・・・私は六十歳を過ぎてから、医者が少し好きになりました。
人間も年を経てくると、身体のどこかが、何時、故障が起きたり、ダメになったりするかわかりません。
その不具合の発生を、全て予知することは難しいですが、徐々にダメになっていく場合はかなりの場合、幾つかの指標を観察することによって、それを予知することが可能かと思っています。
そのためには、専門家である医者と仲良くなって日頃から定期的にいくつかの指標の自分値を知っている、必要があります。
病院の医者に、度々お世話になり、分かってきたことは、病院の勤務医も患者に相対して診察することは仕事ですから、一応の対応はしますが、簡単には人間関係は出来ませんので、初対面に近い患者の診断は通常の診断で彼にとって仕事そのもので済ますと云う事です。
何人かの医者に定期的に、掛かっていると、彼らとて、気心の知れない患者にはバリアーを作って、親身な話はしないようですし患者の希望はなかなか用心して対応してくれないことを知ります。
逆に、彼らも長い勤務時間の中、知った患者が来ると気を許せて色々な健康相談のような雑談に応じてくれることも知りました。
そういう関係ができた医者は本当のかかりつけの医者として、守備範囲外の健康相談も乗ってくれるので、患者側としては精神的に救われることが多いです。
私の場合は人間ドッグの検査結果で、検査値が規格値に引っかかる項目はありますが、それ以外は、これと云って病気の意識のある身体的問題はないのですが、平均的に月に一度は医者に行って、診察、検査をしてもらっています。
身体的個所としては目、歯、内科、泌尿器などです。
目の場合も三か月に一度程度の割合で、病院に行くと眼圧、視力、時には白内障検査なども実施してもらっています。
何回かに一度は医者も気になる美容器のチェックをしてくれます。
内科の場合は45日に一回程度、病院に行って診察、血液検査、尿検査をしてもらっています。
私の場合は両親、兄弟の病歴を見ていると遺伝的に循環器関係の疾患が起こりやすいと思っていますので、中性脂肪、コレステロール、尿酸などの項目を注意しています。
そのほかに体重、血圧などを定期的に図っているので、変化があると医者に相談します。
こういう環境を作る為にも、積極的に、私自身が医者を好きになって仲良くなることは必要かと考えています。