力はしているが、軽く再発する事は幾度かある。パーツが壊れちゃっているので、完全に元に戻る事は無く、多少元に戻るって事なんだと思う。

危ないのはホテルのベッド。ふかふかで気持ちいいんだけど、翌朝に起き上がるときヤバイ。おかげでスプリングが硬いかどうか確かめるクセがついた。最近のベッドは体を均等に支えるスプリングが主流になって来ているので、ヤバイ…って事も無くなったが、ラブホやビジネスホテルでこのベッドにお目にかかる事は滅多に無い。

同じヘルニアでも人によっては症状が違う。激痛!ってものに体の自由を奪われて崩れ落ちる人もいるし、私みたいになぁなぁで済んでしまう人もいる。最近では手術で完治する物になっているので、ヒドイ人は手術して治してしまった方が良いとされる。

この病気でうれしくなったのが「お風呂」。普段はシャワーオンリーなのだが、腰に違和感を感じるとお風呂。お気に入りか、何かのオマケの入浴剤を入れて、じっくりと暖まる。これが腰にじんわりと、いかにも「じんわり」と心地よいのである。

あー、効いてるなぁ…。

私が入浴剤と温泉の効果を実感出来るのはこれくらいしかないが、いかにもしみじみと味わえる所が、ジジ臭い。もう、ン十年も前からジジ臭さを味わっているワケで。

最近ではハクキナーともシロガネーゼとも言われるハクキンカイロ愛用者である。これを腰に当てると温泉と同じ「じーん…」と、じんわりとした暖かさが骨に染み込んで来るのである。いや、これが実にたまらない。

一度、患ってしまうと長く付き合って行かなければならない病気が多々ある。症状が出た時の苦しみが生きる事の苦しみよりも勝り、死を望みたくなる病気だってある。私の鬱病もそうなのかもしれない。あまり多くは抱えたくは無いが、なんとか、うまく付き合って行ける方法を見つけたいと思う。

そんなワケで、ゴチレースの方は奥さんが代役されたそうで、クビがかかっている事もあるので見逃せない展開となっている。じっくり治す機会を有効に使って頂いて、元気な姿をテレビでお目にかかりたい。

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Zippoハンディウォーマー その7。

2004-11-29 21:30:02 | お主もハクキンよのぉ…。
半日ほどハクキンカイロSを使って見たので感想を書いておく。

高温をになる事で耐寒スポーツ用として作られた物だが、その名に恥じぬ「高温」ぶりを見せ付けて夜明けと共に冷えて行った。燃料は規定の3分の1だけ入れたので、時間的に考えると概ね規定通りの持続時間である。これがZippo版のハンディウォーマーだと平気で半日は持ってしまうワケなので、モデルの差が現れている。その暖かさはむしろ「あちい!」。Zippo版が「ぬくい…」と言う感じならば、Sは「あちい!」と表現した方が良い感じ。

同じ炉心(火口)、燃料を使っているのに、反応の持続時間の違いが出るのは、カバーに開けられた穴の大きさ、数による空気の流入の違いとされる。これにより温度も違ってくるそうだから、この辺を工夫すると使い勝手が変わって来るのもおもしろい。

この空気の流入の関係なのか、Zippo版でもしっかりとした起毛処理された毛布の中に突っ込んでおくと「あちい!」と感じる温度になる事がある。普段、首からぶら下げて使っている時は「ぬくぬく」しているが、布団の中では「あつあつ」なんて事になってたりする。

そんなこんなで低温火傷には充分気をつけないとイケナイ。同時に気になったのは「におい」である。Zippo版ではほとんど気にならなかった臭いがする。絶えずしているかと言うと、そうではなく、例えば布団の中に入れておいて、その布団をあげた時に、ライターのオイルの臭いがする。それはその時だけで消えてしまうが、Zippo版では無かった事だ。これも炉心が使い込まれて行くうちに、炉心の状態が変わってくるので今後の様子を伺う事としよう。

本体と関係ない所だが、別珍の袋。あずき色の渋いヤツなんであるが、これがあっと言う間に毛ボコリだらけでえらい事になった。ポケットに入れても布団に入れても散々な有様なので、為す術も無く、そのままにしている。実はこれが正解みたいで、そのままにするとホコリが結集して大きくなり、自然と落ちるなり、指でつままれるなりして消える。生地がこなれて来ればこれも無くなる物らしい。別珍自体の細かな起毛が取れて、炉心の付近にたまっている事もある。カバーの小さな穴から入り込んだ物だが、あまりほこりまみれでも火事がヤバイので、その都度吹き払ってはいるが。

毎度、撮影する時に困っているのが「手垢」と「指紋」。銀器の撮影と同じで、被写体はキレイに磨かねばならない。これがティッシュで簡単に落ちれば苦労は無いけれど、なかなか落ちない。カイロの本体もカバーも、きれいなメッキ処理されているので大変なのだが、バックスキンの手袋でこするとあっという間に汚れが取れる。

あー。火口を良く見ると、端の方がめくれ上がる様に浮いてるなぁ。これが臭いの原因かも知れない。左右2ヶ所の爪で、穴の開いた金属板に押さえ付けてあるんだけど、爪から離れた両端が少し上に浮いている様に見える。あまりいじりたくない部分でもあるので、分解してどうのこうのする気は無いけれど、上からつついてみようかな。

2種類のカイロを実際に使って見て、改めて出来の良さを感じるわけ。ある意味、実用から裏づけされて完成された形なんだと思う。特にZippo版(本家では3R)の大きさ、厚さ、適度な温度の持続時間を考えると、ベストな感じがしてならない。

さて、そんじゃあ「ぬくぬく」を楽しみながら、寝ちゃおうかな。

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Zippoハンディウォーマー その6。

2004-11-28 18:12:41 | お主もハクキンよのぉ…。
西方より赤い衣をまといし温もりを伝える者来たり…。

ハクキンカイロが届いた。11月8日にオンラインで頼んでから2週間と少し。丁寧に梱包された包みを解くと、普通に箱が入っていた。私が頼んだのは「ハクキンカイロS」と言うのか「ハクキンカイロスポーツ用S」どっちなんだか紛らわしいが(前者の呼び方が正しいみたい)、耐寒スポーツ用として販売されていた物である。現行のラインナップからは外れ、限定販売として発売されていたものだ。

単純なデッドストックなのか、正しくは知らないが、火口が現行の3R用の物が付属していて、元々は別のものが付属していたらしい。いつぐらいまで現行だったのか詳しく知らないが、Zippoのそれと互換があるので、それはそれでウレシイ。別に火口も頼んでおいたので、当分はこの暖かさの恩恵に預かれるワケだ。

2次元的な大きさはZippoのそれよりも一回り小型な感じ。だが3次元的に考えると厚みがあり「むんず…」と掴むと掴み応えのある厚さがある。トップとボトムはまっ平なので、立てて置いて置く事が出来る。これは燃料を入れる時とかウレシイな。絶えず手に持っていないとイケナイのは少々不便でもある。概観は他の商品と機能的に大差は無さそうだが、カバーに開けられた穴は孔雀のデザイン。本体の厚みがあるので燃料が沢山入る。説明書では3杯入れられると書いてあり、Zippoのそれより1杯分多い。それでいて持続時間は同じなので、出力が高いらしい。レギュラーモデルより高温にもなると書いてある。

で、実際に炉心に点火してみると、あちい。点火して10分程で素手では持てない熱さになってる。これを赤い別珍の袋に入れて使うのだが、この別珍が薄い。コーデュロイとどう違うのか知らないけれど、あれで袋を作っても似た様な感じで、ちょっとだけマイルドな高温で接する事になるのかな。まぁ高温になる事は嘘偽りの無いものである。

ポケットに入れて使えって書いてあるが、グリップタイプと称し、手指を温めるのが趣旨らしい。にぎにぎするのに良い形である事も相まって、寒い日にゃぁたまらない事なんだろうと思う。

と、ぬくぬくにうつつを抜かしていたら、燃料が底をついて来た。純正のベンジンでも使おうかと考えてはいるが、近所のドラッグストアや薬局ではその姿を見かけない。ライターのオイルが手に入るので困った事にはならないが、得てしてこういう物は少々オーバーなくらいの量で購入した方が安くあがるのである。キャンプで使うバーナーやランタン向けのホワイトガソリンも使えるので、これを狙った方がいいかもな。

とりあえず、ハクキニストに恥じない正規ハクキンカイロが入手出来た。現行品を購入したい気持ちも少なからずあって、悩んだ。ただ、必要以上に所持していても、ハクキンの掲げる理想と離れてしまう気持ちもある。本格的に蒐集する気は無く、実用において愛用して行くだけならば、現行品の方が都合がいいと思っていた。消耗品の都合が付かないと、将来困ると言う考えがあったから。その心配が要らないと判り、あえてディスコンとなったモデルを選んだワケで、手にしてみると正解だったかも知れない。現行品でも同じ大きさの「BM」と言うモデルがある。今回入手したモデルの後継とされるモデルらしいが、ライターと同じフリント式の着火装置が内蔵されている。これが私には不要だったワケで、大きさの選択肢から漏れたワケではない。にぎにぎした時の厚みとR。丸みのRがなんとも自然な感じで、私の手には心地よい。にぎにぎ…。

あー。しかし、なんで、どうして…もっと早く気が付かなかったのだろう。ハクキンに触れるチャンスは幾らでもあったのに、触れなかった事が悔やまれる…。

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修復。

2004-11-28 00:50:01 | 我思う、故に書くなりよ。
あー。勝手に掘ると歴史が変わるからやめといてくれ…。

ってのは冗談だが、近畿とかあっちの方だとまんざら冗談でも無いらしい。何か建築するにあたって地面を掘るといろいろ出て来て工事が捗らないとか、まったく止まってしまうとかもあるらしい。

深夜番組の観賞もいい加減飽きると、普段見ない番組に手を出す。最近のお気に入りは「高校講座理科総合A・B」の妙にハイテンションな2人のおねーさんだったり、「サイエンス・ゼロ」の真鍋かをりだったりする。

んで、これらの番組も見ていて面白いのだが、たまにうっかりすると、スペシャル的な番組の再放送を見入ってしまったりする。で、うっかり見てしまい、何気に凄い感動したのが、古墳内壁画の修復…。
修復と言うのか、拉致監禁って言うのか、簡単に言うと「剥ぎ取り」。キトラ古墳の中の壁画が崩れ落ちそうなので、これを剥ぎ取って保存するって作業を紹介した番組である。

そのままの状態で保存するか、剥ぎ取って別の場所で保存するか、揉めていたのは報道で知っていた。先に見つかっていた高松塚古墳にも壁画があり、これはその場所で当時の科学の粋を集めた技術を駆使して保存する事にしたのだが、久しぶりに中を見てみたらカビだらけだったとか、カビを取るのに肝心な絵が消えかかってしまったとか、トホホ…な事態になってしまっていたのだ。そんなワケで、新たに見つかったキトラ古墳の壁画をどーするか? 官民交えて揉めたワケである。

その結果が「剥ぎ取り」と言う事なのだが、「あー、剥ぎ取るのかぁ。」位にしか考えて無かった。多少ボロボロとは言え、壁面ごと剥ぎ取るのに問題は無いだろうと考えていたのだが、番組を見て、驚いた。

大の大人の男では入れない盗掘跡の穴からの出入り。小柄な女性しか中に入れず、しかも立てない。これでは汎用の工作機械を使う事も出来ないし、使ったが最後、壁画は崩れる。それ位にボロボロ。すなわち、手作業で貴重な壁画を損なわずに剥ぎ取らなければいけないのであったのだ。

たまたまなんだろうが、専門家の1人に小柄な女性の方がいたので、この人が中に入って作業をして、剥がれ落ちそうな壁画を剥がすのに成功している。それとて、湿度100%の室内で、楽な姿勢も取れないし、ただでさえ勝手に生えまくり、壁画を侵すカビの繁殖を避けるために防護服なんか着ているワケだから、この人、正直すごくエライ人だと思う。

室内には剥ぎ取った2面の他に残り2面の壁画があり、これはそうそうに落ちそうも無いらしいので、後日剥がす事になるそうだが、落ちそうに無いのも実は大変らしい。冷蔵庫に貼り付けたシールみたいにぺろぺろと剥がれれば楽そうだが、古くなっておいそれと剥がれないシールを無傷で剥がせ…って言われたら困るのと同じかもしれない。

そんな人知れない苦労が明かされた番組であった。現状を知れば、揉めていた理由も判る。1300年前のお墓の象徴でもあった壁画を剥ぎ取るにあたり、花と線香をたむける姿が印象的だった。おやじの集まりだったら、最初に儀礼的にはやるだろうけれど、女性ならではのシーンではなかったかと思う。

この人がいなかったら、どうしたんだろう?

素朴に疑問に感じたワケだが、番組を見た限りではあまり研究者の年齢に幅が無いように見受けられた。それなりの知識や技術を習得するのに時間はかかるんだと思う。地味だし、華やかな物では無いし、墓とかそんなのばっかりだから、若い人はいないのかなぁ。IT企業はこういう所に投資しても面白いと思うんだよねぇ。ぽーんと巨額な研究費を出してさ、思う存分研究してくれ! ってのもカッコイイと思うなぁ。

で、誰の墓なの? あー。判ってないのね。それらしい人は名前出ていたけどねぇ…。

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Zippoハンディウォーマー その後の後の後の後。

2004-11-26 23:25:48 | お主もハクキンよのぉ…。
ハクキナーとも言うかどうかは別として…。

非常に快調である。夜は寒くなってきたので、手放せなくなってしまった。多少気になる部分も出て来たので、書いておく。

カイロ本体については申し分無い。6時間分の燃料を染み込ませてやれば、半日以上は温かさを約束してくれるし、燃料のにおいも気にならない。(Zippoのオイルのみ使用中)

が、オマケで付いて来たフリース袋がくたびれて来てしまい、出し入れの際に止めるベロクロテープの部分が剥がれそうになってしまった。まぁ、こんなのは補修すればいいのであって、どうって事は無いのだが、袋自体がくたびれすぎるとちょっと寂しい。味のある程度にくたびれてくれる分にはいいのだけれど、ゆくゆくは何かをあつらえてあげないといけないねぇ。

婦女子ならば、この辺の工作はお手の物なんだろうけれど、おやじにもなると難しい物があるんだよねぇ…。

で、眺めている内に、大きさが敬愛して止まないPDAのそれと似ている事に気が付いた。もしかしたら専用ケースなんかにうまく収まるとカッコイイかも! と、考えてはみたが、通気性も悪いし、高熱に耐えうる様には作られていないのだから、無理な話だ。でも、本体に耐熱を考慮した素材を巻き付けているカイロも売られているので、何かしら考えればイケそうな気がする。

友人にみせびらかしついでに外出した時に、うっかりと燃料を切らせてしまった事があった。家に帰れば燃料はあるし、コンビニでオイルを買ってもなぁ…と、冷えたカイロを懐にちょっと寒い思いをしたが、Zippoのライター用のオイル・コンテナを買って持っていた事を思い出し、引っ張り出して来た。
なんとなくだが、1日分の燃料は入りそうだし(規定の1日分はとても入らないが。)、部屋の鍵と一緒に持ち歩く事にした。

普段は屋内で炉心に火を入れ、暖まった所で外出するワケだが、屋外での着火とかもまだやってない。この辺もやっておかないといけないなぁ。着火の確認とかも屋内とは違い、少々難がありそうに思えるので、考えなければ。

とか、言いながら、実はもう1つのカイロが届くのを待っている。限定販売となってしまったモデルに、小振りで高温型のがあったので、頼んでみた。台風の影響で、被害を受けられたそうなので、発送が遅れているとWEBには告知があったので心配している。届かなくてもいいけれど、次代に残すべき名品が作られなくなる事が心配だったのだが、そこまでは心配要らないみたいで安心している。

さて、今夜もぬくぬくとさせてもらおうか…。

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歩く人。

2004-11-25 15:53:15 | 我思う、故に書くなりよ。
散歩が鬱にいいからと、散歩ばかりしていても「不審者」と間違われるワケで…。

で、これ見よがしにでかいヘッドホンで音楽を聴きながら歩いている。上るのもかったるい坂道も音楽付きだと気にならないで上るとか、他の効用もあるみたいで「人体の不思議」の1つだったりする。

んで、あまり嵩張らないMDウォークマンが重宝しているワケだが、最初に買ったウォークマンの事を思い出した。小柄だが重い「プロフェッショナル」モデルで結構な値段だったと思う。それまでは似非ウォークマンで、聞いた事のある国の聞いた事の無いメーカーの類似品を使っていた。当然、MDではなく、カセットテープがメディアだ。

中学2年だったかなぁ、突然それは現れた。中学生が飛びついて買える値段ではなく、親にねだって見ても無駄な値段だったし、戦意喪失も甚だしいのだが、とても欲しかった。友人の幾人かは購入しており、自転車に乗りながらオレンジ色のヘッドホンでYMOを聞いている姿がひどく憎たらしかった。

その後、時代は一気にウォークマンとなる。各メーカーがいろんなモデルを出しまくり、音質の向上や軽量化が一気に進んだ。自分が働いて買う頃は、オーディオに凝っていた時でもあったので、音質重視で重いモデルを選んだのだ。だがこれも持ち歩くうちに壊れ、再生専用の軽量モデルを何台か使った後に、CDウォークマンにスイッチしてしまう。

レコードをカセットにコピーする。この儀式に情熱が傾けられた青春でもあった。少しでも良いプレーヤーとカセットデッキを手に入れ、メディアの変換に勤しんだ高校時代。手に入れられない場合は友人にその儀式を託すわけだが「あ、ドルビーCでね…」とか、似非ウォークマンでは要らない技術を平然と当たり前にさりげなく注文する所が似非「通ぶり」を気取っていたのでもある。

CDがレコードに取って代わってからも、このメディアの変換儀式は行われた。普通に聞くにはこだわる必要が無い音質をCDは持っており、ワンタッチでカセットに録音出来る時代が来ていた。この頃になるとカセットテープにこだわり、テープはメタル、筐体はセラミックと言う真白い高級なのを愛用していた。シースルーのプラケースのカセットを完全に「見下し」、愛用のウォークマンに入れる事さえ拒む差別主義に変貌する。今考えると笑ってしまうが、当時は真剣だった。

以後、CDが主流となり、持ち歩いて聞くスタイルもCDがメインとなり、カセットは再生装置と共に私の目の前から消えた。PCの進化と共に、家庭でCDのコピーが出来る様になった事は、CDメイン主義を絶対的な物に変える。再生装置も薄く、軽く、丈夫になり、その再生時間も長い通勤時間に充分な物となった。

平行して、MDと言うメディアが誕生していたが、CDで間に合っていた事もあり、飛び付かなかった。MDを購入したのは、家電製品の修理受付を専門とする職に就いたからで、使い方ぐらい知らないとマズイ気がしたからである。持ち歩く機器なので、故障も多く、修理依頼も結構多かった。実際に使ってみると小さくてなかなか良いし、メディアの入れ替えもCDよりは大袈裟でなくて済む。

オーディオから離れ、ポータブルで用が足りる現在では、CDとMDを併用しているが、メインはCDかな。散歩するにはより小さいMDが便利だが、CDからのメディアの変換儀式が必要となる。デッキサイズの機器があればワンタッチなんだろうけど、ポータブルのみだとあれやこれやケーブルだらけとなるのでうんざりする。

時代はシリコンオーディオやHDDオーディオ。いずれメディアを気にしなくなる時代が訪れるのだと思う。PCで作品を受け取り、それをポータブルに移して持ち歩く。デジタルな信号以外にメディアが存在しないオーディオの世界が現実に広まっている。電車の中で、CDやMDを入れ替える作業も見られなくなる。その必要も無い程の容量がそこにあるからだ。同時に、音質さえも大容量の記憶装置が備わった事でかなり良い物になっている。

まだ、私は飛びついていない。そろそろかな…とは思うが、踏み切れない理由の1つが「儀式」的な要素を体が欲しているからだと思う。メディアが無いのだから儀式もPC上での事だけだと思う。そこが不満に感じているのかもしれない。どうだっていい事にこだわるあまりに、新しいものから置き去りにされるのかと思うと、

あー。おれも本当におじさんなんだなぁ…。

と、歳を感じてしまうので、誰かクリスマスのプレゼントに型落ちでいいのでiPod下さい。

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遅ればせながら「イノセンス」

2004-11-24 21:29:44 | 我思う、故に書くなりよ。
ちゃんと観賞しておかないとと思いつつ、流して観てたので改めて観た。

緻密なデジタル画像に圧倒されるのはともかくとして、これだけ観ても話が判るのかどうか疑問だ。
攻殻機動隊の一連のシリーズなり原作を知っているので深く楽しめたワケで、これだけを観ても謎だらけって事になるかも知れない。攻殻機動隊から離したいのか離れなかったのかどうなんだか微妙な位置付けだと感じた。切っても切れない関係なんだけど…って言う、「…」がポイントかな。

その点を除けば満足度は高い。アニメって言えばアニメなんだろうけれど、表現方法がアニメであって、その語る所は奥の深いSFって事なんだと思う。サイバーな近未来を描いた「ブレードランナー」も今では名作として名高いものだが、公開当初は「B級」と格付けされた。ハヤカワ文庫で原作を読んで知っていた私にとっては、映像化されただけでも感謝感激で、すかさずレーザーディスクを買い求めて繰り返し見入ったものである。数年後、イノセンスも評価が変わるかもしれない。もっと高い評価を得ておかしくない完成度はそこにあると思う。

監督の押井氏についてあれこれ語ると長いので語らない。が、劇場版の機動警察パトレイバーって作品を観ていると、実に細かい所を微妙に突かれて感服してしまう。劇場版の2作目を、いま観ても古さを感じない。イラクに自衛隊が派遣されている今だからこそ、複雑な気持ちにさせられる。3作目は人間のドラマだ。化け物と人間型汎用重機の戦いを期待しても裏切られる事になる。アニメでないと表現の難しい題材だからこその追求し尽されたリアリティがそこにある。1作目の舞台でもある忘れ去られた東京の風景。不動産屋に勤めていた事のある私にはもの凄くリアルで、バブル後の放置家屋や、壊したものの手付かずの廃墟なんか、少し前には本当に東京のあちこちで見られた風景なのだ。

そういう、見流してしまいがちな所がリアルに描き込まれた作品を観ているうちに、すっかり魅了されてしまった。ちょっとヘビーかもしれないが、しっかりとどの作品にもテーマがあって、そこを読み取るのもコアな楽しみかと思う。アニメばかり観ていたのでは判らない、知らない、世情がそこにはあるのだ。

イノセンスを観終わって、「フレンチコネクション」が観たくなった。バトーってポパイなのかもしれない。そう考えたら「フレンチコネクション2」も観たくなった…。

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異常であって病気で無い者。

2004-11-23 00:40:25 | 我思う、故に書くなりよ。
小学生がもらわれてかれこれ1週間になろうとしている。

報道のこっち側にいる身からしても犯人の異常さが尋常で無い事が充分判る。だが、異常であって病気では無い。ここがポイントだ。

病気ならば、自己統制できないので簡単に露見する。裸でふらふら歩き回ったり、奇声をあげたり、周囲の状況に関係なく暴れまわるので、周囲は通報なり逃げるなりして露見する。また、病気であると診断されれば罪には問えない事になる。

異常であっても病気で無い者は、自分の身を守る術を知っていて、巧妙に社会に溶け込む。外見に異常さは見られず、普段のなりも社会にきちんと適応している場合が多い。だが、その趣味嗜好となると、尋常ではない。妄想の世界を具現化する努力に勤しみ、常人では理解出来ない世界に浸る。

何かのきっかけで常人の一線を越えると、今回の様な凄惨な事件として我々が知る事になる。我々が知らない所で類似の事件を既に行っている事も考えられている。手際が悪くない。ぬかりも無い。幾度かの実践を得た上での「完成形」を目指したのが今回の事案ではないかと思う。

簡単に言えば、ハンニバル。あのレクター博士と同じ分類に属する犯罪者である。方向性は違うが、異常ではあっても病気では無い。だから易々と捕まる様な事はしないのである。レクター博士ほど高尚な知識があるかどうかは判らないが、少なくとも最新のケータイの扱いには慣れているようだ。

快楽の度合いに因るとは思うが、しばらくなりを潜めて世間の動きを眺めるかもしれない。我慢出来なくなれば、また事件を起こすんだろうと思う。

日本でかつて類似の事件が起きているかどうか、ハッキリとしない。単なる殺人事件、性犯罪として報じられてしまうと我々には判らない。被害者の人権、加害者の人権を考慮すれば、ストレートに報じられる事も無いだろうし、裁判でも始まれば週刊誌で少しは詳しい事が判る程度である。

だが、アメリカで起きた類似事件については詳しく知っている。ネットで調べれば多くヒットするし、書籍にもなっている。FBIのサイトでもくまなく眺めていれば概略位は判ると思う。裏を返せば、それだけこういった特殊な事件が数多く起きてしまった国だからこそ…と言う面もあるようだ。

おかげで、この種の犯罪に関してはFBIの情報に勝る物が無い。それ位に組織が効率化され、同時に高度に専門化されている。元々が科学的な捜査を根底にしている組織なので、データの蓄積による研究と解析は世界一と言っても過言ではない。まぁ、ここまでなら映画やドラマでも披露されていたりするので知っている人も多いと思うが、実は特筆に値するのが「機動力」なのである。

捜査本部を丸ごと運べる軍用貨物機がいつでも飛ばせる状態にある。必要な機材はコンテナで用意され、オーダーがあれば積んで出掛ける。国が広いとやる事デカイなぁ…と思ったんだが、州をまたがって起きる犯罪に、地元の警察では限界があり、まとめて面倒見るのがFBIだから、当たり前でもあるのだが、解説のねえちゃん曰く、専門家を現場に迅速に大量に投入する事が大事らしい。州ごとにFBIはあるので、その辺はどうなのか尋ねると、専門家の多くはバージニアにいるらしい。すぐ近所の海兵隊の基地から飛ぶとかなんとか。

そう言えば、地元の警察とFBIで揉めてるシーンが映画で観られる事もあるが、あれはこういう機動力の末の出来事らしい。あの物量と人員を見ちゃえば、どう見たって「強引」だもんなぁ。

それはさておき、特殊な犯人を追い詰めるのには、迅速な人海戦術と高度な専門知識が必要とされる。これが日本で出来るかと言うと、難しいだろうと思う。プロファイリング等の捜査手法もあるが、そのまま日本に持って来てもダメである。日本の社会に即した物を確立しないといけない。精神医学の面とかはそのまま導入出来る事もあるだろうが、社会性と言う要素が意外に重要なワケで、日本とアメリカじゃ当然違ってくる。そのためのデータの蓄積が無ければ、単なる「想像」でしか無い。膨大な犯罪のデータベースがあって、はじめて研究なり解析が出来るワケで、当然、一元管理されるようなシステムと組織構造が伴わなければならない。日本だと、都道府県毎の警察単位って事だろうから単に真似しても効果があると思えない。こういった事案に専従して捜査する部署があるとも聞いた事無いし。これからに備えてそういった全国規模の仕組みと組織を導入するのも悪く無いと思う。

では、犯人を捕まえられないのか? 決してそうではない。日本には日本の事情ってもんがある。地域性と社会性の特異な面が地方ごとに違っている。人々の生活が近代化して、平均化してきたと言ってもなかなか消える物では無い。それぞれの地域の社会性を汲み取る事が出来るのは日本の交番システムを始めとする現場に密着した警察ならではの事だ。その中から僅かなひずみを探し出し、お得意の科学捜査で追い詰めれば、必ず犯人は捕まる。

ただ、異常であって病気で無い者は「賢い」。賢いからこそ成立した犯罪だと思う。行きずりでさらって捨てたのとは違う事は周知だが、特殊な趣味嗜好こそが命取りになる。アンダーグラウンドな妄想を具現化した罰は必ず与えなければならない。そして、こいつをどう裁くのか? しでかした事に見合う罰を与える事が現行の法制度で充分なのか、別の問題でもあるが注目されると思う。そして、被害者への謝罪と補償。これにも踏み込んで罰を与えなければ、日本は「殺され損、やられ損」の社会が成り立ってしまう。

我々には警察を応援する事しか、今は出来ない。なかなか進まない進捗に、報道のこっち側の我々はじれったさを覚えるかもしれないが、これ、ちょっと間違えると「罪に問えない」事になり兼ねない。だからこそ非常にデリケートに捜査は進む。誰だって、無防備な小学生をこんな目に遭わされて怒りが爆発しないワケが無い。事件の詳細を知る警察官ならなおさらだと思う。早い事に越した事は無いけれど確実に犯人に近づいて、検挙して欲しいと思う。

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秋を撮ってみた。

2004-11-22 16:08:16 | 我思う、故に書くなりよ。
いい感じで晴れたので、ちょろっと秋らしい写真を撮りに出歩いてみた。

あー。うちの近所では紅葉はまだらしい。それとも紅葉するような樹木が無いのか。ただ「枯れた」って樹木は散見するんだけれど、秋らしい…とか、紅葉だぁ…って感じのするシーンが無い。

それでもいろいろ探すと秋らしい物が見つかった。

食べたらダメなんだろうなぁ…って言う派手な色のキノコとか、陽に照らされて銀色に光るススキの穂とか、それらしく「秋」が見え隠れする。

空は空色。高ーい所に銀色に飛行機が飛んでいる。案外と近い所をたくさん飛んでいるので驚いた。福岡へ出張した時に、羽田から飛行機で向かったのだが、運良く窓際の席だったので下を眺める事が出来た。雲も少なく、離陸して数分でゴルフ場だらけの地形が広がり、面白くなってあれこれ見ているうちに自宅の光る屋根を見つけた。大きめなランドマークを覚えておくと、案外簡単に見つかる。私の場合は、江ノ島と自動車工場のテストコース、新幹線で、地図を逆さまに見ている感じ。

でも、飛行機の窓の端の方ってひどくゆがむんだよねぇ。下の方に見切れて行くとだんだん座高が足りなくなって来る。

で、秋はどこよ…って歩き回っているうちに陽が高くなりすぎた。こうなるとあまり良い感じの写真にならないので今日はこの辺でおしまい。

Comments (2)
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海を見てきた。

2004-11-21 19:34:21 | 我思う、故に書くなりよ。
風邪もひと段落したので、車を飛ばさせて海を見てきた。

相棒の1眼デジカメの調子が悪いとの事で、試し撮りを兼ねて湘南の海をちょいちょいと。

沈む夕日を見ながら、ぼーっっとしてるのも実にいい。割かし、多くの人が眺めていたが、みんな静かに眺めてた。

今度は釣りにでかけてみよう。その頃には寒さの厳しい冬の海なんだろうなぁ。

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風邪引き中。

2004-11-19 05:21:04 | 我思う、故に書くなりよ。
セキは出ないが、全身が余すところ無く「痛い」。ハクキンカイロがいらないくらい、発熱している。
目はしょぼしょぼ。食欲は全く無い。口、喉から水分が消え、からから。脳が痛い。しむー。

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風邪ひいた。

2004-11-18 05:53:55 | 我思う、故に書くなりよ。
しぬ。くるしい。もうだめ。

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で、どうするつもりなんだ?

2004-11-16 18:43:39 | 我思う、故に書くなりよ。
拉致しといて骨にして返しやがって、タダで済むと思ってんのか。

対話だの圧力だの経済制裁なんてぬるい事やってないで、総連関係も追い出せ。ついでに正常化交渉なんかやめて、即刻断絶し、飢えて滅びようがなんだろうが日本との関わりを断ち切れ。おまけに、こんな国の後ろ盾やってる国になんかにODAするな。企業も引き上げろ。

と、素直に思うが、拉致された人達の生死すら満足に確認出来ないのでは、やぶ蛇にもなってしまう。生きていたら「人質」に他ならないワケだ。再三、明らかにしろと要求しているにも関わらず、何も進展しないに等しい情報しか出て来ないのは、絶対に出せない理由があるからだと思う。

これを出してしまうと、国家として成り立たなくなる様な事だと思う。そう言う立場に置いていたか、そう言う起用の仕方をした人材だったんだと思う。国防上の理由からか、ジャンパー野郎に近いからか、どうだか判らないが、たまたま、そういう起用をされずに生存していた人が帰国出来たと言う事なんではないだろうか。拉致問題を明らかにしてしまうと、大韓航空機爆破事件も認めざるを得ない。国際的に存続出来ないだけの事をやっちまってる国なんだ。だから、明らかに矛盾だらけの情報しか出して来ないし、得られた情報も少ない。それで押し通すしか、やつらに道が残って無いのだと思う。

やつらの欲しいのは「金」だ。ところが法外な金額を与えても、出せない物は出て来ない。くだらない情報と引き換えに米や金をせびり続ける事はあるだろうが、日本が納得できる回答なんか出しては来ない。いくら再調査を求めた所で、出せない物は出せない。矛盾を切り崩した所で、真っ当な回答なんか出来ないとしたら、日本はどうするつもりなんだろう?

経済制裁が切り札と言うが、やつらのバックは中国だし、ロシアだって体制は変わっても後見人であるには違いが無い。相当強硬な制裁で無い限り、痛くも痒くも無いワケだ。おまけに、制裁の発動は彼らが言う所の「宣戦布告」でもある。調子に乗ってる中国が乗っかって来る恐れだってある。

状況によっては形だけの謝罪は繰り返すが、賠償なんか絶対にしない国だ。拉致されて殺されて、ごめんなさいで、誰が納得する? 即刻、拉致された人が生還しない限り、納得出来る回答なんかもうどこにも無いんだぞ。国家の主権は侵されるわ、米や金をふんだくられるわで、日本はどうしようとしているんだろう? 

なぁなぁな解決で幕が引かれ、他人事で終わってしまい、深く考えもしないまま国交正常化で良しとする様な日本人ではありたくない。不条理な悲劇を強要され続ける家族を、テレビのこっちで応援する事しか出来ないのかどうか? 考えなければいけないし、日本がどういう態度で臨むのか、きっちり見ておかないといけない。そういう段階に来ているんだと思う。

自分の家族が拉致されて骨で帰ってきて、はらわた煮えくり返らない人なんかいないぞ…。

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あぁぁぁ…

2004-11-15 23:57:49 | 我思う、故に書くなりよ。
もう! 間に合わないよぉっ! うわあああぁぁん…。
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私は貝になりたい…。

2004-11-14 07:37:44 | 我思う、故に書くなりよ。
フジテレビでやっていた「人間の証明」。最終回を観るの忘れてた…。

3倍速で録画しているビデオの真ん中より後ろを何気に観たら、録画してあったので、気付いた。

あー。これはこれで良いエンディングかも知れないなぁ。劇場版では碓氷峠の霧に包まれる谷間に消える母であったが、それを呆然と見つめる棟末ともう1人の刑事。NYでは老刑事が暴漢に刺され、ジャンクの街に寂しく息を引き取る…。

リメイクがうまく成功していると、多少、原作と違った部分があっても違和感が無いと言う例かも知れない。警察内部のしがらみが強く出ていたのも印象に残る。この辺はあまり劇場版では無かったと思う。

劇場版で存在感をたっぷりと表現していた俳優さん達の多くが、惜しい事に故人となられている。三船敏郎、松田優作、ハナ肇…。仕方ない事だけれど、見返す度に、残念な思いでいっぱいになる。

白い巨塔もそうだったけれど、原作が発表され、最初に映像化されてから、ひと1人の人生と同じくらいに時間が経っている場合も少なくない。実際、親子二代で観賞するなんて事もあるワケで、そこの価値観の差はとても大きいと思う。昭和の真ん中辺の生まれと、平成生まれじゃ全然違うワケで、生活も考え方も相容れない物があると思う。

だが、名作はそれらをも超えて、感動を与えるんだよなぁ。(しみじみ…)

私がオリジナルでもう一度観てみたいのが「私は貝になりたい」。そして、リメイクをして欲しいのもこの作品である。テレビドラマで、白黒だった覚えがあるが、さすがにオリジナルをリアルタイムで見た事は無く、何かの記念で再放送された物を観ている。なんとなく、フランキー堺をビートたけしに重ねて観ていた気がする。「メリークリスマス ミスターローレンス」が話題だった頃だろうか。

どちらも日本の戦争を描いた物だが、B級、C級戦犯がキーワードとなる。戦争していた事は学校で習う。だがその後の事は習った記憶が無い。まぁ、極東軍事裁判くらいは習うか。それにしてもその言葉以上に深い、裏の話は習わないと思うし、知っている人も確実にその数を減らしている。

「次に生まれてくる時は、貝になりたい。物言わぬ貝になりたい…」

確か、そんな台詞がラストに流れると思った。静かな海の底で、静かにじっと、貝は佇むのである。

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